++たらたら日記++

現在絶賛放置中。
感想等は基本毒吐き。
サイドメニューはプルダウン式です。
最近、コメントの表示に若干の不具合が出ていますが、
管理人にはきちんと届いています。

展示ふたつ

 22日(火)に博物館をハシゴ。
 まず、京都文化博物館で芹沢けい介展(けいは金+圭)
 型染作家。
 予定には入れていなかったんだけど、ポスターを見てふらふらと。
 柳宗悦らの民藝運動がどうこう書いてあったけどよく知らぬ。。
 でも目の覚めるようなくっきりした色調と大胆なデザインは確かに見覚えがある。
 いろは文字や春夏秋冬などの漢字、身近な器物をデザインした作品がいろいろ。
 どうやったらあんなリズミカルでポップで、でも不思議としっくりする色の組み合わせを置けるんだろう。
 窯場で働く人や紙漉、機織りの様子を作品化したものは、なんともいえず愛情に満ちていた。
 平日だったけど、型染めはハードル高いにしても、自分で絵手紙描いたりパッチワーク作品作っていたりしてそうな奥様方がそこそこ見に来られてました。

 午後からは京都国立博物館の「王朝文化の華 陽明文庫名宝展」に。実は招待券を入手したので。
 よく内容を知らなくて、絵巻物とかいっぱい出るのかな〜とか思っていたら、なんか第一級の歴史史料がばんばん並んでいて、書とかも多くって、歴史苦手だし書もさっぱりわかんないし、場違い感が(苦笑)
 国宝や重要文化財のオンパレードだったんだけど、自分じゃさっぱり価値がわからないからなんか非常にもったいない気分。
 あの「望月の〜」の歌の藤原道長の日記とかがついこの間書きました的な鮮やかな墨痕で展示されると時空の感覚が歪む歪む。
 そして、千年昔でも出来合いのカレンダー兼日記帳ってあったんだなあと妙なところに感心。まあ出来合いと言っても手作りで、身分の高いごく一部の人だけが持ってた物だろうけど。
 応仁の乱や幕末動乱や先の大戦など数々の戦火をくぐり抜けて、保存されてきたってすごいなあ……
 日記や書状や、書の作品が大部分。価値のわからぬ自分が恨めしい。
 終わりのほうにあった、銀製の雛道具の小ささ精巧さは、リアルに「やばい、これやばい」と口走るレベル。
 そして、最後に飾られていた堂本印象の寒山拾得図の愛らしさにほっこりしつつ退場。
 しかし、足が棒になった。
 短時間にいろいろなものを目に入れすぎて、知恵熱出そう。
2012年05月24日(木) (日記)

明日は金環蝕だそうな。

 ピンホールでも楽しめるとの噂。
 こないだ同僚とその話をしていて、ピンホールと原理は同じなのかどうか知らないけど、子どもの頃に虫眼鏡使って、太陽ではなく室内灯の光を集めて焦点を調整すると、室内灯の形そのままが映る遊びしたよね、と言ったら、そんなのしたことないとその場の全員に言われた。
 まあ、朝早いし(休みの日だから)目が覚めない可能性あるし、専用眼鏡手に入れてないし……とか思ってたら、さっきダンナにホイと太陽グラスを渡された。ネットで入手したらしい。ダンナはその時間は通勤途上だから……ということで。
 で、虫眼鏡遊びの話をすると、少なくともダンナはやったことある、と。そういうことをやる二人が出会って結婚するのかなあ、と。
2012年05月20日(日) (日記)

村上華岳展

 ゴールデンウィークで書き忘れていたこと。
 十三で「ニーチェの馬」を見に行った後、まっすぐ帰らず、阪急でそのまま終点の河原町まで乗って、祇園界隈に行きました。
 そう、あの事故でさんざんニュースに映された辺りです(汗)
 何必館という所を通りかかると村上華岳展をやっていたので、ふらっと入ってみました。
 前にどこかの常設展で華岳の作品を数点見て、生身の人間がこのように神々しい(というのも語弊があるけど)仏の姿を描けるものなのかと驚いたものだったけれど、今回の館内案内で喘息という宿痾に悩まされていたと知ってなんとなく納得した。
 書や、墨一色で描いた山の姿や花々の絵が多かった。墨の濃淡でなぜ色や、山々を取り巻く空気や湿気まで感じることができるのだろう。まあ、それはたぶん自分の中にそれらの山の光景を見た体験があるからなのだろうけれど。(具体的にどの山ということではなく)
 この華岳展の売りである「太子樹下禅那之図」は展示室の陳列ケースや壁面ではなく、建物の中に設えられた光差し込む中庭の、その奥に建つ茶室の床の間にさりげなく下げられていた。茶室に上がることはできないので、作品を見るというより、作品のある空間を鑑賞するという趣き。
説明しづらいので、興味のある方はリンクをどうぞ。
http://www.kahitsukan.or.jp/index.html

 それから、せっかくなので八坂神社にお参りに。八坂さんへは、大学生の頃はよく同じ能楽部の狂言会の人たちが演目出してるのを見に来たものです。
 この間妹と来たときは平日だったしもう夜だったから人も少なかったけど、ゴールデンウィークのただ中は、どえらい人でした。まさか参拝するのに列を作ることになるとは。

 それから、かづら清で椿油入りシャンプーを買い(これが祇園来訪のメイン目的)、くろちくビルで黒糖ラスクをまとめ買い。(どうでもいい話だが、今ビルの名称を確認しようとしてググってみたら、建物の上階がものすごくセレブなお宿だということを知ってびっくりした。芸妓呼んで宴会できるって……スイート一泊22万って……!)
 (いやだがしかし、たとえば義父母のなにかのお祝いに、遠方への旅行じゃなくこんなザ・京都な過ごし方をしてもらうというのもアリではなかろうかと……)

 普段ならもう少しうろうろと買い物やらお茶やらするんだけど、あまりの人の多さにげんなりして、そうそうに帰路につきました。
2012年05月20日(日) (日記)

赤〜い月

 連休最後の日(といっても、私はまだ休みが残っていたけれど)、ダンナと今夜はどこに食べに行こうか、と言いながら車を走らせた5月6日(日)夜。
 目の前に浮かぶ月が大きすぎて気味が悪い、とダンナが騒ぎ始めた。
 そういえばこの日は一年で一番月が大きく見える日、だったらしい。
 上りはじめの月はひときわ大きく、黒い障子紙に手すりの金具のために丸く穴を開けたように、ポコンと丸くのっぺりと大きかった。

 まだ時間が早いから、と、よく横を通るけどいつも駐車場が一杯の食べ物屋に行ってみた。正直外見だけではどんな店か不明。
 中にはいると個室メインの居酒屋。内装はエスニック風だけど、食べ物はピザとかパスタとかイタリアン系? なるほど近くにはこういう若い人向けのお店が他にないからそりゃあ流行るわよねえ。
 選ぶのが面倒だったので、お決まりコースを頼んでみた。結構な量(ざっと3人前)だけど結局二人で平らげてしまった。
 なぜかモニターで延々とウサビッチっていうの?よく知らないけど、なんかCGアニメが延々流れていた。古い人間なので、こういうシュールかつ毒入りアニメの類ってちょっとびっくりする。
 まあ、若くもないので、あまりこの手の若人向きの店はそうそう行かないと思うけど、好奇心は満たされましたです。
 そしてダンナは、連休の間に御馳走を食べ過ぎて太ったと嘆く嘆く(^^;
2012年05月16日(水) (日記)

映画「ニーチェの馬」

 5月4日(金)は十三の第七藝術劇場へ。
 ハンガリー映画「ニーチェの馬」を見に。
 前に「孤独な惑星」を見に行ったときに、始まる前に流れた予告で、頭の中をカリッと引っかかれたから……白黒の画面の中の凄まじい砂嵐と疲れ切った老人の顔になぜかもっと見たいと思わされたから、前売り券を買っておいたのです。
 かなり訳わからん、寝てしまう映画の可能性もあるので、さすがにこれはダンナを誘えなかった。

 休日とはいえ、この手の映画に30人も観客がいて、なんかびっくりした(自分のことは棚に上げ)。

 以下、かなり詳細に、物語の核心部分を含めてネタバレします。
 というか、ある程度事細かに語らないと、この映画のもつ凄味は伝えられない……。
 ……映画を見ながら、あまりの描かれているものの最低限な極小世界っぷりに、目に映る内容をいちいち自分の中で言葉に置き換えていった、ということもある。

 まあ、ストーリーがあるといえばあるし、無いと言えば無い。
 宣伝の惹句でも語られてるので隠さずにバラしますが、ゆっくりと世界が滅びる話です。
2012年05月16日(水) (感想::映画・DVD)

映画村堪能

 連休の間に1回くらい映画村行きたい、と事前宣言しておいたら、ダンナも付き合ってくれましたの5月1日(火)。一応平日ですが、ヒーローショー開催です。
 なんだかんだで3公演全部付き合わせてしまいました。なんか申し訳ない。ダンナはSHTは見たり見なかったりですが、ショー見る趣味はありません。まあ、1回ごとに微妙に細部変えていたりしたので、それなりに楽しめたようです。
 ゴーバスターズのピンチに子どもがずっと声援を送っていたことについて、その純真さに涙が出そうだった、と。
 ダンナ「もう数年もすれば汚れてしまうのね、と思うと……」
 わたし「やめれ」
 ビデオカメラ持ってこなかったのでiPhoneの動画撮影使ってみたけど、ビデオ構えるよりiPhone固定して持つほうがずっとしんどかったのは何故。

 それから、映画村の施設で、一人だとなんとなく入りづらいとこにも行ってきました。
 すまたんで女子アナが台車で運ばれてったお化け屋敷とか、なにするところかさっぱり不明なからくり忍者屋敷とか。
 忍者屋敷は、抜け穴とか、隠し扉とか、部屋ごとに違う出口を探しながら進んでいくというもの。最初に10人くらいでくのいちさんたちによるレクチャーを受け、小グループごとに少しずつ間を開けて出発。面白いんだけど、このシステムだといっぺんに人数が捌けない。休日はちょっと行列になるのも致し方なし。
 ついでに向かいの忍者ショップで、手裏剣投げに挑戦。大人だからと鉄製の本気で投げれば板に刺さる奴。ええ、ま〜〜〜ったくダメでしたよ。すっぽ抜けたり明後日の方向に飛んでったり。参加賞はハリセンでした。

 お化け屋敷は、一人だったら絶対に入らなかったです。機械仕掛けだけじゃなくて人間もやってるところは本当に怖い。
 ダンナは「休日で人が多いときはいいけど、平日で人少ないときは中で待ってるの辛いだろうな」と変な心配していましたが。

 移動中にたまたまチャンバラ辻指南にも遭遇。役者さんたちが見物人から何人か募って、寸劇の中の立ち回りに参加させるというものです。
 5歳くらいの坊やがやる気満々で、悪人役の肩をベチコンとブッ叩いていて、あれマジ痛そうだった。
 うら若き女性は制服着た女子高生たちに「先生がんばれ〜」と声援受けていました。悪役さんは斬りかかる、と見せかけて「結婚して〜」と抱きつきに(笑)
 無論、仕切り役の人に即ツッコミ受けてましたが、何回も殺されるだから少しくらいいいじゃん、と本気だか冗談だかわからない愚痴を。

 公開スタジオでのシネマ・スタジオライブも見学。辻指南もだったけど、とにかくまずは笑いを取ろうというサービス精神はすごいです。

 中村座の忍者ショーも見ました。本能寺の変直後の家康逃亡を助ける服部半蔵とそれを追う甲賀忍者。これって話の筋適当にすっ飛ばして、シチュエーションだけ見せてるから、とにかくアクションやりっぱなし。なので、途中に休憩タイム(悪の頭領と観客のふれあいタイム)があるという。
 ヒーローショーのほうが最初から最後まで一つの筋立てとして作られてますね。
 今回の出し物はカーテンコールなかったのが寂しいな。

 というようなわけで、普段はヒーローショーだけ見てさっさと帰っちゃうんだけど、今回は丸一日居座って、目一杯満喫してまいりました。
 テレビで紹介していた給水塔隠しの看板も確認したし(笑)

 夕食は、馴染みというほどではないけど、2〜3回行ったことのあるお店へ。ここのお料理は繊細。締めの鯛茶漬けに入れる紫蘇の葉が、糸のように細く切られて、まるで雲のようにふわふわで、口に入れても味だけで物理的食感なし。
2012年05月15日(火) (日記)

映画「テルマエ・ロマエ」

 今年のゴールデンウィークは珍しく飛び石ながらも連休に出来たので、それなりにいろいろ楽しんできました。

 まず4月30日(月)に、ダンナと映画「テルマエ・ロマエ」に。
 出かけた映画館が月曜がレディースデーなこともあり、そこそこの入り。客層は老若男女幅広し。

 前半の原作まんまな部分は、ネタがもうぜんぶわかってることもあって、なんとなく笑いそびれる感じ。面白くないわけじゃないんだけど、うんうんうまく再現してるね〜というのが先に立っちゃって、回りの笑いに取り残される感が悔しい(笑)
 しかし金精様やるのかよ!ていうか一瞬かよ! いや、あれ映すならしっかりフォローしとかないと、ただの瞬間的エロネタでしかないじゃない。

 中盤から後半のオリジナル部分は楽しめたです。しかし図書館でちょっと本借りたくらいでラテン語ペラペラ歴史もばっちりってマミちゃんどんだけスペック高いの。
 舞台がローマになって、みんなラテン語じゃなく日本語で話し始めたとき、これってのだめカンタービレの「吹き替えでお送りします」と同じシステムだよな〜と思ったとたんに画面上に出る「Bilingual」の表示(笑)(で、後で知ったけど、監督ってのだめの人だったのね)

 なんか終盤ちょっとイイ話になってるぞ〜とか、元の世界に戻るきっかけがソレかよ!とか、なかなか楽しゅうございましたが。
 ケイオニウスが単なる憎まれ役になっちゃったのだけがちょっと残念かな。あの人、女好きの困ったちゃんだけど、なんか憎めないところあるんだよね。まあ「物語」にするためには、わかりやすい打ち勝つべき敵を作るのがセオリーなのはわかるんだけど。

 で、後日、劇中に流れていた男声オペラの音源がプラシド・ドミンゴと知って腰を抜かしかけたですよ。音楽の知識ゼロの自分でも知ってる世界三大テノール! 使用を快諾したって太っ腹。いやあ、ぜいたくだなあ。


 映画の後、車を飛ばして京都へ。馴染みのお店で夕食にしようと思ったら、カウンター満席で、それじゃあと後から行くつもりだった馴染みのお店その2へ。席あいてますかの電話を先に入れたけど、自分だとわかったらいきなり声を変えるのやめてくれませんか、店の人(苦笑)
2012年05月15日(火) (感想::映画・DVD)

今頃「相棒」最終回

 やっとこさ追いつきましたよ。

 尊ちゃん卒業ってのはわかっていたし、婦人週刊誌にはずいぶんひどい記事も出てたみたいだけど……。

 バディものとして、右京さんと薫ちゃんの組み合わせって本当によく出来ていたと思う。外見というか体格の対比のバランスもそうだし、頭脳役と行動役、理論家と人情派など、見事だった。
 でも、右京さんと尊ちゃんの相棒っぷり、好きだったんだよね。最初はぎくしゃくしてたけど。
 尊ちゃんが自分の頭脳に自信持っていて、右京さんに対抗意識燃やしていて、自分なりの推理を開陳しても右京さんが掴んだ領域まで届かなくて、少し傷ついたように唇を尖らせる顔が好きだった。

 シリーズ10の冒頭で、尊ちゃんの古傷をえぐったので、いろいろ覚悟はできてたけどね。また右京さんが遠慮無しに力一杯えぐってくれちゃって、そのときに尊ちゃんが泣きに行くのは大河内さんのところなんだなあと思ったり。

 最後の最後に尊ちゃんの自宅公開。殺風景さがなんとなく想像通りだけど、眺めは良さそう。オートバイの置物が不思議な存在感。

 いくら本気だと口にしても、尊ちゃんはやさしい人なんだから「処分」できるはずないのだけれど、右京さんは折れてくれたんだよね。そして信念を曲げさせてしまったことに尊ちゃんは傷つくのだけれど、右京さんはそれも受け止めてくれた。二人の別れに確執と隔意が無くてよかった。
2012年05月03日(木) (感想::テレビ)

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