春ドラマが終わりを迎えつつあるので、ぼちぼちと感想を。今シーズンもあまり見てないけど。
白い春。 どうオチつけるのかな〜ってずっと思っててね。 「おじさん」と「おとうさん」どっちもさっちゃんを挟んで自分の立ち位置を確かめつつ相手のことを見ているうちに、理解と友情が芽生えてきちゃって。コワモテふたりのおじさんどもがどうにもかわいくてかわいくて。見ててハラハラしつつふんわか楽しくて。 そのままほっこり終わればいいと思いつつ、それじゃドラマとしてのオチがつかないから、実はさっちゃんが事故死でもするんじゃないかとずっと危惧していた。 そうしたらば、ああこう来るのかよ、と。 唐突と言えば唐突だけど、何か起こらないわけはないと思っていた嫌な大人なので、ああまあしょうがないな、と諦めつつ、でもやっぱりあのまま付かず離れずの位置で不思議な関係を築いていて欲しかったな。 ずっと最後まで「汚れた手」でさっちゃんに触れるのを避けることを徹底していたハルオだから(たぶん、パン屋さんはとっくに心中でゆるしていたと思うんだけど)、幻であっても最後に手を繋げてよかったな、と鼻をツンとさせていて……。 直後にあのプレゼントのストラップで笑っちゃったよ、まったくもう。
臨場。 奥さんのヤマが片付いたから区切りと言えば区切りなんだけど、なんとなくこれはシリーズ化できそうな感じ。 一応原作付きのドラマといっても、この設定ならオリジナル脚本突っ込んでもいけそうだし。(そもそも原作読んでないから、ドラマがどれくらい原作に準拠してるのか知らないけど) 最初「ゴンゾウ」の幻像につきまとわれて戸惑うとこあったけど、これはこれで楽しかったです。最後にいつも無理矢理「いい話」「泣かせる話」をくっつけてくるので「甘い〜!」と叫んでしまうけど。でも検視のシーンのリアルさはいっつも格好良かったなあ。 顔の近い管理官さんの立ち位置が最初ちょっと据わりが悪い感じだったけど、ツンデレの位置に落ち着いたら見ていて楽しくなってきた。 記者の卵さんの出番がその分減っちゃってたけど。 ところで、隆大介は年食っても男前だなあ〜。背もずば抜けて高いし。脇役だったけど、毎週の密かな楽しみでした。
アイシテル。 見終わって、「ああ、見たな〜。終わったな〜」とがっつりとした満足感があった。 足が地に着いたドラマだったなあ。 いったい母親たちは毎回毎回どれだけ泣いたんだろう。 墓場での加害者の母の鼻水垂らしての泣きっぷりのリアルさにはちょっとどうしようかと思った(汗) 最終回で、加害者の父が事件のことが同僚にばれて首になったり、加害者の少年が学校でイジメを受けたりとか、最後の一波乱あったら嫌だなあ、と思ってたんだけど、やっぱりそういうあざといことはしてこなくて、淡々としっかり進めてきたなあ。 罪を犯した自分に両親が優しすぎるほど優しく接してきて、美味しい食事と新しい衣服を与えられることに、むしろ苦しむというのがなんとも。父が転職したり、引っ越したり、祖母が書道教室を閉めたりというのが自分のせいだと理解して、自分が幸せでいてはいけないという気持ち、分かる気がする。 でも、そんな聡明な少年であっても、自分が「罪を犯したこと」に打ちのめされていたのであって、命を奪ったことに対する被害者への懺悔の言葉は、自らのきょうだいの誕生という「命との対面」まで待たなければいけなかった。 壊れかけた絆を再生させて、新しい道を歩み始めた加害者側被害者側二つの家族が、すれ違いつつ気付かないラストは、しみじみと良かった。 それにしても、大人も子役たちも、皆演技が凄かった。
ところで、ネットニュースでたまたま次のライダーの記事見たんだけど、二人で一人のヒーローって……バロム1だとつぶやいたのは私だけじゃないよね。 ……ていうか、塚Pなんだ……。ふーん……。 SHT見る習慣が自分の中ですっかり途切れてしまってるから、どうしたもんだろ。 ディケイドは面白いという評判を聞くけど、見なかったし、これからも見ないだろう。 私は、自分が狭量な人間だということをよく知っているから、似て異なるライダー世界を受け入れる自信が全く無い。それだけのこと。
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