++たらたら日記++

現在絶賛放置中。
感想等は基本毒吐き。
サイドメニューはプルダウン式です。
最近、コメントの表示に若干の不具合が出ていますが、
管理人にはきちんと届いています。

お出かけ

 あれ? いつのまにクリスマスイブに(汗)
 今年はなんか、どうにも季節感がおかしいねえ。
 空梅雨かと思えば雨の続く冷夏で。
 かと思えば9月になってもだらだら暑くて。
 いきなりグッと冷えたかと思えばまた暖かい日が続き。
 まもなく年を越すというのに、冬になったと実感する日は数えるほど。
 まったく今年は大概です。

 季節感狂いっぱなしでも年末は容赦なくやってきて。
 火曜は教育部の忘年会でした。
 酒は好きだけど酒の席は好きじゃない……が、まあ年に一度くらいは頑張る。
 自分のペースで飲めないお酒は悪酔いするよね。

 昨日は京都国立近代美術館へ、ボルゲーゼ美術館展を見に。
 無料券をもらっていたので、両親を誘ってデート(笑)
 今回の一番の売りはラファエロの「一角獣を抱いた貴婦人」でした。
 いわゆるルネサンス期のイタリア絵画が中心だったかな。
 全体の3分の1がギリシャ神話、3分の1がキリスト教を題材にしていて、前者はある程度わかるけど、後者はさっぱりですよ。
 ボッティチェリの作品はすぐにそれとわかったなあ。
 祝日だけど混みすぎるというほどでもなく、ゆっくり見られました。
 今回初めて音声ガイド借りてみた。面白いけど全部聞きながら見ていたらすごくスローペースになってしまって、両親を待たせてしまった。

 お疲れぎみの両親と別れて、私だけ常設展も見学。
 入ったところにいきなりピカソとマチスが置かれていて、自慢の一品なんだろうな、と。
 ルドンの絵って「キュクロプス」以外のやつ初めて見た。
 長谷川潔と村上華岳のミニ特集をしていて、華岳の墨一色で大胆に描かれた牡丹のあでやかさや菩薩たちのなまめかしい神々しさにうっとりし、長谷川潔の黒の中に浮かび上がる静物の神秘に見入りました。
 楽しかった。

 バスで河原町まで出て、まずは六曜社で一服。今回は地下やってた〜。
 席空いてたけどカウンターに陣取る。だってマスターの手際の良さったら、あんな面白いもの見ないなんてもったいなさすぎる。まあすぐに満席になったけど。
 あのブレンドとドーナッツのマッチ具合が不思議で仕方ない。
 で、それだけで出るのは物足りなかったので、追加でモカを注文。やっぱり軽い。薄いんじゃなくて軽い。不思議だ。ブレンドよりちょっと酸っぱい感じかな。
 おかわりだと半額になるのね。知らなかった。

 それからふらふらと買い物。
 妹に頼まれていた和風なストラップを物色して一応買ってはみたけれど納得できず。後日別のところでピンと来るものをさがしてみよう。
 それから、以前にウェブサーフィンでたまたまサイトを見つけていた和風アクセの店によって、銀細工のペンダントトップと蝙蝠模様(苦笑)のTシャツを購入。アクセは全部一点物だそうで、何も考えずにレジに持っていったらすごい散財。

 そして、週刊誌の京都特集に載っているのを見てチェックしていた隠れ家的な居酒屋さんへ。
 馳走いなせやさん。(おお、こうやって店名出すとまるで普通のブログのようではないか)
 飛び込みだったんだけど意外に入れました。前日までと翌日以降は宴会の予定がポツポツあるらしく、祝日は丁度谷間だった模様。
 丹波地鶏一押しらしく、ここは奮発してどーんと5,250円の地鶏三昧コースを注文。
 いや、この手のお店で、軽いもの、ガッツリ系、ご飯もの……と頼むと結果的にかなりのお値段になるのは経験済みだし、悩んでる間に料理運んでもらうタイミングずれるし。
 カウンターで、店員さんとずっとおしゃべりの相手をしてもらっていました。
 日本酒は1ショットが半合強だそうで、3杯いただきました。
 月の桂問答無用、英勲やどりぎ、燗で月の桂みずたき。
 締めは久しぶりに焼酎で丸西。
 こそこそといつものようにメールで味の感想を打ってると、店員さんに「ブログに書いたりしないんですか?」と。
 いやいや、酒のブログ書いている人は皆さん猛者ばかりだから、たまに店で飲むくらいで書くもんじゃないですよ。内容もスイーツ(笑)だし。
 楽しかった。
 ダンナさんを連れてまたお越し下さいと言われたけど、ダンナ下戸なんだよねえ。
 まあ食べ物美味しいからだいじょうぶか。

 終電で帰ると濃霧発生。真っ白で面白かったけど前見えなくて怖かった。
2009年12月24日(木) (日記)

ひさびさに綾野さんの話でも

 三石さんのメンバーズサイトのブログでも、最近ずっと書き込みしてないんですけどね。
 新しい情報が入ってこないのというのもあるですが、皆さんの熱さと距離感にちょっとついていけないヘタレです。

 まあ、こっちで書いていないうちに、ラジオの公開録画があって、朝の番組の芸能コーナーで取り上げられて(アナにしっかり名前を間違えられた)り、PVで濃厚なキスシーンを披露したり、雑誌の連載が始まったり、小栗監督作品クランクインのニュースで映ってたり、と、まあそれなりにいろいろありました。

 しばらくVB日記の更新がないと思ってたら、また何か精神的ドツボにはまっていたらしいですよこの人は。もう新作ごとの恒例行事だと思うことにしてる。

 ネタがないものだから、某所の某スレでは、女性関係暴露系の書き込みが蔓延してしまった。ガセだかホントだか知らないけど、ぶっちゃけ興味ない。まあ、こんな悪意に曝されるほどになったのねえ、と感心してる。

 年賀状のCMに出ると聞いて、バーターか、とつぶやいてしまった。
 バーターでもなんでも、露出が多くなるのはいいこと……なんだけど、あの格好は正直ダサいぞ、と。(まだ年賀公式の動画でしか見られてないけど)

 なんか、モデルの仕事あったり、超短編映画に出たり、とあるみたいだけど、さすがに手が出ないから、とりあえず次は「渋谷」かな。
 フライヤーを束で持ってる人が三石メンバーズにいらして羨ましい。
2009年12月15日(火) (役者さん)

仁 2〜6話

 遅れ気味ですが、なんとか見てます。
 最近ダンナが単身赴任状態で週末しか帰ってこないので、一緒にドラマ見るのが難しい。相棒とかもすっかり溜まっちゃって。

 ときどき、演出があざといかな、と思うことも無いではないんだけど、面白いです。
 視聴率もだいぶ良いらしいですね。
 手術のシーンとかしっかりお金かけてる感じで、本気で作っているのが伝わってきます。

 正直、原作の頭のほうはすっかり忘れているので、ほどよく楽しめます。

 平成に恋人を残してきたというのは良いファクターだなあと思います。原作の仁先生はもはやすっかり幕末に馴染んじゃってますからねえ。

 なんか脇役も含め、登場人物がいちいちみんな可愛いなあ。
 そして咲さんはいつでもどこでも男前。
 で、あまりにも(いろいろな意味で)濃すぎる龍馬は、これはいったい脚本の所為か演出の所為かはたまた中の人の仕業か……って、やっぱり中の人の所為でしょうね。絶対に楽しんでますね、あれは。
 最近原作で嫁取ったさぶりさんは、紀州の豪商出身らしいのに、言葉がまるっきり大阪下町なので、そこは突っ込んでおきたい。(中の人の所為だろうな、これも)
2009年12月14日(月) (感想::テレビ)

ぷち旅行

 週遅れの記事だなあ……。

 先週の休みに両親と一泊旅行。
 本当は、遠くに住んでいる妹が帰ってくるので親子4人水入らずで…と思っていたんだけど、諸事情で里帰り中止になったので、3人だけで行ってきた。
 彦根のかんぽの宿。広くてきれいだったし、食事の中身も良かった。サービス良すぎてちょっと「……必死だなあ」という気分になってしまった。
 生き残るために大変なんだろうな、きっと。
 温泉はやっぱりあったまるっす。

 翌日は彦根城見物。
 初めてじゃないけど、昔の面影伝えているお城はやっぱりいいねえ。天守閣で解説ボランティアの人がいろいろ説明してたけど、若干知識が中途半端で残念。天守から見える四方の景色は把握しておこうよ。
 お庭もきれいだったけど、今年はどこに行っても紅葉がくすんだ感じで残念。

 長浜にも足を伸ばして、黒壁ガラス館はともかく、海洋堂ミュージアムでは両親置き去りで一人で見学。恥ずかしいし申し訳なかったけど、面白かったよ。種々のジオラマ。
 食玩だけでミニ博物館が出来てしまうのだからすごいや。一番笑ったのはノアの方舟の乗り込み口に「齧歯類ご一行様」「偶蹄目ご一行様」と札下がっていたやつ。
 ゲーム・アニメ系のフィギュアにはあまり興味ない方だけど、再現度の高さは感心する。

 せっかくだったので、今までに飲み会で連れて行かれて良かったお店に予約入れて、両親連れて行ったんだけど、母が足悪いのに畳の部屋で、思い切り減点。
 次はせめて掘りごたつの店に……。
2009年12月08日(火) (日記)

映画「私の中のあなた」「THIS IS IT」

 知らぬ間に師走。
 11月はほんとにバタバタしていて、なったと思ったら終わってた。

 とにかく、一つずつ書いていく。


 11月25日は代休もらって、映画に出かけた。水曜はレディースデーだし。

 朝イチに見たのは「私の中のあなた」(その時間しかやってなかったので)
 骨髄性白血病の少女とその家族の物語、と書くと、きょうびはやりのお涙頂戴モノのようだが、そう単純でもない。
 愛する娘ケイトが2歳にして病に冒されたとき、両親は「完全なドナー」となるべき肉体を人工授精によって妊娠し、生み出した。それが妹のアナ。
 アナは幼い頃から何度となく手術を受け、姉に骨髄などを提供してきた。
 14歳となったケイトは病状が悪化し、延命のためには腎移植が不可欠となった。
 ところがアナは弁護士を雇い、これ以上の医療措置を拒否すべく両親を訴えたのだった……。

 ……と、ここまではネットのあらすじなどで事前に知れる範囲。

 原作は未読だが、日本語訳版が発売されたとき、それなりに評判が立ったので存在は知っていた。
 「MY SISTER'S KEEPER」という原題のほうがより内容を的確に表していると思う。
 姉を生かすための存在。

 以下、なるべくネタバレを避けた感想。
 
 ほんの数年の短いスパンの中で話が過去に飛んだり戻ったりするので、時系列の把握に若干戸惑ったが、良い映画だったと思う。
 冷徹に病状を描いていて、後半のケイトの容貌はむごたらしくさえあるのだが、悲惨な場面よりも、家族で遊びに出かけたり、ボーイフレンドといちゃいちゃしたり、そんな楽しげなシーンのほうが涙腺を刺激された。

 で、日本と米国の、なんというか、考え方の違いみたいなことも感じた。
 長女を死なせないために頑張るあまりヒステリックになっている母は、反抗する次女に「子どもは自己で判断できないのだから親に従え」ときっぱり言う。周囲も同様。
 学生の頃読まされた社会学の本などで、欧米は性悪説をもとに子どもは親が矯正して枠から外れないよう躾けてまっとうに育て上げようとする(日本は性善説で、子どもは無垢で尊いもの)とか読んだことを思い出した。体験マンガでも米国では親が意外とティーンに対して縛りが厳しいとかあったし。
 あと、一元論とか二元論とか、きちんと学んだわけでないのでいい加減言うと怒られそうだけど、米のほうが身体と精神は別のものという割り切りが強いような気がした。たぶん、移植に関しては日本人はもう少し抵抗があるような気がするのだけれど。
 この映画を日本人が見ているのと、本国でのとらえ方にはきっと差異があるのだろう。

 終盤は前から横から後ろから、鼻をすする音が響きっぱなしだったけれど、私はほとんど泣かなかった。これはある種、希望を含んだ終わりだと思ったから。希望は違うかも知れないけど、スコンと明るい終わりだったと思う。


 もう一本、「THIS IS IT」を見た。
 自分は別段マイケルのファンじゃないのに、足を向けたのは、あちこちの感想の熱さに当てられたから。

 そう、ファンじゃない。曲もほとんど知らない。
 十代の頃あまりにも人気だったから、へそ曲がりの私はそっぽを向いていたのだ。

 ただ。
 自分が初めてマイケルの存在を知ったのは、NHKの洋楽紹介番組だったと思う。ふと画面を見ると「BEAT IT」のPVが流れていて、歌と踊りの渦に群衆が飲み込まれていくさまに、体の内側からざわざわと何かが湧き起こる高揚感を覚えた。
 もう一度見てみたい、と思ったけれど、直後に「スリラー」が大ヒットして、テレビで見かける映像はそれ一色になってしまった。ちょうどその後、受験のためにテレビを封印してしまい、解けた頃にはへそ曲がり発動してしまったので、二度と見ることはなかった。……死亡後のニュースでやたらと流れるまでは。

 マイケル世代でありながら、マイケルと無関係でいた自分は、後々テレビのニュースで容貌が形容しがたく変貌していく彼に、何とも言えない気持ちを抱いていた。
 貴公子ならぬ奇行氏と呼ばれるようになった彼を単純に笑い飛ばしてしまうには、たった一度だけ抱いた高揚感が、トゲのように胸に刺さって邪魔をするのだ。

 その胸のトゲを、きちんと見極めたくて、出かけたのだと思う。

 ファンではない、そもそも音楽もろくにわからない、そんな自分だったけど。
 歌い、踊るマイケルは格好良かった。
 それ以上の言葉がいるだろうか。

 ツアーのリハーサルは、リハとはいえとてつもなく大がかりで完成度が高かった。
 スタッフもダンサーも、口々にマイケルと仕事をする喜びを語っていた。
 皆で、限界を超えた、誰も見たことのないステージを作ろうとしていた。
 ……それが未完に終わったのか……

 20年以上前のあのトゲは、決して幻じゃなくて、たしかに歌と踊りの洪水の中で高揚感・快感を覚えた。

 終わったとき、客席から拍手が起きた。
 感想を読んだブログで、「拍手が〜」と書かれていたけど、やはり起きた。
 本来ならステージで行われるべき拍手だったからかもしれない。
 映画で起きた拍手と言えば、文楽人形を戸外へ持ち出した映画「曽根崎心中」を思い出す。あれも本来は舞台で見るべき作品に大して起きた拍手だった。



 2本の映画の間に、昼食をとろうとして、どこが良いかふらふら悩んでいて、新京極の、学生時代から何十回下手すると百回前を通っていた「スタンド」という飲み屋のドアを開けてみた。六曜舎に続いて、若い頃は気が臆して無理だったけど、この歳だから入ってみたお店パート2。
 うなぎの寝床のような店内の中央のカウンターには両側から多くの客が座っていて、平日の昼間からビールを手にしていた。なにもかもがそれはすばらしく年季が入っていた。昼間からステーキ定食(900円)頼んでしまったけど、付け合わせのコロッケが涙が出そうなほど美味しかった。初めての味。次に行くときはコロッケをつまみに飲むとしよう。
2009年12月03日(木) (感想::映画・DVD)

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