今年に入ってから、今さらのように「にほんごであそぼ」を見るようになった。ほんと何年遅れだ。 とにかく「子どもの学力アップ!」みたいな謳い文句が大嫌いなので、番組の監修者がやたら本を出している人という点で敬遠してた。子どもに意味も分からん古文や名文を暗唱させてどないすんねん、と。 が、去年「のぼうの城」見て、自分の中で微妙に萬斎さんブームが来たので、敗北感を感じつつ見てみたのですよ。 うわあ、やっぱり面白いわ。 なんか予感はしていて(だからこそあえて避けていた面もあるんだけど)、すごい自分好みの世界。 萬斎さんはじめ、楽器の奏者とかその道でおそらく名の知られているのであろう人々が大まじめに取り組んでいるのにもう諸手あげて降参です。 んで、自分が40年かけて蓄えてきた諸々の知識を、こんなにあっさりとセンス良い形で与えられる子どもたちに嫉妬心を抱いたり(笑) それから、なんとなくセサミストリート思い出す。 自分の子どものころは吹き替えとか二カ国語じゃなく、英語まんま垂れ流しで、まったく意味わからないけど、わからないままにアルファベットや数字を連呼するショートショートアニメを楽しんでいた。ちなみにエルモはまだいなかった。 セサミってたしか英語を母国語としていない子どもたちに英語に親しんでもらう目的のある番組じゃなかったっけな。
萬斎さんマイブームってことで、BSでやっていた映画版陰陽師も1・2と見たよ〜。 陰陽の術は別に万能の魔術でも超能力でもないだろうに……って感じですが、頭を使わず、他に作業しながらBGMがわりに見るにはぴったりでした。 1は博雅が「いい男だ」「いい男だ」と周りがいうほどいい男に見えないのがなんでしたが。おバカっぽいよね。 2は……えーっと、晴明の女装が、なんだかんだいってやっぱりオッサン(失礼)にしか見えなくて、でもところどころやはり美しいので、気持ちの置き所に困ったです。あ、2の博雅はいい男でした。 そして君たちは京〜出雲をどういう手段で瞬間移動していたんだ。縮地の術でも使ったのか。 ちなみに原作小説版は1冊目しか読んでないです。漫画版はあと数冊ってところで、あんまり物語の霊的ステージが高くなりすぎてついていけなくなりました。
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