++たらたら日記++

現在絶賛放置中。
感想等は基本毒吐き。
サイドメニューはプルダウン式です。
最近、コメントの表示に若干の不具合が出ていますが、
管理人にはきちんと届いています。

ドラマのこと

 このあいだの記事で、08年自分的トップ3とか書きましたが、「鹿男あをによし」入れるの忘れてました。というか、07年の作品だと勘違いしてた。次点、くらいかな。
 お話ゆるかったけど、あの雰囲気ある画作りは好きでした。舞台関西だったし。



 相棒。
 微妙に溜めていたけど、やっと追いついた。
 うーん……。単純な逮捕劇に終わらない重さとか苦さが相棒の魅力ではあるのだけれど、前シリーズあたりから、自分にとってそれらが「気の滅入る」ものになってきていた。
 もう少し軽やかなものも見たいなあ、と思いつつ向かえた今シーズン。
 やはり重く始まった。
 事前に薫ちゃん卒業の情報は聞こえていたから、覚悟しつつ見ていて。
 まあ、方向性の違いで気持ちが離れるとかじゃなくて、薫ちゃんが右京さんをリスペクトしたままの別れでよかったかな、と。
 あくまで、まず卒業ありき、で、無理矢理話をでっち上げた感は否めなかったけど。

 正月スペシャルは正味2時間なのでなかなか見る時間を取れず。
 はじめの30分くらいは、いまにも薫ちゃんがひょっこり顔出しそうな感覚にとらわれ続けて、寂しさを今さら痛感していた。別れの回までは覚悟決めてて感情麻痺させてたので、初めて動揺した。
 あのお嬢さん、ゲストだったのね。
 いかにもデカくて存在感ある薫ちゃんとちがって、捜査受ける側が気を許してホイホイしゃべってくれそうなのが面白かったけど。
 そうそう、極々個人的なポイント。空劇ライダーショーのアンデッドのお兄さんこと西村智治さんがはじめのほうで逮捕されるエコテロリスト役で出てた〜。所属…ていうか預かり状態(?)になってる事務所が相棒のアクション指導をずっと担当してる関係か、西村さんちょくちょく相棒に出てるみたいなんだけど、今回はちゃんと顔を認識できるくらい映ってたなあ。まあ、共犯役で1秒だけ映ったときだって見分けたけどさ。さすがにドームシティでうさぎの着ぐるみに入ってたとか言われてもわからないけど!

 誘拐の話は、ひさびさに軽やかで面白かった。どんでん返しは意外だったし。
 「そっちに行くか〜」と叫んじゃった。ダンナが(笑)
 脚本の人、名前知らない人だったなあ。競走馬みたい。
 二課の凸凹コンビの凹の人撃たれてそのまま捜査続けてたけど、病院行ったほうがいいんじゃない?


 月9のヴォイスは、私はまだちゃんと見てないけど、ダンナはドンピシャ好みだったらしい。監察医の卵の青春群像劇。青々しい連中が青々しく推理してるのが良いのだそうだ。


 トライアングルはわたくし正直、脱落気味。
 仰々しい思わせぶりな演出についていけません。
 しっかり追いかけていれば面白くなりそうな気配はあるんだけど、ね。
 少女一人の時効を迎えた事件にしてはあまり仰々しい騒ぎっぷり。
 情報を出し渋って強制的ミスリードを続けていくのかなあ。


 ありふれた奇跡。
 一見、ごく普通の日常を淡々と描いているのに、まるで積み木細工を見ているような不安定さを覚える。
 主人公の一人のお嬢さんが見た目以上に精神的に病んでいるらしいというのもあるし。
 過去の傷やら破滅の萌芽をおもいきり抱え込んでいるっぽいし。
 とりあえず、コンクリ片まみれの作業着バタバタさせていたら、飲食店としてはお引き取り願うでしょう、差別云々以前に。


 銭ゲバ。
 正直、「何で今頃!?」なんだけど。
 さすがにこの原作は読んでないし、物心ついたときには「昔の、物議を醸した問題作」でありました。
 でも、松山ケンイチ主演だから見る。
 好きとか嫌いじゃなくて、なんというか「セクシーボイスアンドロボ」のロボ役見たとき、この人天才だと思いまして。
 もう絶対的に役者として信頼しておりますのよ。

 うむ、しかし、この話、ほんの2年ほど前ならあまりにも別世界の話だったろうに、今の不況風のせいで妙にリアリティが生じてしまったのな。
 まあ、内容は実に昔懐かしい香りが吹きまくっておりました。
 貧しくも肩寄せ合いいたわり合い生きてる母と子。
 父親は死んでるのと、飲んだくれの暴力親父なのとどっちが不幸なんだろ、とつぶやいたけど、後者でしたね……。
 このある意味あまりにもオーソドックスな貧乏不幸劇、かえって今の若人には新鮮だったりするのだろうか。

 しかしまあ、凄まじかったなあ。風太郎は母の愛情を受け、心の持ちようについても授けられていたのに、愛する母が金のせいで踏みにじられるように命を落としたことで金を恨み。
 その恨みから、自分を気にかけてくれていた大好きな優しい近所の兄ちゃんをあやめてしまう。兄ちゃんが自分にくれて、ずっと大事にしていたバットを使って。そのことがどれだけ彼自身を傷つけただろうか。
 松ケンの出番は少なかったけど、目元のアップだけであれだけ凄味を感じさせるというのもすごいなあ。
2009年01月20日(火) (感想::テレビ)

ドラマのこといろいろ

 すでに若干時期遅れの感もあるけど前期のドラマ最終回の感想まだのものとか、新番組の話とか。

 セレブと貧乏太郎。
 ……初めの頃はもう少し面白くなるかと思っていたんだけどなあ。
 とりあえず、キャストの人数は三分の一でよかった。多すぎで持て余してるのがありあり。(話数も三分の一でよかったんじゃね、とはダンナの弁)
 最終回も、あまりにも予定調和というか、予想の範囲を一ミリも出ない展開で。
 どうせならロンドンまで流されれば良かったのにとダンナは言うが、潮流の関係でせいぜいパリ止まりだろ(え、そういう問題じゃない?)
 とにかく、恋心を全部台詞で語らせてしまうのは反省していただきたい。

 風のガーデン。
 最終回見終わって、「終わっちゃいましたねえ」と深くため息をついた。
 フジテレビの底力を見た、という感じ。
 冬の場面は、たぶん去年のうちに撮影していたんだろう。ということは、もうその時点で脚本が全てかっちり組み上がっていたことになる。
 しかもラストの咲き乱れるエゾエンゴサクは、今年の早春に咲かせるということは前年から用意しないといけないわけで……どれだけ手間ひまかけて作ったドラマなのか、という。
 最後の、主人公のいたキャンピングカーの跡だけ四角く残された花のじゅうたんの図には、なんとも言い難い気持ちで胸が一杯になった。
 でも、今まで誉めてばっかりだったので、ちょっとだけあら探ししちゃう(笑)
 主人公を追って看護師長が介護したいとやってくるけれど、彼女との不倫が引き金の一つとなって主人公の妻は自死したわけで、家庭崩壊の原因であるのに家族の前にあらわれるというのはどうかな、と思ってしまった。それだけ必死だったということなんだろうけど。
 もうひとつ。カンパニュラの押し花を携えて、父の若き恋人の元へ、父の死を告げに行くわけだけど、あえてライブの前に言わなくても良かったんじゃなかろうか。ライブの後とかじゃダメだったのか。ショックを与えるのはわかっているのに。ライブを楽しみに遠くから足を運んだ人もいただろうに、とつい思ってしまった。
 しかし、良いものを見ました。
 うちの親が見てなかったというから、DVDが出たら送りつけようか。でもDVD画質じゃ、あの美しい風景の魅力がなあ……。


 突然だけど、2008年の、自分的ドラマトップ3。
 1位。ゴンゾウ。
 風のガーデンとだいぶ迷ったけど、相棒と相棒の間に挟まって知名度いまいちみたいなのでエールを込めて。
 1クール単発ドラマなのに登場人物がキャラ立ちまくり。個人的に岸さんに助演男優賞をあげたい。
 で、1クールかけて一つの事件を追っていくという新鮮さ。(今まで無かった訳じゃないけどね)
 どんなサブキャラの細かいエピソードも有機的に繋がって、伏線となって最後に繋がっていくというストーリーの見事さ。
 やたら偶然が重なりまくるとことか、男のロマン過ぎなとこは、まあ愛嬌のうちで。
 とにかく放映中は必死に9時に間に合うように帰りましたよ。

 2位。風のガーデン。
 手練れのなせるワザ。
 わざとらしさを全く感じさせずに人間関係や状況を伝える手腕は見事としかいいようがない。
 で、重い内容なのに、軽妙で楽しくて柔らかくて、何度も笑わせてもらえた。
 緒方拳さんの遺作ということを抜きにしても素晴らしい作品だった。

 3位。学校じゃ教えてくれない。
 同性愛とか色物扱った際物ドラマかと思えば、真っ正面から若者の苦悩に向き合った、非常にまっとうな青春ものでした。
 出演者たちの演技の未熟さを初々しさに昇華した演出に拍手。テンポの良さにどれだけ笑わせてもらったことか。
 でもこのドラマ、男同士&女同士のキスシーンしかなかったのよね。今日ダンナに言われて気づいたわ。

 次点はロス:タイム:ライフかハチワンダイバーか悩むところ。ハチワンはラストの暴走がなければなあ。


 新番組。
 トライアングルは思わせぶりな演出が鼻につくけど、とにかく出演者が豪華すぎるし、まだ謎出しの段階なのでもう少しつきあってみる。

 ありふれた奇跡。
 脚本家の名前見て、辛気くさくなったら嫌だなあとか思ってたけど、台詞のやりとりのリアルなぎこちなさがなにやらおかしみを含んで、すっと見られました。これまた手練れの作だなあという感じ。しかし主題歌豪華すぎるだろ。
2009年01月08日(木) (感想::テレビ)

テレビの話とか

 いいかげん、さら電の感想とか書きたいんだけど、どうしても構えてしまってキーボードに向かえない。もう忘れてしまうよ。
 最近ほんとに思うことを言葉にすることが出来なくなってしまってる。

 あきらめて、適当にテレビの話。

 貧乏太郎は終わりかと思ったらもう一回あるのか。
 話とか設定とかあまりにもあまりな部分が多かったけど、「かみじが嫌み無かったし」で済ませてきてた(ていうかムリに納得してた)けど、ここ2回ほどはフォローできん。
 会社のデザインチームの温泉旅行とか、商店街チーム交えての招待状争奪戦とか、正直要らないシーンでしょ。キャスト集めちゃったからしょうがなく出番作ってるとしか。もしくは1話で済む話を無理に2話にしてるか。あれでだるま屋のオヤジとお局様がくっついたら笑う。
 幸子さんと後藤田さんは前回いきなりフラグが立って、ダンナと私で大ブーイング。アリスと太郎がくっつくというのがどうも我らにはピンとこなくて、太郎は幸子さんとおさまってればいいとずっと思ってたもんで。
 ところでゴーストライターの回の弟者、すっかり変人役が板に付いてしまって(ほろほろ) 重宝されとりますなあ。

 オーマイガール終わった。わんこ可愛いよわんこ。川の字で寝るのは人間様は気持ちいいけどわんこには暑そうだ。
 耕太郎の泣き顔が「ビタミンC足りてないもこみちだ」とか、杏ちゃんのケープが子泣きじじいの蓑にしか見えないとか、感動の場面でしょうもないツッコミをつい入れてしまう。
 まあ、わんこと子役が可愛かったし、主役の心情がわりとすんなり胸に落ちてきたから、悪くない落としどころじゃなかったのかなと思う。
 しかし耕太郎、アパートを出たり戻ったりの繰り返しだから、荷物があんなに短時間でまとまっちゃって不憫な。


 東映チャンネルのピンスポっちゅう5分のスポット番組で、ダイレンジャーの出演者男性陣4人が出演。いきなり変身ポーズ(気力転身オーラチェンジャー!)ぷらす変身後のポーズ(五星戦隊ダイレンジャー!)の部分をかましてくださいました。いやもうみんな脚上がる上がる。戦隊屈指の難易度といわれる名乗りポーズを素面で演じた方々なので、おそらく猛特訓したでしょうから、体に染みついてるのでしょうか。
 みなさんそれなりに老けていましたが、十二分に格好良い男前揃い。調べてみたらもう15年前の作品なのね。自分が見たのはここ数年のことだからそんなに懐かしいとは思わないんだけど。それだけ経ってもキャストがそれだけ揃うというのも凄いことだと思う。
 それにしてもみなさん実に仲が良さそうで、楽しそうに話してました。見ていてほんわか。

 ダイレン本編は今週はクジャク登場の回。いやあ、女が見ても本当に美しいなあ、クジャク殿。大五がぽぅっとなるのも仕方がない。しかし大五てば斬りつけられて「すごい拳法の腕だ……(はあと)」とか言ってんじゃないよ、もう。見てるほうが恥ずかしいよ。
 前見ていて感想書いてた頃に言及したかどうか忘れたけど、ダイレンの中では緑を注視してしまうなあ。クジャクとの純愛ひっくるめて好きです、大五。こっぱずかしさ含めて、ええ。微妙に美男子とは呼びがたいルックスだけど(ごめんなさい)、目元の表情の鋭さが実に良い。ヒーロー然とした張りのある声も素敵。生真面目なくせに変身すると幻山手線だったりシャダムがお尻ペンペンだったりロッドで金的攻撃だったり、珍妙でえげつない(汗)ところも好きだ。
 変身前は後ろから見た立ち姿がすごく綺麗だ、と変態的な意見をつぶやいておく。いやほんと立ち姿の綺麗な人は男女問わず三割増しで見栄え良くなると思うよ。
2008年12月09日(火) (感想::テレビ)

テレビの話

 寒い。
 指がかじかむ。
 一気に寒くなったから体が慣れてない。

 いつのまに11月も三分の二過ぎちゃったんだ。

 東映チャンネルでダイレンジャーが始まった。
 前に一度見てるからもういいかと思ったのに、つい見てしまう。
 ツッコミとか茶々入れる余裕もなく、ただもう格好いいと思う。
 名乗りも得物使った殺陣も見惚れる。
 龍に飛び乗るアングルもステキ。
 エンディングが特に好き。
 合いの手にあわせて挿入される演舞がぴたりと決まって生理的に気持ちいい。
 途中に入ってくる笛の音がまた気持ちいいんだよなあ。

 秋ドラマもだいぶ進行して、毎週見るのが限られてきました。

 月9はあっさり脱落。2話目にしてひたすらツッコミとあら探ししかしていない自分たちに気づいたので。主に植物状態の彼女についてだけどね。目開けっ放しなら目薬さしてやらんと、とか。人工呼吸器外したら即ご臨終しそうな描写見せておいてピアノの横座らせるなよ、とか。実は意識あるのだとして、ワザとならじっとしてることに発狂しそうになるだろうし、「ジョニーは戦争へ行った」みたいに意識はあっても体が動かないのだとしたら、瞬きするとかで他人に伝えるだろう。「潜水服は蝶の夢を見る」とかいう映画はそういう話らしいし、ブラックジャックでは呼吸の長短でモールス信号してたっけ。最初からネタ満載なドラマなら突っ込むだけ野暮というものだけど、なまじシリアスっぽく作ってるものだからどうにもね。

 相棒は結局周回遅れくらいで見てる。
 社会派も問題提起もいいんだけど、正直気が滅入る。以前はもう少し気楽に見られる話もあったんじゃなかったろうか。

 貧乏太郎は、お約束だねえアハハハで見てる。
 金髪のねーちゃん金髪似合わなくてかわいそう。

 オーマイガールは犬カワユス。モッコモコ。
 出版詐欺の話、コンテストがどうこういう最初の時点で「どっかで聞いたような話」と思ったらほんとにそのまま進行したので失笑続き。

 風のガーデン。時刻が遅いおかげもあって、一番腰据えて見てる。生死を扱った重い話なのに、結構笑いどころがあるって凄いな。ハチ屋のにーちゃんの超ポジティブっぷりは羨ましい。岳の人間レコーダーっぷりも可笑しい。あれ、台詞入れるの大変だろうなあ。

 教師再生は見たり見なかったり。どうもあのスーパー中学生(笑)に馴染めぬ。


 ついにうちにもねんきん特別便がキタ〜。
 共済に入ってるのはわかってるけど自分で手続きとか一切してないからピンとこない。
 ガッコ出て就職してからそのまま今に至るなので記述も一行だった(笑)
 しかしえらい出費よなあ。
2008年11月19日(水) (感想::テレビ)

ドラマいろいろ

 最近仕事がバタバタしてる。
 一週間が5日しかないような感覚。
 記憶も若干吹っ飛んでる感じ。

 ドラマいろいろ。
 今期はとりあえずいろいろ見てる。
 3話くらいまで見てるのとか、1話抜きで2話だけ見てるのとかバラバラだけど、まあ順不同に。

 月9
 なんか覚えられないタイトルのやつ。えーと、イノセント・ラブか。横文字のタイトルはごっちゃになっちゃうんだよ。どんだけ脳味噌老化してるんだか。
 気が滅入る。
 主演の堀北さんには好感持ってるんだけどね。雰囲気持ってる人だから。今回見て思うのは姿勢が良いよね。男女関係なく背筋がすっと伸びてると3割増しで男ぶり(女ぶり)があがると思う。ちょっと上品な感じになるし。
 その上品さがドラマに「合わない」ことになるかもしれないなあ、なんてダンナは言うのだが。
 ついでにダンナは、ピアニストのお兄さんの笑顔がわざとらしいのは、本職の役者さんじゃないからなのか、本当は辛く重いものを背負っているが笑顔という鎧を纏っているのだということを表現してるのか、どっちだろうなんてゆうております。
 ところで、刑務所のお兄さん、実は血が繋がってませんフラグ立った?

 火曜
 セレブと貧乏太郎。
 1話は見てませんが。
 ヘタするとジメジメしそうな話がそうならないのは主人公のキャラのおかげかな。
 パーティであれだけ露骨にいじめられて、楽しかったとか良い人だとか言える、その君の感覚に脱帽だわ。
 上戸さんはどうも出演作に恵まれていない感じだったので、頑張っていただきたい。

 オー!マイ・ガール!!
 これまた1話見てませんが。
 子役と生き物(犬)っつったらある意味卑怯のタッグですな。
 古田さんここにも出てるのか〜。
 いや、確かに女の子可愛い。
 で、マネジャーがむ〜か〜つ〜く〜。
 思わずブラウン管(うちでは現役)に向かって悪態ついて、ダンナに「彼女はそういうキャラなんだから」となだめられた。どうどう。

 水曜
 相棒はまだ見てません。
 ……見るかな? 必殺「なかったこと」を発動させるために見ずにおこうか。

 OLにっぽん
 1話の20分で挫折した。
 だって、ワザトラ……
 ダンナによればおもしろかった、らしい。
 うん、まあ、とりあえず、上司のえせ関西弁が気になる気になる。

 木曜
 風のガーデン
 ……なんかもう、緒形さんがどんな気持ちでああいった台詞を言ったのかと思うと、ドラマ以外のとこで泣けてしまいそうになる。
 それはおいといて。
 脚本、手練れだなあ。
 1話とかはカードを配置している段階なわけなんだけど、その配り方がうまい。
 おじいちゃん先生と患者さんの世間話とか、娘に対する記者のインタビューとかで、非常に自然な形で視聴者に情報が伝わる。
 しかし娘さん、不倫が周囲にバレバレですよ?
 主人公の仕事っぷりを見てると自分の手術の時のことを思い出すわい。手術台の前で執刀の先生に挨拶したまでは覚えてるんだけど、そのあとの記憶が一切無い。台に上ったりいろいろ付けたり、終わって管抜いたりとかあったはず、なんだけどね。
 それにしても主人公、顔が良くて仕事が出来て、しかもユーモアセンスがある、となると、こりゃもうモテモテだね。うらやましいことだ。
 主人公よりやや進行した同じ病気かつ似た境遇の患者さんを配するところもうまいなあ。彼の病状を説明することイコール主人公の近く陥るであろう状況の説明だし。主人公が患者に語る言葉がすべて鏡として帰ってくる。
 3回目にして家族断絶の理由が明かされて、病気もばれて、次回以降話が進みそう。

 夢をかなえるゾウ
 OL編。
 正直、脚本とか演出が取り立ててイイとは思わない。むしろぐだぐだ。なんだけど、ガネーシャとかヘンテコ偉人さんたちの台詞につい笑ってしまう。とにかく古田さん、関西弁のツッコミの間が秀逸すぎる。このキャスティングで8割方もってるドラマのような気がする。

 金曜
 ギラギラ
 これ、原作途中まで読んでるんだよね。あまり覚えてないけど。
 あの役を佐々木さんが、と聞いて、結構はまるんじゃない?と思ったけど、実際かなり良い感じ。
 容姿だけではなく経験と気遣いで人の心を掴んでいく、という役柄に、佐々木さんの若い者には出せない色気がピタッときてる。
 あー、でもこの先の展開ほんとに忘れた。
 秀吉は出るのかな。ちょっと猿顔な彼、割と好きなキャラだったんだけど。
 ……って、おっと、今ググってみたらカブトのかがみんの人か……って……え?

 サラリーマン金太郎
 略してサラ金?
 ていうか、いまどきサラリーマンって言い方する?
 まあ、こういうのはお約束の固まりでいいんだろうけど。
 敵ボスがいかにも安っぽいのはいかがなものなのかなあ。
 主役はケンカで暴れるシーンはさすがって感じなんだけど。普通の時の台詞も同じくらい力込めてくれたらなあ、とはダンナの弁。
 1話で出てきたヤクザの若が、あまりにも服に着られてたので大爆笑。小学生用歴史副読本で子供が時代風俗のコスプレしてる表紙シリーズのやつとか、キャストを全て子供で撮影したアメリカのギャング映画とか思い出しちゃったわ。銃の代わりにパイ投げするやつ。せっかくイケメンなんだから昨今のインテリヤクザ風にしてあげればよかったのに。
 しかも役者さん確認しようと思って公式サイト行ったら、キャスト表はおろかあらすじにも一文字も触れられていないという。ほんっとドラマの公式なんてどこも役立たずなんだから。

 土曜
 ブラッディ・マンデイはまだ見てなーい。初回2時間て、嫌がらせみたいなものだ。

 スクラップ・ティーチャー
 生徒が教師を更生させるってのは珍しいパターンやね。
 職業柄、小中学校の先生に会うこと多いけど、学校の先生ってホント忙しいみたい。それも直接授業に関わることじゃなくて、やれ県からの調査だ、やれ団体の総会だ、やれなんとかの委員会だ、と、そういったことで忙殺されまくってるみたい。最近は教育改革とやらで色々増えて、余計に授業に関わる時間をさっぴかれてるというのが皮肉なもので。
 話それた(汗)
 まあ、初回の学校が荒廃していく様子というのが妙にリアルでございました。
 ところで、これの主役って誰?
 杉先生だと思っておいていいの?
 とりあえず目下のこのドラマの楽しみ方は、あのスーパー中学生(笑)たちの正体。
 宇宙人。
 アンドロイド。
 歴史改変が目的の未来人。
 過去の時代の人(江戸あたり)。
 80歳くらいの老人の脳を若者の体に移植した。もしくはクローン技術で若返った。
 さて、どれでしょう。
 え、本当の中学生? ありえないありえない。
 まあ、冗談はともかくとして。
 あの3人が杉先生や高須先生に行ったことはただのリンチだ。
 終わりよければすべてよし、なのかもしれないけど……。
 そして、彼らのなかなかお上手なアクションシーンに、私はなぜかカタルシスを感じることはできなかった。
 やはり弱くてもみっともなくてもお馬鹿でも、ボロボロの先生にグッとくるというものですよ。
 高須先生も自分なりの責任感とか正しさとかバランス感覚もってたわけで、そのへんがまた妙にリアルなのよね、このドラマ。

 Room of King
 これまた、わりとぐだぐだなドラマだと思うんだけど。
 なんか、それなりに楽しんじゃっているんだよね。酷評してる人もいるけど。
 とりたててどこが良いというわけでもないんだけど。むしろ、パーツパーツを取り上げてしまうとマイナス要素ばっかな気もするんだけど。
 番組としてあがってしまうとなんか妙に緩〜くまとまっていて、こっちも緩い気分でぼやっと眺めてしまう。
 まあ、ホテイさんのネタとか、自分にはよくわかんないんだけど、今日本のどこかで何人か大爆笑してる人がいるんだろうか、なんて思わされたけど。
 どこか、自分の手の届かないところに本当の笑いのキモがあって、触れられずにいるような、変なもどかしさを感じていたりする。
2008年10月23日(木) (感想::テレビ)

テレビの話とか

 俳優の緒形拳さんがお亡くなりになったと聞いて驚きました。
 なんとなく、まだずっとこれからもお爺ちゃん役として活躍され続けるようなつもりでいたのに。
 自分の記憶に最初にはっきり残っているのは黄金の日日の秀吉役ですね。いまでも秀吉というと思い浮かべるのはあの超悪役なキャラなのです。
 ご冥福をお祈りします。


 さて、長い改編期を経て新番組もぼちぼち始まりだしました。
 とりあえず、1話はできるだけ見たいなと思いつつ。

 夢をかなえるゾウ。
 初回のスペシャルだけ見て、本編の女性版は未見ですが。
 正直お話は他愛ないというかご都合主義なんですが。
 ガネーシャ役の古田さんがかわいくてかわいくて。
 会社の人が自分のこと知らないのに拗ねて、押し入れの中でべそべそ泣いてる姿なんてどこの五歳児かと。
 ところで有給休暇中って普段どんなお仕事してるんですかガネーシャさん。

 Room of king。
 正直最初の10分はつらかったかな。
 女医さんの描き方とか、花屋のバイトくんのいい加減さとか、けっこう神経逆なでしてくる感じで。
 まあ不動産屋さんの謎めきっぷりに気を取られて、最後まで見ましたが。
 複数いるうえ未来予想までしちゃう不動産屋さんに、ダンナは理詰めで正体を考えようとしていましたが、私は「森の妖精さんみたいなもんじゃね?」と。
 じゃあ三人目は鼻の長い妖精かな、とか言ってたら、眉の濃い妖精だったわね。
 しかし……杏ちゃん……恰幅良くなったわね……(汗)

 ところで、前期のドラマで触れてなかったのですが、33分探偵も一応見てました。
 見ていたというか、流していました。
 ……けど、ぶっちゃけ、ちっとも面白いとは思えませんでした。
 ダンナも同意見。
 ネットでブログとか読ませてもらってるとこでは皆結構評価高かったんだけどなあ。
 あの魅力がわからんものはセンスが無いんだというのなら、センス無し子で別にいいや。
 ダンナと話をしていて出た意見は、関東と関西の笑いの違いじゃないかってこと。
 関東の方じゃ考えオチ(「○○とかけて××と解く、その心は」みたいなやつ」)で「ああ、そうか」で笑うんだけど、それって関西人にとってあまり面白くないな〜と。
 とりあえず、33分探偵の、ここでこう笑わせようという練って構築してくる感じが、どうにもツボを外してしまったらしい。
 ああ、あと今書いてて思ったんだけど、間というかテンポも合わなかったんだろうなあ。


 最後に、これはテレビの話から離れてしまうんだけど。
 青年漫画週刊誌のモーニングに少し前にとり・みきさんの連続読み切りが載っていて、ページの密度の濃さにくらくらした。
 洋館に入ると外で雷がゴロゴロと轟きだした……と思いきや、階段をなにかがゴロゴロ転がっていたのだった。
 って。
 ああ、これは池田屋階段落ち、これは「転校生」。これはエイゼイシュテインの「戦艦ポチョムキン」、これは……ワカンネ。
 てな感じで2ページほどのあいだにどんだけネタを詰め込んでるんだっつう。

 なんか、こういう作者が読者への挑戦みたいにしてパロディやらなにやらネタを仕込んで、読む側も嬉々として探し出すような漫画って、最近あまり見ないような気がするんだけど、単純に自分の今の守備範囲に引っかかってこないだけなのかしら。
 学生の頃ってそんなタイプの山ほど読んでた気がするけど。
2008年10月07日(火) (感想::テレビ)

ぼくらの

 なんか、最近本気で日記の書き方を忘れてきたような気がします。
 今までも、間があく事はよくありましたが、そういうときはたいてい何かしら鬱屈を抱えていて、キーボードの前で煩悶しながら打っては消し打っては消しして、結局ふて寝してたりしたのですが。
 最近は本当に、キーボードの前に向かう事自体が意識から消え失せてます。
 なんじゃろか、これ。

 まあそれはおいといて。

 秋の番組改編期は新番組が始まるまでの空白がけっこう長いので、録り溜めたまま塩漬けになってた番組を消化しよう、というわけで。
 ここ数日、「ぼくらの」を視聴中。

 この番組、なぜか主題歌だけ先に知っていたりして。あーにーすとーあーにすとー。
 ダンナは原作を単行本で読んでる派。
 自分は未読。

 鬼頭さんは、四季賞かなにかでアフタヌーンに「ヴァンデミエールの右手」が掲載されてるのを見て、脳髄ぶん殴られたような衝撃を受け、人形のシリーズは必死こいて読んだけど、「なるたる」は痛くて(“イタい”ではないです念のため)読めずにいた。以降ちょっと「気になるけど手が出せない」。

 とりあえず。
 よくもまあ、こんな鬼畜な設定を思いつくなあ、と。

 ダンナに言わせると、やっぱりアニメは駆け足だから、原作だと子ども達それぞれの背景が描き込まれていて余計に「きつい」そうで。

 なんていうんだろ、こういう少年少女のごく卑近な事柄と世界の存亡が同じ土俵の上で描かれてる作品群をセカイ系とかいうんだっけ?
 該当するといわれてる作品をどれも読んでないからいまいちピンと来てないけど。

 自分がもっと若ければ、きっと受け止めかたが違ってたんだろうな、と思う。たぶん、その世界に溺れ込んでいたんじゃないかな、と。
 でも、自分はもう彼らの親の世代なんだよね。
 ひりひり、びりびりする痛みがすぐそこにあるのは見えてるんだけど、触れるのは気が臆する、みたいな感じ。
 足を踏み入れちゃいけない、みたいな気もするし。

 でも、ダイチの回はずっと涙腺崩壊してましたが。

 とりあえず半分視聴済み。
 後半はアニメオリジナル路線に入っていくというし、ダンナも原作まだ続いてるのにどう持っていくか気にしてる。
 なんとなく、「彼ら」と「セカイ」の間に入る「大人」をアニメのスタッフ達は入れていくんじゃないかという気はするけど。
 もう子どもの時期を通り過ぎてしまった大人の大多数は、子どもにも神にもなれないのだから。
2008年09月25日(木) (感想::テレビ)

ドラマ最終回

 ゴンゾウ
 うむ、やっぱり「男のロマン」ていうか「男の(甘い)夢」の香りが漂ってた気がするが、まあいいや。
 で、いろいろ都合良く偶然が重なりすぎのような気もするが、劇中で「偶然もここまで来ると怖いよね」とセルフつっこみしてたので、まあいいや。
 首筋に弾丸かすってあれだけ血が吹き出てたら致命傷のような気もす(略)

 うん、でもいい最終回だった。

 犯人が、心の傷を負ったかわいそうな子ども(成人はしてるけど)であり、その動機が、「愛」を与えるためだった、というのが何となく自分的におさまりが悪いんだけど……。
 うん、それはたぶん、単に自分が「加害者は子ども」というシチュエーションがやりきれなくて苦手だというだけなんだと思う。

 「この世界に愛はあるの」
 繰り返され続けた問いに対する答えは、捜査の途中で出会った、さまざまな人たちの、それぞれの心。

 もう大丈夫そうな顔をして、こっそりロシアンルーレットを繰り返していたくすねた拳銃が、犯人に対しては弾を撃ち出し、再び自分に向けると空撃ち、ていうあたりがね、死んだ恋人の加護みたいで、そこが男の夢なわけなんだけど(笑)

 黒木さんは女先生とこの先うまくいくのかなあ。
 インコだってつがいにしてもらえたんだし。

 しかし、黒木さんが一服盛られるところ、岸さんがあんまり自然にコーヒー渡すものだから全然気付かなかったよ。
 黒木さんの中の人の演技がいろいろすごいドラマだけど、岸さんの雰囲気もなかなかのものだと思うのであった。

 このドラマのすごいところは、脇役一人一人に背負っている物語があって、それが有機的にシナリオに絡んでいたことかな。
 鶴ちゃんは警察のエラいさんの家族にコンプレックスを持っていて、その心のしこりを被害者となったもなみさんにも向けてしまって、その罪悪感を抱えつつ自分に成せることの意味を追い求めていく。
 日々野くんは功名心ゆえの焦りで、自分を頼ってくれた青年を罪に追い込んで、その贖罪にひたすらもがくうち、事件に関わっていた青年の姉を救い、青年との絆を取り戻す。
 寺田さんは怪我が原因で、孫と平穏に暮らす日常に逃げようとするけれど、孫に対して誇りを持てる自分でありたいと解決に全力を尽くす。最後のコンサートでのお孫さんとの笑顔が印象的。
 いかにも憎まれ役中間管理職な氏家さんだって、黒木さんの暴走にさんざん頭痛めつつ最後の最後にお前達のおかげで得た地位だからと自分の首覚悟で捜査を認めてくれた。
 そして名前は覚えてないけど「伝説の刑事・黒木」についてなんともミーハーかつ無責任に噂話を繰り返していた凸凹二人組の刑事さんも、黒木さんの捜査をずっと見続けていて、ついには自分の立場が危うくなるかもしれないのに岸さんと一緒に黒木さんの捜査に付き合おうとする。かっこいい台詞まで吐いちゃって。

 で、佐々木さん。
 ……この人については、なんというかもう。愛でしょ愛。
 賭けてもいいけど、そっちの方面の同人誌出るに違いない。


 学校では教えられない!
 最後までみんな可愛かった。

 単なるカップル5組じゃないところが切ないんだよね。

 カズが学校やめるのは、トムが自分離れしたのが寂しくて拗ねちゃったのかな〜と先週は思ったりしたんだけど、まあ確かにトムはカズ離れしてるけど、カズが己の自立を考えてのこと、ていうんなら、しょうがないのかなと思う。
 どんなに楽しくても仲良くても、ずっと同じではいられなくて……それは普遍的なことなんでなんとも切ない気分。うん、いつか来る別れが少し早かっただけだよね。
 なんか最初色物かと思ってたドラマで、同性愛とか変化球な要素も入ってきたけど、実はものすごくストレートに青春してる学園ドラマなんだよね、これ。

 トムがカズのために身を捧げようとしたところは見てるほうが慌てふためきましたが。「やさしくしてね」ってこら〜〜!

 こっちも愛が溢れたドラマだなあ。
 黒子に徹することを思い出した影山先生にも。
 娘さんにも。
 メーテル……じゃない、生徒会長にも。
 伝わり広がって。

 明子姉ちゃん……じゃなくて(元)校長とマイちゃんもハッピーエンドで。
 ていうか、舞ちゃん、校長先生はとっくにあなたにメロメロなんですから。そんなにビックリしないように。

 お別れのしんみりした良いシーンにもしっかりエロ写真つうオチを仕込んでくるのに笑った。

 最後は、この先の展開は見ている貴方の胸の中で、ってことかな。

 一つだけ気になったのは、カズの家庭の様子がまるで見えなかったことかな。さすがに高校一年で学校やめて受験し直すっていったら反対しそうなものだけど。


 このシーズンは見てるドラマは少なかったけど、満足度は高かった。うむ。
2008年09月17日(水) (感想::テレビ)

学校じゃ教えられない!

 ちょ、山さき潤さん出てる!!!!
 台詞はほぼ無かったけど、お元気そうでなにより。
 それにしてもほぼ180の山さきさんと背丈あまり変わらないって今時の子どもってどんだけ大きいんだ。

 うむ、しかし面白い。
 ちょっとした仕草や台詞で大笑いしてしまうのはやっぱり間が絶妙なんだろうな。

 でもシリアスなとこはちゃんとシリアスで。

 影山先生が舞ちゃんに、生徒に社交ダンスをやらせるのはダンスの素晴らしさを教えるためじゃなくて自分が出来なかったことを押しつけてるだけだろう、というのはある意味的を射ているんだよね。
 でも押しつけられた生徒達はそれでハッピーになってるので結果オーライなんだけど。

 舞ちゃんが色仕掛けで校長誘惑して数々の不祥事を揉み消していた、という醜聞も、舞ちゃんはまったくその気がなかったかもしれないけど校長のほうが舞ちゃんに心動かされて処分が甘くなったという事実は存在してるからねえ。校長の心だけが知ってることだけど。

 舞ちゃんが影山先生の娘さんに社交ダンス部のみんなの一人一人の良さを語るところはジンときたなあ。
 毎回見てきて、それぞれのエピソードをこちらも知っているからこそ響くんだけど。
 そう、十人のキャラがそれぞれちゃんと生きてるんだよね。
 それぞれがどんな子か知ってるから、それぞれの言葉や行動が納得できる。

 そして、舞ちゃんのために立ち上がろうと声をかけたのが、十人の中で一番おとなしい娘というのがまた良いんだよなあ。
 最初あんなにびくびくおどおどしていて、人に追従することしか知らなかった子が、大勢の前でしっかりとした視線を向けて自分自身のことを話す、というのが良いんだ。
 ああ、一話一話積み重なってここまで来たんだなあ、と感慨深かったわ。

 なんとか事態は収まったけど、メーテル頭の生徒会長の執念はまだ続くようで。
 予告で舞ちゃんが元校長に「会えなくて寂しかった」と殺し文句を吐いていたけれど、ダンナは舞ちゃん天然で深い意味無しに言ってるんだろう、というけど、私は舞ちゃんそれなりにラブを込めてると思うんだけどなあ。天然は違いないけど。
2008年09月02日(火) (感想::テレビ)

ドラマいろいろ

 噂の恋空、見る気はなかったのに、行きつけの定食屋で流していたから図らずも1話と3話を見てしまった。
 ……えと?
 1話で出会って……3話の時点で出来て流れて死亡フラグ?
 何話持たせる気だ。
 まあ映画だともっと展開早いと言われたらそうなんだけど。
 とりあえず主人公のお父ちゃんもお母ちゃんも呑気すぎると思った。
 十代の子の語る「永遠」は、当人は真剣・本気なんだろうけどね……。
 伝え漏れ聞く今後の展開については、何というか実に昔っからあるお話だなあ、と。

 学校じゃ教えてくれない
 ああ、もう、こいつら、まとめて可愛すぎる〜!
 可愛くて切なくてキュンキュンする。
 部長がついオシャレしてしまったり、理不尽な質問してしまったり、暴挙に及んだりする気持ちも伝わってくるし。マイちゃん、そこは抱いてやれ!と思ったらホントに抱いてあげてた。
 カズのトムへの告白シーンはてっきりまた夢オチだと思ったのに。
 「好きだ」「俺も好きだよ」「そうじゃなくて」「じゃ嫌い?」の掛け合いには夫婦で大笑い。
 変だなあ、たしかにテンポはいいけど、笑わせにかかったような演出なんて無いのに。
 なんかこのドラマって他にも、さりげない台詞のやりとりで笑いがこみ上げてくることがいくつもある。
 ともあれ、ヘビーなはずのカズの告白を実に軽〜く受け止めて流したトムだけど、その軽さがトムのすごいというか懐の広いところなんだろうな。カズが惚れたのちょっとわかる。

 ゴンゾウ
 これだけちょっと前の回の話も併せて。
 トラウマの話を一度で片づけるとは。
 ましろちゃん(違)が娼婦と言われても童顔過ぎて似合わない……と思ってたのに、意外とナイスバディ……。
 でもやっぱりまだ充分学生役できるんじゃないかと。
 どなたかが「男のロマン」とばっさり切って捨ててたけど確かに(苦笑)
 で、現実に戻って、青空の会……じゃなかった、日本青空クラブ会長さんの視線のフラッシュバックに苦しむ黒木さん。「今度はこの人に取り込まれてる?」とはダンナの弁。
 事件解決……はいいけど、会長にバイオリニスト殺害の動機が無いことをダンナが気にする。ただの練習じゃないの、と私は言うんだけど。そういえば、猟銃の引き金にかけた会長さんの指はひどく震えていた。
 それにしても内野聖陽さんの演技のすさまじさよ。
 のたうち苦しむ姿。生気抜けた顔。幻に導かれ穏やかにロシアンルーレットをやる様子。カラカラの空元気のおちゃらけ備品係復活。そして、新たな展開に見せるしっかりとした視線。どれも、まるで違っていて、どれも息をのむ。
 自分の功名心のせいで罪を犯させてしまった飯塚に面会を続ける日々野刑事とか、それぞれ皆何かを背負ってるんだなあ、と。
 ラストは、初めて、あ、これから刑事物が始まるんだ、という気分。
 捜査本部の……あれなんていうんだっけ、墨書した紙をルミ子さんが丁寧に外してたたんでゴミ箱に入れたとき、ダンナが「あれ、取っておかないんだ」とつぶやいたけど、しっかり回収して出してきましたね。うーむ、伏線……。
2008年08月27日(水) (感想::テレビ)

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