ほとんど休止状態なのであまり関係ないのですが、うちのサイトって複数のサーバで成り立ってます。 で、そのうちの一つ、忍者ホームページで先日大がかりな仕様変更がありました。 サイトにファイルをアップロードするFTPソフトを、FTPS対応ソフトのみ受け付けるようにしたのです。 ……正直なんのことかよくわからないのですが、Gumblarウイルス対策らしいです。 GumblarにFTPのパスワードを盗まれるという被害が多発したので、FTPSで通信を暗号化する……ということらしい。 FTPS非対応ソフトを排除するとどうなるか、というと、有名どころだとFFFTPとかホームページビルダー付属のFTP機能が使えなくなりまして。 仕様変更実施から約二週間。忍者さんのユーザー掲示板に「ソフトを変えたら繋がらない!!」という悲鳴が充ち満ちています。(ほとんど使ってないのに以前から掲示板は読み物感覚でずっと見ていた自分) 最初はパスワードの再設定を忘れたとかじゃないか、とか思って見ていたのだけれど、どうもそういう訳でもないらしい。 更新できないならよそへ行くから元に戻してくれ、という声が幾つも出たけれど、普段は基本腰の低い忍者さんもこの件についてはだんまりを決め込み。 そりゃ、使い勝手の次元なら考慮のしようもあるけれど、安全性に関わることなら後には引けないでしょう。 しかたなく、ユーザー同士しきりに情報交換した結果、どうやらルータに鍵があるらしいと。暗号化に対応していないルータだと、暗号化の作業を第三者の介入とみなして安全弁が働く(ゆえに作業が進まずタイムアウトになる)らしい、と。
これと平行して起こった問題が、FTPソフトを介さない、直接ブラウザでアップローダーを使ってのファイル更新方式で、一部のMac使いの人々がお手上げになってしまったらしい。 要するに少し古いMacOSそのものが暗号化に対応していないとどうしようもない、ということらしく。
ルータを買い換えるにしろ、OSを新しくするにしろ、相当の出費を強いられるわけになり、無料レンタルサイトでそんな目に遭うならよそに行くという選択も充分有りかもしれません。 でもウイルスが猛威をふるっている昨今、引っ越した先で将来似たような仕様変更が行われる可能性は多々あるわけで。 結局のところ、いまどき安全を確保しようとすると、それなりの投資をして新しい状況に対応しなきゃいけないのだなあと。
長々とすみません。これを見るほとんどの人には直接関係のないことでしょうけれど、ネットの片隅でこんな動きがあったこと、さらに広がる可能性があることを伝えたくて、あえて書いてみました。 あ、ちなみにうちの環境だと、さっくりと変更できました。ありがたや。
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