++たらたら日記++

現在絶賛放置中。
感想等は基本毒吐き。
サイドメニューはプルダウン式です。
最近、コメントの表示に若干の不具合が出ていますが、
管理人にはきちんと届いています。

住吉祭

 せっかく休みを取ったので、ダンナの実家でゆったりまったり。
 毎年初詣に出かける住吉大社でまもなく神輿の出るお祭りが催されるということで、それは見られないけど宵宮なら見に行けると、7月30日の夜に早めに夕飯をいただいた後、ダンナと出かけた。出店の一つや二つあればいいなあ、とつぶやきながら。
 初詣は近畿一円から人が来るけれど、住吉祭は地元のお祭りらしく、歩いていく途中どんどんと自転車に抜かされた。若い子らは集団でキコキコ。臨時駐輪場もびっしり。
 裏口(正面から行くより本殿が近い)から進んでいくと、本殿近くに人がたかっている。宮司さんたちと地元の偉いさんたちが順に榊を奉納し、それぞれの地域の若者たちが鎮座していた三つの神輿を移動させる一部始終を見学することができた。
 もう少し行くと、龍踊りというのをやっていて、鉦太鼓に合わせて女性が体や腕をくねらせていた。なんというか、囃子のライブ感が、ジャズの即興演奏を見ている気分になった。
 出店もけっこう出ていたし、思っていた以上に充実して楽しめた。
 帰りは、たまには電車を使って帰ろうか、といつもと逆方向へ。
 歴史のありそうな、趣のある家がぽつぽつ混じる道を歩いていて、ひときわ立派な建物の屋根の上にショウキさんが載っていた。京都ではショウキさんウォッチをよく楽しんでいたけれど、大阪で見たのは初めてだ〜。iPhone4Sで写真撮ろうとしたけれど暗いのでうまくいかず。ダンナの5で撮ったらちゃんと写っていた。うーん、機種の性能の違いを見せつけられた。
2013年11月02日(土) (日記)

映画「シャニダールの花」

 気が付いたらまたひと月以上あけていました。
 しかも何の説明もなくお目汚しな文章あげた状態で放置ですみません。
 SS書いたの三年ぶりかもしんない……。


 相変わらず、せっせとインプットしています。
 いっとき理由もなく気持ちが低空飛行だったのは嘘のように色々楽しんでいますが、気持ちのアップに反比例するように体調はいろいろとアレで、病院に行きまくりです。
 別に特段何かの病気というわけでなく、まあなんというか、とうとう更年期というやつかと。
 思うに、気持ちがダウンしていたのも単に体調変化の前触れだったのかも。

 まあ、そんなことはおいといて。


 THE ICE 大阪公演のあとダンナの実家に腰を落ち着け、明くる日、なんばに「シャニダールの花」を見に行く。
 なんか……すごく映画館の場所わかりにくかったんですが……
 TOHOシネマズって本館と別館があって、別館はなんかパチンコ屋が立ち並ぶ通りの中。見つけられなくてうろうろしていて、自分と同じくらいのご婦人がパチンコ屋のサンドイッチウーマンに「TOHOシネマズってどこですか」と聞いていて本館を教わってるのに出くわしたんだけど、あれってもしかして自分と目的地同じじゃなかったのかなあ。自分も絶賛迷子中だから声掛けそびれちゃったけど。
 設備もきれいにはしてあったけど古さは隠せない感じで、潰れた映画館を大手が買い取ったのかなあ、と。

 観客は20人弱だったが、自分のような女性もちらほらだったけれど、圧倒的に多かったのは五十路以上と見受けられる男性だった。
 はじめ意外に思ったけれど、すぐに、ああ監督の名前で見に来た層かと気づいた。
 石井聰亙(現・岳龍)監督の作品を見たことはないけれど、数々の作品名やそれらがカルト的人気を誇っていることは知っている。
 かつて熱狂的に監督作品を愛した男性陣に、この映画はどう受け止められるのだろう、などといくばくかの不安を覚えつつ鑑賞。

 帰宅後ダンナや義母に面白かったかとたずねられ、即答することはできなかった。
 何かが足りなくて、何かが多すぎた。
 画面は美しかったと思う。
 特に、女性を美しく撮ることに腐心していると思った。
 正直、失礼ながら、インタビューなどに映っていた主演女優さんはそれほど美人と思わなかったのだが、スクリーンの中ではとても魅力的だった。
 ただ、まあなんというか、これはもう一方的に自分に非があるのだけれど、施設に入所している女性たちの見分けがつかなくてね!別々の人を同一人物と思い込んで頭ごっちゃになった大馬鹿者だよ! だって着ているもの同じだし、髪の長さも変わらんし(泣)

 うむ、まあ、何か不可思議なことが起こりそうだという雰囲気が漂いまくっていたのはよかったけどね。
 個人的には中盤までの「何かが起こりつつあり、いつのまにかのっぴきならない状況に陥り、何かしらの破滅が目前にちらついている」状態でぶった切って終わってくれたほうが好みだった気がする。謎は謎のままにゴロンと放り出したままで。
 終盤の、花の意図が見えてくる描写って、正直蛇足に思えた。綾野さんの泣き顔困り顔の大盤振る舞いは眼福ではありましたが。
2013年10月31日(木) (日記)

突発創作 中秋の名月の夜

 某懐かしアニメの某敵キャラの誕生日創作
2013年09月19日(木) (日記)

祇園祭堪能

 なんかもう、ほんとにインプットが多すぎてアウトプットが追い付かないのです。

 実のところ5月6月はちょっと精神的に沈んでいた感があったのですが、夏になってからその反動のように遊びまくり、ドラマやら漫画でもいろいろ語りたいことがある状態。

 少しずつでも片づけていかねば。

 とりあえず7月16日の話の続き。

 京都国際マンガミュージアムを堪能したあと、祇園祭に浮かれる街を徘徊。四条通〜御池通、烏丸通〜新町通あたりの縦横の通りを行きつ戻りつし、鎮座している鉾や山を見、開放された町屋に飾られているご神体や絢爛豪華な胴懸、揃いの法被でちまきや手ぬぐいを売ったり談笑したりしている町衆の様子etc.を眺めました。山伏山の前では本物の法螺貝を吹かせてもらったり(音は出せなかったけど)。

 宵山の間は屋台が出るだけじゃなくて、いろいろセールも有り。着物や帯や浴衣やその他さまざまな小物類があちこちの建物の前でワゴンセールされていて、自分も風呂敷やらエコバッグなど色々ゲット。
 壁に自転車のチューブがいくつもぶら下がった、普段はこれ自転車の修理屋さんじゃないのかという店もあったけどあれ何だったんだろう……袋には清水のお店の名前書いてあったけど。
 そこで買ったペットボトルカバーは現在大変重宝してます。茶色の地に大輪の菊が一輪描かれていてかなり渋いのだ。
 和物関係ないけど、たまたま通りかかった自家製ノートのお店ですごく素敵なメモパッド(堅牢な表紙で中身を替えられる)を見つけて満悦。

 なんだかんだで結局、十二分に祇園祭の宵山を堪能。屋台がどんどん店開きし、人出がぐんと増える夕方には馴染の和食屋に退散。そこで「あばれ観音」の儀式(ミイラのようにぐるぐる巻きにしたご神体を男衆が担いで駆け抜ける)を教えてもらって見に行ったけど、わーっと来てわーっと帰っていったのでまともに写真も動画も撮れなかったのが悔やまれる。

 明けて巡行の日の朝、そこここの山で最後の飾りこみをしている様子や、白の着物に浅黄色の袴を着け扇子を手にした如何にも顔役といった人たちが神妙な表情で町の人とあいさつを交わしあっている姿を横目に仕事に向かったのでした。
2013年09月10日(火) (日記)

お久しぶり&近況とか

 すみません、すみません。生きてます。

 なんかもう、詰まっちゃって書けないことは一旦放り出します。
 四大陸観戦のことは忘れたころになんとかするかも。

 で、今まで何してたかというと、特に別に大きな変化があったというわけではなく。

 ちらりほらりとツイッターに書き込みしていたので、そちらで生存確認されていた方もいらっしゃったでしょうか。
 ただ、ツイッターに移行したから日記書かなくなったってわけでもないのですよね、自分の場合。週に数回つぶやくかどうかって感じで。
 正直、タイムライン眺めているだけで気持ちの上でひどくしんどくなっていた時期があって、自分にツイッターは向いていないのかなと思わぬでもないです。最近は若干ましですが。
 なんというか、あまりにも辛い人、しんどい思いをしている人が多くて、自分が何をどう書いても誰かを傷つけるような気がして。
 でも、人の気持ちなんかお構いなしの傍若無人を標榜して今までやってきたのだから、たぶんこれからもいろいろな人を自分の言葉で傷つけてしまうことになるのだと思います。気は付けるつもりだけど、たぶんいろいろやらかしてしまうと思うので、あらかじめ謝っておきます。ごめんなさい。


 えーっと、近況ですね、近況。

 メインで使っていたWindowsXP機でファイヤーフォックスが立ち上がらなくなってしまい、近いうちにサポートが切れるということもあるので、本格的にサブで使っていたWindows7機にお引越し。メールデータの移し方やiTunesの移し方やらぐぐる先生のお世話になりっぱなし。
 ダンナは新しいPCをいつ買うの?と悪魔のささやきをかけてくるけど、さすがにちゅうちょしている。

 仕事はまあボチボチ忙しくて大変だけれど、もっと忙しくて大変な思いをしている人はゴマンといると思うのであまり愚痴は言えない。といって、あまり愚痴なんて言っちゃダメだと意識しすぎると精神衛生にかなり悪いので、ほどほどにまあシンドイナ〜とか言っておく。どんな仕事でもどんな立場でも、しんどくない、なんてことは無いのですよ。

 あと最近読み返してる漫画のこととか、見たテレビのこととか書きたいけど、またぼちぼちと。
2013年07月09日(火) (日記)

つらつらと、フィギュアの話

 日記にさっぱり書かなくなったので、もうフィギュア熱は冷めたと思われているかもしれませんが、まあぼちぼち見てます。

 四大陸にも行ってきましたが、思い出を書く前に、パラパラと思いつくことを書いておきたくて。

 今シーズンはほんとに、ボヘーっと過ごしています。
 10-11シーズンは初めてのスケオタ生活で、ファンになった相手が波瀾万丈すぎて、胸が破れそうな思いをしていました。
 11-12シーズンは贔屓選手への誹謗中傷で常に頭に血が上っていました。
 今季は……
 ああ、もうなるようにしかならんわな、と。

 アドリアン……
 ほんのわずかな間でも氷の上に乗って演技を披露したことを喜ぶべき、なのでしょうか。
 3人でSWE代表を巡る凄まじい戦いがあった日々のことが幻のような気がします。
 辛かったけど、あの年のあのナショナルを記録にとどめておけて良かった。
 いつの間にかマヨロフがSWEの看板背負って、それに見合った姿を見せるようになったけど。
 アドリアンが体の心配無しに競技プロを滑るところをもう一度見たい。
 自分にはどうしようもできないから、ただ待ってる。

 パトリックもね。
 なるようにしかならんよね。
 なんか、あんまり心配はしていないんよ。
 他の人が山のように心配してる姿をツイッターとかで見てるからかもしれないけど。
 パトリックファンはオカン気質の人が多い気がしなくもない。
 あと、なんだ、あれだ。
 クラールコーチに土下座して頭下げてでも戻ってきてもらえという声を良く見るけどね。
 自分は絶対「結果を出すまで」はパトリックはコーチを替えないと思う。
 すごく尊敬して、心酔して、多くのものを授けてもらったと感謝している人が自分のそばにいてくれて、その人が自分が結果を出せないことで「やはり素人はダメだ」と揶揄されているとしたら、男の子だったらそんなこと言わせてなるものかって奮起するよね。
 何が何でも、自分の手で、コーチに賞賛を捧げようとするよね。意地でも。
 好きにすればいいと思う。
 パトリックのスケート人生なんだから。
 バンクーバーで引退してしまって、私は出会わない人だったかもしれないのに、何回もその演技を見ることができてるだけで儲けもの。
 それに、まだ完成形は見られないけど、今のパトリックの演技好きだよ。

 さてはて、パトリックへの理不尽なバッシングが今季はだいぶ減った気がする。
 日本人選手のせめぎ合いがあまりに高度で、ファン同士の睨み合いが激しすぎてそれどころじゃないっていうのが大部分の理由なのかもしれないけど(笑)
 それでもね。
 自分は2ちゃんねらだから2ちゃんの話しかしないけど。
 自分がフィギュアを初めて知ったシーズンでは、スレが荒れると「とりあえずP叩いとけ」と“場を和ませる”ためのサンドバッグ扱いされていた。叩いてもいい選手扱いだった。
 そして自分は何も知らずに誹謗中傷を鵜呑みにしていた。八百長やら陰謀論は馬鹿馬鹿しいと端から鼻も引っかけなかったけど、他の選手に対してあんなことを言ったこんな失礼なことをしたというのは無邪気に信じていた。
 それでも、執拗に繰り返されるおぞましい呪詛には反感を抱かずにはいられなかった。およそ仮にも人であるものが人に対して決して発していけないたぐいの言葉の数々を不快に思ったのは自分だけではなかっただろう。
 次のシーズン、相変わらず誹謗中傷は熾烈だったけれど、あまりにも理不尽な罵倒に対しては至極冷静かつ理論的な反論が返るようになった。モスクワワールドでの圧倒的演技を受けてのことだと思う。まあ、反論が来ると「Pオタうざい!」とぶち切れるのが常だったが。で、日も変わらぬうちに「Pにファンなんているのかよ、見たことない」とかって、もう笑うしかなかったんだけど。
 今シーズンになって、ちらほら叩きがあってもまるで反応無く黙殺状態。どうも「Pさん叩くのは皆プロトコルの読み方も知らない己の無知をひけらかす恥ずかしい輩ばかり」という認識ができあがってるぽかった。
 叩きが減ったのを「はしごを外されて八百長が無くなったから」「もうオワコンだから」とか言う連中もいるけど、勝手に言ってろ。
 ただね。
 Pさん叩きが減ったという声が出ると、Pが叩かれたことなんて無いだろ、という声が少なからず上がる。それは、いままで自分に関わりなかったから気付いてなかっただけだろうに。あるいはスルーしてただけ。
 まあ私もどこぞで繰り広げられているらしいファン同士の泥仕合に興味なんか無いし関わる気もないし、スルーさせてもらう。

 そして。
 そしてですね……
 今までまったく何も書いてこなかったですが。
 わたくしロス・マイナー選手がけっこう好きかもしれません。
 おされステップから始まるカサブランカの頃からちょいと気にはなっていたのですが、生北海道を見てしまったからには!あの表彰台でのまばゆい笑顔を生で見てしまっては!ハートを射抜かれずにいられましょうや。
 あわてて'11全米を発掘してEXのノースカロライナTシャツのアップに笑い、コロラドスプリングス4CCでのオーマイガと千鶴さん岡部さんの「(3位無理とか言っちゃって)ごめんなさい」に笑い、'12N杯の神演技をリピート……
 彼の滑りはなんだか“氷に祝福されている”ように感じるのですよ。変な表現だけど。
 そして、見ていると自分まで「良い人」のような気分になる(笑)

 まあ、そんなこんなで出かけた四大陸、いつ書けるだろう。
2013年02月21日(木) (日記)

京都くいだおれデート

 成人の日、あの大雪の東京に行った後、大阪のダンナの実家へ直行。
 よく朝、ダンナに車を出してもらって、遠方より里帰りの妹を関西空港まで迎えに行く。
 全体に半時間ほど遅れて到着していたんだけど、ロビーで待っていると、荷物受取場所から出てくるビジネスマンが皆携帯を片手に小走り。お疲れ様。
 妹の飛行機は欠航しなかったらしいけど、欠航便の乗客の振り分けなどに時間を取ったらしい。

 一旦妹を実家に送り届け、あれこれ買い物。ディナー用に、ちょいええお肉の近江牛と、近所で売ってる鹿肉と。
 母が、前に見せたiPhoneのクラシックアプリがお気に召したらしく「携帯をiPhoneに替えたらアレ使えるかしら」とか言い出したのであわてて押し止め、よくよく話を聞けば台所仕事をしながら音楽聞きたいということだったので、電気屋へ寄ってiPod touchとスピーカーとプリペイドカートを買ってプレゼント。さて使いこなせるものやら。

 次の休みは妹とお泊まりデートv
 あるいは「お姉ちゃんの最近の遊び歩きな京都の休日コースを追体験しよう、普通の観光名所なんて行かねーよ」ツアーとも言う。
 またの名を「食べ物屋ばっかりで、でっぷり太らせて帰してやんよ」ツアー。
 まずは河原町BALビル1階の紅茶専門店へ。知らなかったけどBALビルって全面的な建て替えのためにこの1月一杯で全面的に休館だったのね。
 お昼もまだだったので、フォアグラなんかも配したちょっとリッチなお食事コース。
 妹が記録魔で、あらゆる場面でデジカメで撮る撮る。
 それから無印、ユニクロでお買い物して腹ごなし。
 ホテルにチェックインしてから、予約しておいたお店へ。
 3ヶ月に1回くらいで、4回くらいしか行ったことないのに電話口で「ああ○○さんですか」と言われたよ……
 ゆっくり食べて飲んでたら3時間経過。びっくり。

 2日目は、伊右衛門サロンで朝ご飯して、京都マンガミュージアム行って、前から気になってた牛鍋屋さんでお昼して、京都文化博物館で古代中国の文物見て、最近お気に入りの和菓子屋さんでお茶して、馴染みの和食屋さんで飲んで食べて、馴染みの寿司屋で飲んで食べた。
 また別のホテルに一泊して、私は妹ほっといて朝イチで仕事へ。
 うむ、改めて書き出すととんでもない食い倒れだな。妹よ、お疲れっしたー。
2013年02月14日(木) (日記)

レオ・レオニ絵本原画展、シャガール展

 昨年末のことですが、京都駅ビルでやっていたレオ・レオニの絵本原画展を見に行きました。
 名前を聞いて「誰?」と思う人でも「スイミー」はご存じではないでしょうか。小学校の国語の教科書にも掲載されているらしいですから。(スイミーの原画は今回展示されていませんでしたが)
 他に「フレデリック」などネズミを主人公にした絵本が数多くあります。

 フレデリックとか絵本で見てさまざまな素材を切り貼りしたものだとわかってはいたけれど、生で見ると立体的に貼り重なっているのが見えてなんか感動。
 もうずいぶん古い原画のはずなのにネズミのお目々一つ外れずにきちんと色鮮やかに保存されているのを見て、どれだけ大切に取り扱ってきたかが偲ばれます。

 イタリアの人だと思っていたけれど、オランダ出身だったのですね。そして彼もユダヤ人で、一時期アメリカに亡命を余儀なくされた……。
 元々イラストレーターとして地位を確立していて、絵本を描き始めたのはずいぶん遅く、最初の絵本「あおくんときいろちゃん」はお孫さんにつれづれに即興で作ってあげたちぎり絵が元だとか。
 あたりまえなんだけど、生で絵を見ると、本当にこの人、絵が上手いんだなとしみじみ。
 色の塗り方がまったくムラがないし、鉛筆で描かれた石ころとか見ても、普通タッチがうかがい知れるのに、まるで白い紙から石そのものが質感を持って生まれ出でたように見える。

 貼り絵用にキープしてあったたくさんのネズミの胴体や大きなお耳のパーツがかわいかったです。

 出口の物販スペースで物色していて、ゴムはんこもいくつかあったのですが、あおちゃんときいろちゃんのデザインはただの丸でした……(苦笑)


 上で、レオニもユダヤ人でした、と書いて、あれそういえばまだ日記書いていない、と思い出しました。
 11月の話ですが、京都文化博物館でシャガール展を見てきました。
 シャガールと言えばパリというイメージだったのですが、旧露西亜(現在のベラルーシ)出身だそうです。
 今回の展示はどちらかといえば初期の作が多く、シャガールと聞いて思い出すけぶるような輪郭と色彩ではなく、くっきりカチッとしたタッチのものがかなりを占めていました。道端にびっしりと木の杭を打ち並べた故郷の小径と家畜たち、音楽と祈りが満ちるユダヤ人たちの暮らし、そして愛妻との日々。
 今回の目玉作品の一つは故郷で新婚生活を送っていた頃の画家本人と妻をモチーフにした数点で、描かれた画家の顔が場内に貼られていた写真そっくりで笑ってしまいました。「ヒャッハーッ、オレこんな高嶺の花を手に入れたんだぜスゲーだろ」とアフレコしたくなるような勝ち誇った笑顔が微妙に腹が立つ(笑)

 ふたつめの目玉は、ユダヤ劇場設立に際しシャガールが描いた壁画ほぼ全作(消失したものは除く)
 展示スペース丸々ひとつ使って劇場に飾られた壁画の様子を再現していました。間近で見ると人物の身に着けた衣装の飾りレースまで細かく描かれていました。
 長く見ているとちょっとエネルギーに圧倒される気分。

 3つめの目玉は、いにしえのギリシャで書かれた物語「ダフニスとクロエ」の挿絵ひと揃い。これはかなりシャガール後期の作のようです。

 今回の展示の正式タイトルは「シャガール展2012 −愛の物語−」だそうで、まあ元からシャガールと言えば恋人たちの絵というイメージなのでそれは良いのですが、絵に付けられた解説があまりにも愛を謳いすぎていてちょっと胸焼け。
 で、展示の中間地点で掲示された年譜を見ていて、亡命先(ユダヤ人迫害から逃れた)アメリカで愛妻を亡くして失意で筆を持てなくなった旨の記述の後、地元の女性との間に息子が生まれ、フランスに戻る際女性と別れたとサラリと書かれていて「え?」と思ったのですが、解説には晩年の再婚相手については書かれていてもその辺りに触れたものは全く無し。
 でも出口の物販スペースで、その女性についての本と息子の手記がしっかり売られていて笑いました。
2013年01月07日(月) (日記)

あけましておめでとうございます

 今年もよろしくお願いします。

 年末年始は例によってダンナの実家へ。
 30日。恒例の餅つきの合間に隙を見て写真を撮ってはツイッターでアップ。夥しい餅餅餅……がご覧いただけます。しかしツイッターって写真を上げるのがめちゃくちゃ楽ですね。
 日頃から若干腱鞘炎気味なのでお水取りはできず、つき手も中学生たちがあっという間に上達し、丸め手は余り気味……と、正直あまり身の置き所がなく、折からの雨にそぼ濡れておりました。
 そしてダンナの実家のワンコは大勢人が来ているのに誰も構ってくれなくて、拗ねてしょぼくれて丸まっておりました。ごめんよお。
 朝の9時から始めて片付け終わったのは4時。
 早めの夕食をいただいてから、車で親戚の所へ餅を届けに。

 大晦日は義母とダンナと大型家電店へ。義母は掃除機、トースター、パン製造器(生米から作れるやつ)といろいろ購入。車に運ぶのに台車お借りしました。
 しかしわたくし、買い物途中から軽度の頭痛発生。
 早めのおそばをいただいたらそのままダウン。気付いたら年が明けておりました。紅白も行く年来る年も何にも見てないよ〜。紅白見ながらカズノコの皮を剥くのが毎年のお仕事なのに。

 元旦は少し持ち直し。
 親戚が集まってカニ鍋パーティ。ただ、今年は体調不良で来られない人が多かった。

 2日は初詣。毎年のことですが、歩いていける距離の住吉大社へ。暖かくて穏やかな日和でした。
 賽銭直撃事件等をはさみつつ、おみくじは中吉。
 毎年、どんな屋台が出てるのか見るのがひそかな楽しみなのですが、今年は屋台定番のカステラ焼きなどでもブランド化の傾向が。京都のどこどこのお店の〜とか、なんとか印の〜とか。
 当てモノの景品はここ数年ワンピースとりらっくまの天下だったのですが、今年のニューフェースは「なめこ」でした。そして、まだオーズの玩具を並べているお店は反省するように。

 2日の夜のうちに帰宅。またお義母さんに服をもらってしまった。ちゃんと「ゆったりサイズ」でしたよ(笑)

 今日はとりあえずのんべんだらり。
2013年01月03日(木) (日記)

似非観光客イン京都

 12月頭のお出かけの話の続き。

 せっかく初冬……というか陽気としてはまだ晩秋に京都に出かけるので、たまには人並みに京都っぽいところに行ってみようと心に決めてはみたけれど、まったくのノープラン。

 長くなるのでたたみます。
2012年12月29日(土) (日記)

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