今年のことは今年のうちに……書き上がりそうにもありませんが、まあ悪あがき。
8月27日(火) Twitterでひょんなことからその存在と8月末で閉館することを知り、一度訪れてみたいと思っていた逓信総合博物館(通称ていぱーく)へ、滑り込みで訪れる。 入館料は110円だったかな。 夏休み中とあって、1階部分は子どもが参加できる体験型のコーナーがいくつも。トリックアートパズルとか瞬発力測定装置とか。親子連れで驚くほどにぎわっていました。 2階は企画展示コーナーと電信電話の歴史に関する展示。企画は絵手紙ならぬ絵封筒。切手を巧みにデザインに取り入れていてアイデアに脱帽。花をモチーフにした切手を並べて花壇風、鳥の楽園、金魚の泳ぐ水槽エトセトラ。 電話コーナーでは、子どもたちが今となっては見ることも無いダイヤル式電話を手に、慣れない手つきでジーコロジーコロして「もしもし」とかけ合っていました。(展示電話間でだけ通じるようになっていた) なんだかその姿が、こういう施設における子どもたちの姿として、非常に正しいものを見ている気がして、勝手に浸っていました。
小学生の頃、ごくたまに、百円玉数枚を握り締め、電車で3駅の青少年科学センターへ友人と出かけ、プラネタリウムを楽しむほか、とにかく一日遊び過ごした、その気分がよみがえってきます。
のんびりゆっくり2階を見学し、3階の郵便コーナーを目にして、時間配分を間違えたことに気づきました。展示の質と量が圧倒的。すさまじい情報量にふらふらになりました。 途中で一度食事に抜けて再挑戦(無論、もう一度入館料を払いなおしました) ポストひとつでも世界の各種のから、日本の歴史を追って並べてるのから…… 残り時間を気にしながら駆け足で見て回り、最後の最後で待ち構えているラスボス、世界の切手コーナー。 あれ見るだけで何日だって費やせるでしょう。 とりあえず念願だったチェコの切手を必死に見終わったところでタイムオーバー。 職員の方々が玄関でお見送りしてくださいましたが、初老の男性が「もったいない、なんとか残せないのか」と訴えていらっしゃいました。 いやしかし、まさか本当に丸一日過ごせるとは思わなかったですよ、ていぱーく。
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