++たらたら日記++

現在絶賛放置中。
感想等は基本毒吐き。
サイドメニューはプルダウン式です。
最近、コメントの表示に若干の不具合が出ていますが、
管理人にはきちんと届いています。

シンケンジャー第九幕〜第十二幕 あと思うことちらほら

 ふーむ。やっぱり最初の1クールを丸ごと使って、五人の関係を一つの落としどころにおさめたってところだね。
 1年の放映が確約されている戦隊物だからこそできる業だなあ。

 第九幕
 これはもう、最後の殿の「ごめん」に尽きるでしょうなあ。
 ちょっと話それるけど、視聴者がシンケンジャーを受け入れられるか否かって、殿のあのありようを許せるかどうかにかかってる気がする。それで脱落した人も実際目撃したし。
 個人的には、割と「有り」なんですがね。
 青年と呼ぶのも幼いような若者が、懸命に威厳を保とうとし、表情を整えているその顔の下に、普通の子供っぽさがちらちらとのぞきかけているのは、なんというかこうクるものがある。
 更に余談なんだけど、殿はかなり大泉マジックが強いんじゃなかろうか。素の中の人を見ても気付かない気がする。

 からはっしーはああいう扮装をさせると似合うなあ。


 第十幕
 (木)の成長譚。
 ていうか彼の場合は毎回それになりそうな気が。
 どんだけ伸びしろがあるんだっつう。
 伸びて縮んでまた伸びて?

 獅子折神と戯れる殿がプリティ。
 で、でかいバイク乗りこなすジイかっこええ。でもどうせなら(木)を現場まで送ればいいのに。


 第十一幕
 どシリアス。
 ドウコクさまが暴れると賽の河原からナナシがあふれ出すのか。じゃあなるべくドウコクさまには落ち着いていてもらわなけりゃいけないわけだな、人間としても。
 率いるアヤカシとてなく、ドウコクさまの怨みに同調してあふれ出すナナシどもは、その無秩序さゆえに何とも不気味で、たちが悪い。

 しかし早い段階からえらくハードルの高い命題が来たね。
 ドウコクを封印できるのは志葉家当主のみ、ということで、敵さんは今までの破壊活動プラス殿の命を狙うことを優先的にやってくるわけで。
 侍たちとしては人々を守るプラス殿を死なせちゃいけないという最優先事項ができてしまったわけで。

 三つ巴の戦いは、ストレートに見応えがありました。
 ちょっとまたまた話がそれるけど。
 最近とあるサイトで読んだ記事で、仮面ライダー(この場合平成ライダー)を見る層=特撮全般を見る層ではなく、ライダーは見ても戦隊は見ない人たちが相当数いて、クウガやアギト、あるいは電王から入っても、その先に進まないケースが多いのでは、とあった。
 自分はあまり周囲にそういうことを実感させるケースを見なかったので首を捻りつつ、だとすると少数派にあたるであろう自分は何故先に進んだのだろうとうっすら考え続けておりまして。
 今回の三つ巴の殺陣を見ながら、そういえば戦隊を見始めたきっかけは、たまたま目にしたガオの狼鬼の流れるような剣舞だったことを思い出した。
 何故の答えは単純だった。格好良く美しいからだ。
 洗練された動きは美しく心動かされるから、ショー通いも止められない。
 他にもいくらでも理由は見つけられるけれど、結局それに尽きるんだろうな。

 脱線しすぎた。
 殿が家出したのは、自分を守るために仲間が傷つくことへの恐れなんだろうか。
 殿の中で何かが変わったのだろうと思っていいのか。
 それとも、それは元からあった心情なのか。


 第十二幕
 家出はいいけど、殿ってば身の回りのことは一から十まで黒子に任せっきりぽいから寝食大丈夫なのかしらと思ったら、それ以前に迷子にならはった(笑)

 いつもの戦隊なら一般市民がひどい目に遭っていても、原因の怪人を退治したら嘘のように元通り、というのがセオリーだったのに、シンケンの1話とか、あれちょっとほんとに斬り殺してるよね!?と方々に衝撃を与えていたわけなんですが……気のせいじゃなくてやっぱり一般市民の犠牲が出ているみたいです。わー洒落にならない。

 以下ミニツッコミ。
 「初めて感心した」って、さりげに殿ひで〜。
 志葉家にパソコンとかカラープリンタとかあったのか。
 合体メカ、あれ、玩具ちゃんと立つの?
 ロボが空飛んだとき(天)だけノーリアクションだったので、高所恐怖症かと思ったけど違ったみたい。
2009年07月29日(水) (特撮::番組感想)

シンケンジャー 第六幕〜第八幕

 本日2回目の記事。

 勢いでもう少し進める。

 第六幕
 年少コンビ可愛いな。
 (土)ちゃんがいじらしい。
 「どんくさい」という悪口に身に覚えがありすぎて、けっこう辛かったり。標準語だとどういうニュアンスになるんだろう。
 (火)が「嘘つき」というのがなかなか深い気がする。

 しかし、折神武装ってどんなもんだろ。あのロボさんは昨今の巨大ロボの中ではすっきりとしていてバランスが取れてると思うので(まあ個人的好みだけど)、ゴテゴテとくっつけるのはもったいない気がする。とりあえず、カブトは後ろに張り出しすぎてバランス悪いと思うなあ。あれ、玩具で再現してちゃんと立つのかしら。


 第七幕
 噂には聞いていたけど、黒子さん渋格好いい。
 能力のある美形が同じ姿に身をやつし……というと、どうしてもタマネギ部隊を思い出してしまうよ。
 前の殿が亡くなったとき、というと、あの黒子さんもまだピカピカの若人だったんだろうな。現行の侍たちと同じくらいの。

 駕籠に揺られてあんなに遠出したらお尻が痛くなりそうだし酔いそうだ。
 殿は変身時や戦闘時の声がすごく格好良いんだけど、やられ声はちょっと妙に情けない気がする。ふにゃぁ、て感じ。
 今回の大筒は二人がかりで、ちょっとほっとした。

 第八幕
 なるほど、「女装した青の白目がすごく綺麗だった!」とダンナが力説してたのはこのことか。相変わらず我が連れ合いながらチェックポイントがマイナー過ぎるよ。
 十臓ってOPにも出てたよね。声がからはっしーだ〜。
 薄皮太夫を取り囲んでの名乗りがいつもと違って新鮮で格好良かった。
 巨大雑魚敵がいるというのは、今回みたいなケースでも巨大戦が出来てよろしいな。

 あ、EDが2番になってる。


 そういえば、このあいだ映画村に行ったとき、ヒーローランドの真ん中の島にアヤカシたちがぞろりと丸く並んでいて、異様な雰囲気を醸し出しておりました。普通に怖いよ、アヤカシ。
2009年07月28日(火) (特撮::番組感想)

侍戦隊シンケンジャー 第五幕

 ふと気付くと、夏の東映特撮映画も封切り間近。
 シンケンも第六の戦士が登場したりライダーとコラボしたりあったらしいけど、まだ頭のほうしか見てないし、少しは進めておかないと……と思ってどこまで視聴済みか確認したら、なんと4話までしか見ていないではないか。これには自分でもびっくりした。もう少し進めてたつもりだったんだけど。
 なんでだろなんでだろ。題材的にはすごい好みのはずなのになんでだろ。確かにちょっと物足りない気はしてたけど、視聴のモティべーションに関わるほどではなかったはずなのに。

 まあ、ゆうててもしゃあないので、とりあえず5話鑑賞。
 ……むーん……。
 この、殿一人で新しい力を手に入れるために隠れて頑張ってしまう、という展開は戦隊物として有りなのか?
 いや、自分の戦隊経験値は他の人達にくらべればめっちゃ低いというのはわかってるんだけど、こういうシチュエーションのときって、一人で隠れて特訓するキャラのことを最初は誤解してても、そのことに気付いた他のキャラが手を貸すか、あるいは成功した後に、水くさいぞとかツッコミ入れるものじゃなかろうか。一つのエピソードのうちに。
 それが、不安を与えるわけにはいかないとか言って一人でボロボロの特訓やって、一人で完成させて、一人で仕切ってしまって、そのまま話を終わらせてしまった。((天)はうっすら勘付いてるようだったけど)
 バズーカを、一人で抱えてぶっ放してるのが象徴的だった。あれって普通全員で支えるものだよね。
 いい男がずたぼろになるシーンというのは自分にとっては大の御馳走だし(変態でスマン)。
 じいにだけ弱みを見せて甘える殿は激烈可愛かったんですが。
 うーん……たぶんずっとこのままってことはないだろうから、これから少しずつ関係が変わっていくんだろうけど、一つのエピソードでそれを見せなくて、数話かけて描いていくというのは、戦隊ターゲットのお子様の年齢相手ではなかなか冒険ではなかろうか。いやほんと、ショーとか見に行くと、お子様たちほんとにちびこいよ?

 まあ、先は長いし、噂によると6人目がずいぶん引っかき回してくれるらしいから、楽しみにしておくよ。

 ところで、劇場版の前売り買った劇場では3D上映やらないらしい。追加料金が発生しないのはいいけど。せっかくだから見てみたい気がするし、大阪まで足運ばないといけないかな。
2009年07月28日(火) (特撮::番組感想)

金田伊功氏死去

 二日遅れの反応ですが、今知ったんだからしょうがない。
 とにかく。
 ただただびっくりです。
 もうね、世代的に。
 あの頃、どれだけ、金田パース、金田ポーズのイラストを目にしたことか。
 でも、あれはほんとに動いてなんぼで。
 キャラデザと違ってても、歪んでても、ひとたび動き出せばかくもダイナミックでスピーディ。
 57歳とは若すぎますが、本当に一つの時代が過ぎ去ったなあと思います。
 ご冥福をお祈りします。
2009年07月24日(金) (未分類)

綾野さんについてあれやこれや

 珍しく、発売日にヒーロービジョンを購入。
 動機は無論綾野さん。
 斎藤工さんが持っているレギュラーコーナーのゲストとして登場。
 ……綾野さんが特撮出身ということを読者どころか、編集者も全く知らないような様子が……(雑誌の編集なんて数年ですっかり入れ替わるもんな)

 まあともかく。
 斎藤工さんは名前と顔は知っていますが、きちんと出演作を見たことはありません。
 レギュラーコーナーは毎回ゲストと対談し、本人が写真を撮るものらしい。
 綾野さんとは映画「渋谷」(未公開)で共演したそうです。

 ヒーロービジョン(以下HV)は最初の4号は特撮雑誌として面白く読めたけど、すっかりビジュアル重視になり、ある時期特撮さえまるきり関係なくなっていて、近頃はよほどのことがなければ購入していない。
 コテコテにファンデーション塗られて、ぷりぷりピンクのリップに仕立てられ、お人形さんのような写真を撮られている(スーツアクター諸兄とて例外無し)紙面を見るにつけ居たたまれない思いをする。
 今号もピンクやら紫の踊る紙面の中で、そのコーナーだけが別世界だった。
 枠や背景とて無い、モノクロームの二葉の写真。
 ざらりとした粗い粒子が寄せ集まって浮かび上がらせる冷たい人影。
 その前後のページ。今回の企画についての編集者のレポと二人の対談も小さい字でみっしりと読み応えがあった。綾野さんのいかにも彼らしい捻った言い方を編集が伝わりやすく括弧書きでわざわざ言い換えてるのはご愛敬。「渋谷」の撮影時に綾野さんが役が抜けきれずにいたというエピソードはさもありなんと思った。かなり準備に時間をかけて役にシンクロしていく人みたいだから。だから時々、日記が電波入ったようになる(汗)
 なんつうか雑誌の中で異質なページだったよ。斎藤さんが「このページの前後に笑顔で載ってる男の子たち」という言い方をしているのに笑ってしまった。どっちも男の子という歳じゃないし、話してる内容も、ね。


 さて。
 「渋谷」はいつ公開なんだかさっぱりわからない。
 で、公式やVBで役柄の写真だけ載っていてお蔵入りかと思っていたインディーズ映画がどうやら日の目を見るらしい。「エレクトロニックガール」9月12日から一週間限定レイトショーって……また渋谷か、渋谷なのか……(冷や汗)
 平日挟むなら見に行ける気はするんだけど。
 ストーリー紹介の内容とか、主演女優さんが演技初体験のグラドルさんというあたりかなり不安要素ではあるんだけど、VBで見た世紀末的な写真の雰囲気が凄く好きだったから期待もあるんだよね。

 でもって。
 そんな遠くまで行かなくても確実に近くで見られるであろう、小栗旬氏主演の「TAJOMARU」
 事務所のトップ1&2がメインキャストってことで、綾野さんがこの映画に出演するのは、まあぶっちゃけバーターってやつなんだろうけど、きっかけはどうであれ、映画撮影の場に身を置く経験を綾野さんが一つでも多く積み重ねることを嬉しく思う。(出番台詞の多寡はこの際問わない)
 が、それはそれとして、この映画の内容どうなんだろうかと不安である。
 女とのメロドラマ持ち込む時点で芥川の「藪の中」原案をうたうのやめてほしいなあというのが正直な気持ち。
 「藪の中」映画化といえば黒澤明監督の「羅生門」というあまりにも有名すぎる作品があるわけだし。
 同じ題材で「Misty」って映画もあったなあ。豊川えっちゃん出てたので見に行ったけど、半分寝ていてどんな終わり方だったかまったく記憶にないや。
 原作の、三人が三人とも現世の罪を自ら引き受けようとしてその実は己の体面を守らんとする、エゴイズムに満ちた心の闇の深さを。
 どう料理するつもりなのかしら。
 公式見てるともう9割方ネタが割れてる感じなので、若干苦笑い。
 いい意味で裏切ってくれるといいんだけど。
2009年07月23日(木) (役者さん)

映画村ディケイドショー

 本日2回目の記事です。

 昨日、19日(日)に、夏休み1日もらって映画村へ。
 18日から新しいヒーローショー開始だったので。
 うっかり職場で必要な鍵を前の日にポケットに入れて持ち帰ってしまい、太秦のコンビニでミニDV買ってるときに職場から連絡があって、仕方なくダンナに職場に持っていってもらったという(汗) ダンナは「職場の女の子に『Meさん(仮名)にダンナさんってホントにいたんだ?』って顔をされた」と言っていた。エア亭主かよ。

 それはともかく、今回のヒーローショー。
 映画村オリジナルスペシャルショー『仮面ライダーディケイド 天下大乱』
 今の時期はオロナミンCとタイアップなので、当然ながらディケイドによるオロC配布イベントがあります。
 夏休み始まったばかりだし、連休の中日だし、集客どのくらいかなあ、と思いながら1開場15分前に着いたら、ちょろっとしか人がいなくてびっくりしたんだけど、皆さんオロC配布に長蛇の列だったのでした。オロCもらった人から順々に会場に入ってきました。

 以下、ネタバレなのでご注意下さい。
 ……まあ、バラされて困るようなかたはいらっしゃらないと思うんですが。

 内容は……始める前のお姉さんによる応援練習のときに「ガンバレ」ではなく「怨敵退散」と言わせようとする時点で、「悪い映画村」のにおいがぷんぷんと……。
 「いい映画村」と「悪い映画村」の違いは何だって言われると困るけど、忍者とか出てきても勢いで受け入れられて、シリアスとコメディのバランスが取れてるのが前者で、妙にストーリーとか設定にこだわっちゃって、流れが悪くなってるのが後者、かな。
 今が戦国ブームなのはわかるけど、メインターゲットのお子様たちにイマイチ馴染みの無い個人名がぞろぞろ出てくるのは混乱しそう。
 ディケイドとクウガがほとんどアクションしないうちにお遊びタイムになってしまったのもどうかと。
 まあ映画村名物お遊びタイム自体はうけていたけれど。
 そういえばリーダー格の前田慶次役は、去年スーパー太秦3のリーダーやってた人だった。メイクや扮装が違っても、声でわかるや。

 後半戦のライダー大乱戦は楽しかった。
 個人的にアマゾンライダーの腰の低いキックに見惚れました。かっちょええ。電王の時に編み出されたフォームチェンジの技法が活かされていましたな。出てきた瞬間子どもたち大受け。
 ところで「悪のライダー」が今回の敵だったわけなんだけど、シャドームーンと王蛇はわかる。カリスも……まあ3分の1くらいは認めよう。なんでカブキさんが悪側、しかもラスボス扱いなんだ。まあ確かに色遣いは毒々しいし、突起もやたら多くて良いモンに見えないんだが。……ていうか、カブキさん太鼓の鬼だったんだっけ?まったく記憶が……。

 シャドウムーンに対抗する形で出てきたブラックサン(なるほど確かに「ブラックさん」と敬称つけてるように聞こえるわ)、キックの足がとても綺麗に上がってたな〜。

 ディケイドとクウガが並ぶと、やっぱりクウガの造形はシンプルだなあと思う。特に下半身は、膝当て付いているだけでほとんどボディスーツまんま状態だからスリムなこと。ついつい引き締まったヒップラインをガン見してしまいましたごめんなさい。
 ディケイドはと言うと太ももから足首までプロテクターにがっちり覆われてるのでだいぶ足が太く見えました。テレビ本編はたぶんオーダーメイドだろうからもっとフィットしてすっきりした感じなんだろうか(実は未だに見ていないんです)。
 クウガの足と手を広げて腰を低くしたファイティングポーズとか、再現度高くて懐かしかった。ディケイドは全体にえらそうというかかったるそうだったけど、それもたぶんテレビっぽいんだろうな。
 毎回、映画村のショーのアクションそのものに対しては、全面的に信頼しています。

 トータルで言えば、最初の印象にくらべてけっこう面白かったけど、子どもたちに「がんばれー」と叫ばせない構成はやっぱり減点だな。まだ始まったばかりだから、そのうちに「怨敵退散」じゃなくて普通に「がんばれ」に変更するんじゃないかと思うんだけど。事前録音部分には関係ないし。

 サイン会で再登場の時、前のほうの席でビデオ回していた自分にクウガが気付いて、ぱーっと駆け寄ってきたのに動揺して思い切り手ぶれしてしまいました、もったいない。
 ディケイドがサインでクウガは握手係だったんだけど、クウガの子どもあしらいのうまさは微笑ましかったです。うーん、プロだ。

 さて、ショー以外に、映画村ではヒーローとのふれあいタイムというものがありまして、早い話が展示コーナーの一隅でヒーローと握手&写真。今回はシンケンレッドとフレッシュプリキュアの……ごめん、さすがにそこまでは把握できてない。ツーショット写真に行列ができてた殿とちがって、プリキュアたんは暇そうでした。……頭かぶり物で、ぶっちゃけ怖い感じだったしなあ。テレビそのままの殿と違って、アニメの再現って難しいなあ。殿はぴしっとして足元もきれいな立ち姿が素敵でした。
 殿は退場時にビシッと「火」の文字を宙に書き、綺麗に一礼して去っていきました。かっこええ。

 で、1階の「暴れん坊将軍の館」の前あたりでなぜか鬼太郎とねずみ男に遭遇。こちらも思い切りかぶり物だったのですが、なぜか違和感なかった(笑) 鬼太郎頭から親父が生えてたよ。ねずみ男はやんちゃな男の子に早速突撃されて、ほぼお相撲状態。

 オロC配布はショー終わった後の最後の回だけのぞきに行けた。
 毎度のことながら、ヒーローと触れ合う子どもって微笑ましいなあ。写真撮ってもらうのに、カメラのほう向かずにディケイドばっかり見てたりして。
 しかし…もしかしてオロC配布のディケイドさん、ふれあいタイムの殿と中の人同じ?と思わなくもなく。時間的には重ならないはずだし。

 しかし、ひそかにファンだった、イケメンな係員さんをこの間から見かけなくて残念だ。どうしちゃったのかなあ。

 そろそろ閉村時間というころになってバケツをひっくり返したような雨が降ってきて、外の排水溝の横のお店では逆流してきた水が入ってきそうになってるのを総出で掻き出していた。
 慌てて傘買ったけど、そんなの役に立ちそうにない横殴りだったので20分ほど出口で雨宿りしていたんだけど、待ちきれなくて服を濡らしながら駅まで歩いたら、着いた頃に小振りに。あと5分待っていたら……。
2009年07月20日(月) (特撮::イベント・ショーレポ)

夏休みが……

 夏休みが始まってしまった……
 中学校はインフルエンザで終業式遅れてるけど、実質始まったようなもの。

 ……早く終わってほしいなあ。HPMPがっつり削られるから。いや、仕事としては暇だと困るんだけど。


 諸事情で、ケータイ小説&ラノベ以外の十代向けの本(小説以外もあり)を一気読み。3日で十冊ほどいっただろうか。まあかなり短いのもあるけど。
 もうすいぶんとまともに読書なんぞしてなかったけど、まだ読めるじゃん、自分。
 久しぶりに、いつもと違うことで脳味噌フル回転させるのは楽しかった。でもって、その後、普段よりちょっぴりだけ自分に余裕が持てた気がする。
 ここのところ仕事が混んでいて、だいぶストレスが溜まってるのが自分でわかってた。同僚との他愛のないやりとりで、我ながら理不尽にイライラむかむかしてる自覚があって、やばいなとは思ってた。それが読書で疲れたけど気持ち楽になるというのは不思議な効用だ。
 まあ、すぐ元の木阿弥だったんだけどさ。

 梅雨の間はここの壁紙変えずにおこうと思ってたら、夏休みなのにいまだにアジサイ画像。どうなってるんだ。暑いのに湿気てるからつらい〜。
 パソコン置いてる居間と寝室の温度が違いすぎる。フルタワー4台だからなあ(笑) 冬は暖房代わりでいいんだけど。
2009年07月20日(月) (日記)

ドラマの話

 ちょっと最近また仕事バタバタしてるので手短に。
 特に意識してなかったんだけど、新月9見た〜。
 バスケとかバイオリンとかって、見る人が見れば上手下手一発で分かっちゃう気がするんだけど、大丈夫なんだろうか。(とりあえず気のせいかも知れないけど、キバのわたるんとおとやんのほうがさまになってた気がする)
 プロスポーツ題材ってことでキムタクがやってたアイスホッケーもの思い出す人が多いみたいだったけど、なぜだか自分はロングバケーションがしきりに思い出された。専門の道を目指しつつ自分に自信のない青年ってあたりかしら。
 やたら男性の裸上半身を撮すのはサービス、なんでしょうなあ。
 CZ2で敵ボスやってた金子氏がえらく美味しい役で出てきて笑った。
 映画三回も見れば情も湧くというもので、ダンナに言わせると出てきたとき若干挙動不審だったらしい私。

 白い春の後番の吸血鬼物には食指が動かないし、水9の9係シリーズは似非昼行灯が苦手で見てないし、任侠ヘルパーも無視しちゃったし、この夏は見るものが少ないかも。
2009年07月14日(火) (感想::テレビ)

レキジョとやら

 マスコミさんは腐女子を取り上げるのにも飽きたのか、最近テレビでレキジョがどうこういうのをよく見かける。
 ほぼもれなくゲームの戦国武将キャラ絵を織り交ぜて(笑)
 自分はむそーもばさらもやったことないし、戦国時代はおろか幕末その他もろもろ日本史自体、中学校の教科書程度以下のことしか覚えてないので、なんとも感想の持ちようがない。
 (まあ自分の世代は人形劇三国志でキャラに黄色い声送ってた人間多いのでそれに近いものがあるのかなとは思っている)

 で、ちょっと前の話だけど、どこのオフだか酒場でお姉ちゃんが好き武将について立て板に水で語り倒している映像を見ながら、ダンナが「歴史だったらオタクな男子にも機会が増えたのかな」とつぶやいた。
 つまり、オタクな男子は若い女性と共通の話題を持たず、話しかけることはなかなか出来ないけれど、歴史についてだったら一緒に話をする機会が少しはあるのではないか、ということらしい。
 うーん、気持ちは分かるけど……。ああやってマシンガントークで語らっている女性たちは、その会話の中に男性が入り込むことをあまり望んでいないような気がするよ。自分たちの語らいの輪で自己完結しているというか。
 仮に同じ話題で話をしたとしても、着眼点とか関心の持ち方とか萌え方(笑)が違うんじゃないかな。
 その違いそのものを楽しみ、受け入れることが出来るならまた話は違うけど。
 ……全然違う話だけど、三国志知ってるおかげでおじさま方との話で困った覚えはあまりないなあ。(わたしゃ横山版読んだ程度のシロート同然だけどね)
2009年07月09日(木) (日記)

渋谷行き顛末(その4) トークショー後編

 7/4すみれ人形監督・キャストトークショーの続きです。

 一通り思い出話が終わると、観客からの質問タイム。
 全部は覚えていないので、主だったものだけ書きます。

 まずは、腹話術人形はどうなったかという話。……グッジョブな質問です。
 まだ金子監督の実家の蔵にあるそうです(笑)
 口元の動くアップ用とロング撮影用の2体あって、片方は撮影で血糊つけてバラバラに壊してしまいましたが、口動く方はなんだか処分できないまままだ実家だそうで。
 やっぱり人形を処分しようと思うと御祓いとか必要そうですものね。

 以前のトークショーで皆さん「すみれ人形じゃなくて金子人形になります」とおっしゃっていましたが、今もお気持ちは変わりませんか、という質問。
 頭の上にハテナマークを浮かべていた綾野さん以外のキャストは笑っていました。
 どうやら金子監督はかなり画にこだわりのある方で、キャストに注文をつけまくっていたらしく。
 山田さんが水の入ったグラスを例にして
 「例えばこう立っているとすると」(自分の前30センチのところにグラスを置く)
 「『違います。こうです』と」(10センチほどななめにずらす)
 「…………どう違うんですか〜〜!!っと」
 というようなことらしいです。
 まあ、そのこだわりが美しい画面を生んだのでしょうから。
 綾野さんは自分にはそんな細かい指示はなかったと寂しそうに。
 飛んでください、走ってください、叩いてください、笑ってください。だけだったとか。
 皆さん、再び金子人形になる気持ちに変わりはないそうで。
 というか、松岡さんは最近一緒にお仕事したそうです。
 綾野さんもなにか話があったらしいのですが、スケジュールが合わなかったとか。

 綾野さんファンを名乗る人からは猟奇殺人犯を演じる上で思ったこと、という質問があったのですが。
 すみません。このことについての回答を私はまったく覚えていないのです。
 実はトークショーの間、私にはずっと気に病んでいることがありました。
 所詮、綾野さんの役は冒頭に出てくるだけの端役であり、他のメインキャストの皆さんとは作品に対する役割の比重が違う。ぶっちゃけ不在でもトークは成立するのです。
 それなのに、その場に集まった観客の多くはおそらく(私を含めて)綾野さんが目当てで、もし綾野さんへの質問が集中したら作品への貢献度とのバランスが大きく崩れるし、ほかの方々へも失礼じゃないかな、気を悪くされないかな、と心配していました。
 なもので、「綾野さんファンなのですが」という声が聞こえたとたんにもう「ぅわちゃ〜っ」と頭ぐるぐるしてしまって。なんかもう全然聞いていませんでした。

 でも実際のところは、綾野さん名指しの質問はもうひとつだけくらいで、皆さん空気を読んでいるのか、あとはキャスト全員に向けてであったり、主役の方に対しての質問でした。
 監督や他のキャストの方も、どんな文脈だったかは忘れましたが、綾野さんの役は冒頭だけだったけど、物語のきっかけになっているのだから、とフォローしてくださいました。
 ぐるぐる悩んでいた自分がちょっと考えすぎだっただけのようです。

 綾野さん自身の様子はどうだったかというと。
 トークショーの間ずっと目立っていました。
 話に入れない+覚えていない+客席との距離が超近いてことで、緊張のあまりかなり挙動不審者になっておられて、キョドった仕草や言葉ひとつひとつがやたら可愛らしく、いちいち笑いを呼んでいたのです。
 わからない話題でも一生懸命に大きく相づちを打ったり。
 何度も水を飲むのだけれど、テーブルから少し遠くて、手を伸ばすたび松岡さんの前を遮る形になって、いちいち申し訳なさそうだったり。
 そして……。
 綾野さん自身は観客ともっと関わりたい、という気持ちがかなり強いようでした。
 数えるほどの質問しか受けられないことをひどくもどかしそうにされていて……。
 途中で突然、「えーと、じゃあ、皆さん左を向いてください」(皆左向く)
「右を向いてください」(皆右向く)
「僕には皆さんを動かす力があります」
 場内爆笑(てか失笑?)
 司会進行を勤めていた金子監督が「僕は会場の空気を掴んでいなかったのか」とがっくり。
 正直、個人的には、メインキャストでなかった綾野さんが会場と強く関わろうと前に出るのはどうなんだろうという気がしなくもなかったのですが、主役の小谷さんはひどく物静かな方だったし(たぶんほとんど自分から話していない)、松岡さんは振られれば関西弁で楽しげに話されますがやっぱり前に出てくる人じゃなかったし、これでバランス良かったのかなあとも思います。ちなみにあの中でトークを引っ張っていたのは間違いなく山田さんです。

 なんか変な方向の話しちゃったけど、もう少し質疑応答の内容を。

 右手に対するこだわりについて。
 なんでも「右手」という小説があるらしく、それの内容は映画と全く違う物らしいのですが、映画を作るときに思い出して……ということで。それについて綾野さんはまったく聞いていなかった、と(笑)

 綾野さんが冒頭女優さんを追いかけるシーンは大変ではなかったか。
 気持ちよかった。前に人がいると追い越したくなる(笑) あっというまに追いついてしまって、あれもういいの?と。……いう感じだったそうです。
 女優さんが逃げている図を画面右下からばっと入ってくるところの傾斜は3階建てくらいの高さで、そこを綾野さんは軽々飛び降りたそうですが、監督曰く、ロケ隊が同じようにやってみたら実に格好悪くて、綾野さんは軽々だったので驚いたと。DVDに格好悪い様子がおまけで入っているのでぜひ見比べてほしいとのこと。

 小谷さんは劇中腹話術をしていたけれど、事前に師匠について特訓していたそうだがそのときのようすは。
 筋が良いと誉められたそうです。
 もともと滑舌があまり良くないんです。口元もごもごさせていたからそれがよかったんじゃないかな……とは、小谷さんの照れ隠しでしょうか。今はもう女の子の声は出せないそうで。

 役を落とし込むときに気を付けていること。
 ……すいません、あまりよく覚えていないのですが、皆さん台本をしっかり読むということとあまり作り込みすぎない(監督の要求に対応しなくてはいけないから)という答えだったと思います。
 綾野さんは、どこかの記事で同じことを読んだ気もするのですが、その役の欠落した部分を探す癖がある、ということでした。その役がどこが欠落しているか、どんなところがダメ人間なのか考える、と。どうやって転ぶかより、どうやって起きあがるかのほうに興味がある、と。

 今後どんな役をやってみたいか。
 小谷さんは普通の人間の役を……と答えて笑いを取っていました。普通って何かというと難しいですが。とりあえず人殺しじゃない役ですかね?
 あれー? 山田さんと松岡さんの分の記憶がぶっとんでる。……綾野さんが小芝居やらかしたせいだな。低い兄貴声で「はい電話相談室……恋愛相談? そんなの知らん、ガチャン」なんてやらかすから。おかしな役をリアルにやってみたいそうで。

 うーん、まだなにかあった気もしますが、思い出せません。何かあれば追記で。

 金子監督は、卒業製作で2005年に撮影した作品が2008年に公開され、2009年にDVD化されたということにしみじみと感慨にふけっていらしたようでした。

 某スレその他の情報によれば、出待ちしていた人達と綾野さんでプチサイン&握手会みたいになったとか、綾野さん良い香りがしていたとか。
 自分は夜行バスの時間があったので、終わったら速攻移動しました。ああ、羨ましい。
2009年07月08日(水) (役者さん)

渋谷行き顛末(その3) トークショー前半

 本日2回目の記事。

 さて、トークショー。
 どうしよう、ぐずぐずしていたら、どんどん記憶が失われていく。
 上映が終わって、場内が明るくなると、観客が一斉にガヤガヤと話し始めたのが印象的。
 10分の休憩の間にスクリーンの前に机と椅子とお水とマイクが用意されました。

 トークショーの際の綾野さんについては某スレでも詳しいレポが上がってるので、自分はもう少し網羅的に。

 監督の金子雅和さんはびっくりするくらい若かったです。30歳そこそこくらいじゃないかしら。ラフな格好で、最初会場スタッフの方かと(笑)
 主演の腹話術師、小谷建仁さんは以前に「Life」で障害を持った若い芸術家役で見ていて印象的な人だなあと思っていたのですが、実際拝見すると、画面で見るよりずっと顔小さい! 細かいストライプで襟の白いシャツがよく似合って王子様みたいでした。
 片腕のストリッパー役、山田キヌヲさんは、映画の役とはまるで違った印象でした。映画では妖艶で神秘的な女性だったのですが、とても可愛らしい、元気でお茶目な感じの方。大正ロマンなおかっぱと柄の大きな着物がよくお似合いでした。
 主人公の幼なじみの樹木医、松岡龍平さんはオールバックの髪型と、今風に手入れされたお髭がよくお似合いで、ばりばりの関西弁でした。
 猟奇殺人犯、綾野さんはグレーでコーディネイト。てろんとした長袖Tシャツは胸元が大きく開いて、ペンダントがゆらり。グレーのベストと、グレーのハーフパンツ。脛は丸見えで、自分からは見えませんでしたが足元はサンダル履きだったらしい。濃いグレーの帽子をかぶっていて、黒縁の大きめな眼鏡。髪に強めのパーマをかけたという話でしたが、後ろでくくっているのか今一つ分からず。前髪が片目を常時隠している状態でした。

 今書いた順番に客席から見て左から座っていかれ、トークショー開始。
 綾野さんは名乗った後「豊かな時間にしましょう」と一言。今まで各種トークショーレポでもそう話していることは知っていたし、日記などでも必ず書いているので、綾野さんの決まり文句なのでしょう。
 松岡さんと綾野さんは「初めまして」だったそうで。映画冒頭、主人公の妹を襲うシーンしか出番がなかった綾野さんは、他のメインキャストさんとはまったく絡みがなかったようで。撮影初日だったので小谷さんは様子見に来ていたらしいです。元同じ事務所ですしね。

 撮影の思い出は、みなさんとにかく「寒かった」ことに終始したようで。
 山奥で、滝の前で水も凍り付いてる川に入ったり、吹きっさらしで何も遮る物のない廃墟で撮影したり、とにかく大変な現場だったようです。
 ロケの場の気温がマイナス3度で、都内に戻ってきて温度計を見ると2度で「あったかいな〜」と言った話とか。
 もともとは映画学校の卒業制作だったらしく、撮影が押したりしているうちに、就職の決まったスタッフなどが一人抜け二人抜けしていき、自分の撮影を終えた山田さんがお手伝いとして駆け回っていたようです。たき火炊いたりお芋を焼いたり(笑)

 そういう話題にまったく入れない綾野さん。おまけに自分の撮影の時の様子をまるで覚えていないらしく、かーなーり緊張していました。
 ひとつ覚えているのは、女優さんを殴るシーンで、パシーンと鼻に当たってしまった、ということだそうで。見ていた小谷さんにも聞こえたとか。4テイクして、それが採用となったらしい。

 その話を受けて山田さんが、そういえば、と自分も当てられた話を。ケーブルカーで小谷さんに襲われるシーンがあるのですが、そこでガツーンと。(いや、見ていて、あそこマジ当たりしてるんじゃないかとは思ったんだ) 顔に青タンができて慌ててメイクさんと冷やしたそう。でもその痛みより、血糊を付けた手でべっとり手すりを掴むのだけれど、寒さで血糊があっというまに固まってしまって、手を離そうとするとべりべりべり……痛てててて……で、そっちのほうが痛いくらいだった、と。

なんだかまだまだ長くなりそうなので一旦上げます。
2009年07月07日(火) (役者さん)

渋谷行き顛末(その2) すみれ人形ほか上映会

 長くなってたので、トークショーは別記事で。

 絵画展見終わって、遅い昼(早い夕食?)を取って、5時前に上映の会場へ。
 なんでも朝から並んでいる人がいて、ずらーっとなっちゃったので、整理券のための仮整理券を渡しているとかで、70人キャパのところを66番の券を渡されました(汗)
 あんまり早く行くとお店の迷惑になるかな、と自重したのが徒になりました。ていうか、みんな気合い入りすぎだよ。
 予定時間に番号順に並んで整理券もらったけど、自分の後ろにまだ2〜30人は並んでいたような気が。(主催スタッフのブログ見るとやはり100人超えだったらしい)
 それにしても、オシャレで若くてキレイなお嬢さんたちばっかりでしたよ。なんだ、やっぱり浮くんじゃないかよ、自分。
 CZ2で綾野さん急に注目集めちゃって、ギャル文字とか小文字使ってそうな女の子がどっと来るのかなと思ってたんだけど、全然そんなことなかったです。皆さん映画とかアート作品が好きそうな、センス良さげなお嬢様方でした。まあ時間が遅いから、あまり若年齢な人は来づらかったということはあるかも。というか、そもそも、監督の作品のファンとか、主演やヒロインの役者さんのファンの可能性も考えようよ、自分。(我ながらひどい偏見と差別だとは思うんだけど、CZ2公式ブログとかで、絵文字・小文字乱舞なコメを見るとどうしても引いてしまったもので)
 しかし、自分って、どこへ行ってもどんな場にまぎれても、常に違和感を感じずにはいられないようです。

 場内は予備のスツールとかだいぶ出したみたいで、立ち見の人はほとんどいなかったみたいです。自分が座ったのは高めの木のスツールで、正直座り心地はよろしくなかった。
 上映機器は単眼のプロジェクターで、スクリーンサイズもそれほどでもなく、正直職場の視聴覚室の設備とあまり変わらない気が。キャパはシネヌーヴォよりは大きいかな。ワンドリンク制だし、イベント性の高い上映会場なんだろう。

 さて、だらだらと書いてきましたが、映画本編感想です。
 まず、金子雅和監督の短編2編上映。
 「石川九楊 源氏物語五十五帖展」と「鏡の娘」

 「石川〜」は同名展示会で流されたミニドキュメンタリー。
 もうこれは内容うんぬんより素材である石川氏にぶったまげる。
 書家として名前だけは聞いていて、新聞やら雑誌やら、電車内のマナー広告やら、いろんなところで一日一文字みたいにして見かけてはいたのですが……。
 とりあえず、映し出される源氏物語の一節が、とにかく読めない。
 昔のかなで崩し字で、というレベルじゃなくて、もうあれだ前衛芸術の域。線がうにうに波打ったり、ひたすら髭みたいにはらったり、墨が枯れるまでグルグル渦巻き書き続けたり。「書道とは過程」なのだそうです、はい。

 「鏡の娘」は「グリム童話「ラプンツェル」に材を得た、母娘の物語。」(公式サイトより)
 この説明一文で先がすっかり読めちゃうというのはいかがしたものかとは思う。
 まあ、寓話なのだな、と。
 王子様がえらくしょぼくれた中年だったけど(笑)
 母親が娘を家から出さずに育て、美しく育った娘に自分と同じ格好をさせ、毎朝化粧のたびに向かい合わせの娘に一挙手一投足同じ動きをとらせて、「綺麗」と微笑む。
 ……わけなのだけれども、この母親が若くて美しく、娘さんと容貌にそれほど差がなかったのですよ。普通に鏡見ても自己満足できるんじゃないかみたいな。一卵性双生母子的な画面の美しさはあったのだけれども、母親が失われた己の容色を娘に求めるという感じにもっとなっていたら分かり易かったんじゃないかな。
 まあこういう映像美を追求するタイプの映画にわかりやすさを求めるほうが無粋だとも思いますが。画はきれいでした。古い家屋のじとっとした雰囲気が良いです。

 「すみれ人形」はDVDが発売されたところなので(ていうかこの上映会が発売記念だし)ネタバレ隠します。


2009年07月07日(火) (感想::映画・DVD)

渋谷行き顛末(その1)

 本日2回目の記事。
 トークショーレポは別記事で。

 行ってきました。
 「すみれ人形」上映+トークショー。
 どうも渋谷というところは苦手です。
 オシャレなお店だらけで、集まってる人々もみな流行最先端のオシャレということで、どうにも気後れするというのもあるのですが、坂だらけで道が狭くて、その狭いところを人も車もごちゃまぜに通っていて、ライブハウスやらなにやらイベントで人が道に並ばされるそのすぐ横を車が走り抜けていく危なっかしい雑然さが、どうにも落ち着かない。
 短い距離を歩くのが坂もあるし車もあるし、体感的に見た目よりずっと疲れる。
 で、駅とエントランスとの段差とか、お店と歩道との段差とかで2回足をくじきかけた。なんで板引いて段差埋めないんだ。
 なんか、苦手だ、渋谷。

 いつもより遅めに出発して、2時頃渋谷着。
 上映会の整理券は5時半配布開始ということだったので、本当は時間つぶしに、悪名高いGロッソのシンケンジャーショーでも見ようかと思ってたんだけど、今はなぜか戦国BASARAのミュージカルやってたのね。
 さりげに突然体調崩したりなんやかやで、3時頃東急Bunkamuraへ。
 「奇想の王国 だまし絵展」を観に。
 人がいっぱいでした。入場券買うのに15分待ちの行列。あらかじめローソンでチケット買っておいたので即入場しましたが。
 メインポスターにも使われている、アルチンボルトの花・果物・野菜を組み合わせた人物画の前は特に人だかり。休日だったので子どもも多かったのですが、「すごーい」と歓声が上がっていました。
 目録買ったけど同僚に貸してしまったので出展品の確認が出来ませんが、人間が組み合わさって人の顔になってる浮世絵も子どもたちに大人気。
 エッシャーのお馴染みの永久機関な滝の図もありました。
 生ならでは! だったのは、最近テレビでも紹介されていた、視点を移動させると絵の中の風景も動く、という作品。種を明かせば絵自体が立体的に作ってあるわけなんですが。見ながら横に移動すると絵がぐいーんと動いて、キモチワルイ(笑) すっかり酔いました。売店でミニチュア売っていたけど、20万円超えで手が出ず。
 あと印象的だったのが、本物の風景を撮影しているはずなのに、ミニチュアで作られた光景に見えるという写真。不思議。

 続きは別記事で。
2009年07月06日(月) (日記)

漆原凌Tシャツ届いた

 若干悩んだものの、結局注文した漆原Tシャツ。
 だって、綾野さんの耳に「あまり売れませんでした」なんて入れたくないじゃないですか!
 なんかすごいオシャレな箱に入って来ましたよ。引き出し仕様。
 Sが売り切れてたのでMを買ったんだけど……メンズのはずなんだけど……ぴったり、ていうか三段腹がつっかえる(泣)
 今どきの若い男の子って細いのね、やっぱり。
 綾野さんがモデルとして着ていたサイズが気になる。
 で、やっぱり外に着て行くには恥ずかしいな。顔がはっきり写っているから。モノクローム処理された漆原の顔は、なんかむしろ日本舞踊を舞う娘さんのように見えた。
 背中の翼の絵の根本に、よく見ると傘差した漆原の後ろ姿シルエットが描かれていた。細かいな。胸の側には銀で血痕模様が入ってた(笑)
 白黒両方買ったけど、黒のほうが全体のデザインのバランスいい気がする。が、なんか薬品臭い(涙)
2009年07月06日(月) (日記)

週末の予定

 本日ふたつめの記事。
 内野さんのバースデーイベントは諦めました。
 日曜は既に他に休み申請してる人がいて休み取りにくかったというのが最大要因ですが、まあぶっちゃけ、近くなりすぎそうな距離感に尻込みしたというのが本音。
 自分は視聴者・観客の位置から見ているのがいいのであって、間近で話しかけられたらきっと居たたまれない。
 未練はあるけどね〜。

 というわけで、土曜に「すみれ人形」の上映会に行ってきます。
 夜のイベントで、翌日仕事なので、夜行バスは手配済み。
 入場できないかもしれないけど、そのときは縁がなかったものと諦めましょう。
 会場近くの東急Bunkamuraで「奇想の王国 だまし絵展」って面白そうな催しやってるから、早めに行ってそれ見てよう。
 ……正直、渋谷には辛い思い出あるから足運びたくないんだけど。まあ、今度は後ろ指さされるような恥ずかしい格好は避けるように努力しよう。


 ……ところで、8月に大好きなニコの歌い手さんのライブがある。頑張って休み確保しないと。北米の大学の夏休みは長いから、最近活動が活発になって嬉しいな。
2009年07月02日(木) (日記)

ドラマ MW 第0章

 映画には興味を引かれつつ、映画館に足を運ぶまではしないような気がする。1年後くらいにCSに来るのを待とうかな、くらいで。(因みに原作未読)
 でもまあ、ドラマは見てみることに。
 マシントラブルで最初の3分ほど見損ねたけど。

 後半のほうで、あまり気を入れて見ていないふうだったダンナが「もう少し心理ゲームっぽくするかと思っていたのに」とぽつりとつぶやいた。
 たしかに、パッと見の印象と違って、情で押してくる話だった。
 父親と見せかけて実は……というフェイクも一瞬期待したけど、どストレートに情愛持ってきましたね。
 ただ、個人的には昨今流行の心理的駆け引きでみせるタイプの漫画やドラマはあまり惹かれないので(頭悪いのでついていけない)、こういう昔ながらの情で動く話のほうが取っつきやすかったです。
 それでも脚本はかなり残念な感じではありましたが。
 ゆうきさんが顔見せだけでキャラづけが分からなかったとか、お父さんが刺客から逃げるにしろ何故死体偽装まで飛躍するのかとか、MWて言葉が唐突すぎて映画への伏線にもならないとか、まあいろいろ。
 それでも真剣に見入ってしまったのは、主演の佐藤健くんの力でしょう。
 あの若さでほぼ出ずっぱりオンステージな主演を任されるというのはすごいなあ。
 自分は電王以来、ルーキーズもメイちゃんも見ていないので、かなり久しぶりに彼の演技を見たことになるのですが、声の低さと、画面に非常に美しく映える様子に感心してしまいました。
2009年07月02日(木) (感想::テレビ)

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