++たらたら日記++

現在絶賛放置中。
感想等は基本毒吐き。
サイドメニューはプルダウン式です。
最近、コメントの表示に若干の不具合が出ていますが、
管理人にはきちんと届いています。

映画「空気人形」

 雑誌のコラムとか、映画評論メインじゃない普通のブログとか、そういうところでなぜか感想を見かけた映画。ずいぶん試写会したのね。
 1、2件べた褒めなのはふむふむと頷くけど、3、4件となるとちょっと気味悪くなって、5件目に批判が書かれているとほっとしたり。
 まあ、そんなわけで映画村帰りに見に行ってきました。
 内容からするとR指定だったのかなあ。

 心を持ってしまったラブドールの話……とあちこちのあらすじに書かれていたけど、個人的にはダッチワイフと書いてもらったほうがわかりやすい。
 つまりは恋人の代わりを務めるお人形。
2009年10月13日(火) (感想::映画・DVD)

TAJOMARU

詳しくは帰宅後。
とりあえず一言。
芥川に謝れ。

【追記】

 いきなりキツい物言いになってしまったけれど、映画の内容自体は悪いものではなかったと思うのです。
 かといって、楽しめたかというと、微妙に首を縦に振りづらい……。
 思うに、自分はこの映画に対して良き観客ではなかった。

 第一に。
 原作&黒沢版に囚われすぎていた。
 何も知らずにいれば、もっと素直に作品に接することができただろうに。
 なにせこの映画は原作を踏み台にしかしていないのだから。
 三者三様の真実が並び立っていた原作とは異なり、一つの真実を選び取って、後はザクザクと話進めて。
 宣伝見たときはもう少し混沌とさせるかと思ったんだけど。

 第二に。
 自分は日本史について知識がなさ過ぎた。
 芥川原作だから平安時代だと思いこんでいて、「御所様」という言葉が出てきたから、あれ?鎌倉?と思い直して、中盤当たりでなおかつ時代が下がってるらしいことに気付いて、終始混乱してしまっていた。
 自分が日本史に詳しければ、最初に畠山という姓が出てきた時点でおおよそのことが掴めただろうに。
 少なくとも山名宗全という言葉を聞いたときに応仁の乱が思いつかなかったあたり、不勉強としか言いようがない。もう一度中学校の教科書あたりから読み直す必要が大ありだ。

 第三に。
 自分はこの映画が、なんちゃって時代劇だということにさっさと気付くべきだったのだ。
 そもそもメインキャストと主なターゲット層と英文字なタイトル見ればそれくらいのこと一目瞭然のはずだったのに。それ相応の心づもりをしておけば、もっと気軽に見られたものを。
 うっかり歴史物を見るつもりで臨んでしまったものだから、ちょっとした台詞回しの一々に違和感を感じてイライラしてしまった。
 なんか脇がどえらく豪華だったからなあ。大御所揃いについ本格ものかと騙されてしまったよ。特に所司代格好良すぎる。ぞくぞくしたわ。

 他の人たちの感想とかあらかじめ読んでると、ほぼ口を揃えて「もったいない映画」と書いていたけれど、ほんとになんかこう色々惜しい作品だった。

 以下ネタバレ。
2009年09月22日(火) (感想::映画・DVD)

映画「エレクトロニックガール」

 宣言通り、この週休に東京行ってきましたよ。映画一本見に。宿まで取って。

 自分自身への言い訳のために、実にお上りさん的体験も済ませておきました。
 はとバス楽し。ガイドさんがつくのはええですなあ。
 今度はもうちょっと浅草でゆっくりしたい。
 隅田川下りしながら地ビール飲んでました(笑) だって風が気持ちよかったんだもん。なんか自分の飲んべえの程度が徐々にひどくなってきてる気が。

 さて、映画。
 渋谷苦手だと言いつつ、すでにBUNKAMURAあたりまでなら迷わず行ける自分がなんだかな。
 渋谷シアターTSUTAYAって、名前だけはよく聞くユーロスペースと同じ建物だったのか。えらく立派で席数多いのでびっくりした。

 お話は至極他愛ないものでした。
 それははなから承知の上で、どういう画を見せてくれるのかを楽しみに出かけたわけで、その期待には応えてくれたと思います。
 冒頭の企業内のシーンは露出過多というか白抜けし過ぎて目が痛かったけど。
 画面の上で冒険するからこそ、お話は他愛なく可愛らしく、シンプルなものでよかったのかもしれません。

 主役の女の子は想像以上に良かった。グラドルだからって色眼鏡で見ていてごめんなさい。人と応対することを前提として作られていないアンドロイドだから、動きや表情、言葉がぎこちないという設定に助けられているとは思うけど、そのぎこちなさの底になんとかして心を表現したいというもどかしさがちゃんと湛えられていて、切なくて可愛らしかった。演出が上手いのかも知れないけどね。
 綾野さんは棒じゃなかった。びっくりだ。(ファンにあるまじき暴言だな)
 えーと、この映画は本来的にヒロインの可愛らしさにキュンキュンするべき作品なのでしょうが、綾野さんの可愛らしさとかっこよさにキュンキュンしてました。
 監督、綾野さんを綺麗に撮ってくれてありがとう。
 終盤のモノクロームシルエットのアクションシーンは、綾野さんのスタイルの良さが際だっていて眼福でした。

 ところで。
 シアター入り口で指定券の引き替えをしていたとき、券を買いに来た初老の男女4人組がいらしてて。今風の言い方だとアラカンですか。どう考えてもこの映画を見に来る層には見えなかったので、誰かキャストの身内かもと思っていたのです。
 で、開場後、自分の後ろの列に座られたので、どうしても好奇心が抑えられずに声を掛けてしまいました。
 監督のご両親とそのお友だちが見にいらしていたのでした。窓口でちゃんと券を買って。
 舞台挨拶が土曜日にありましたよね……?と言うと「知らん」と一言(汗)
 遠くから出てきたから、とのことでした。
 ……せっかくの晴れ舞台なんだから招待しましょうよ、監督。
 というわけで、最初のうちはスクリーン見ながら、大丈夫かしらこの画面お年召したかたに辛くないかしら、と余計な心配しておりました。
 まあ、前述したとおり、物語自体は素直で初々しいボーイミーツガールでしたから。

 見終わったのは午後11時近く。
 何か飲みたかったけど、居酒屋でうるさいのとか肴が脂っこいとかはいやだったので、通りすがりのワインバーへ。白ワインなら日本酒感覚で飲めるかな、と。
 Riond D Bianco、Melandes Chablis、Touraine SBの3杯をいただきました。
2009年09月17日(木) (感想::映画・DVD)

映画「縞模様のパジャマの少年」

実は今、映画館前でなかば自失状態で携帯を打っている。
帰宅するまで溜め込んでおけない。

予告見たときから見たかった。
冒頭から良い映画だと思った。台詞ではなく画面で十二分に語っている。
手堅く手堅く進んで、終盤からの斜め上の展開に度肝を抜かれ、ラストに腰が抜けた。
「決して結末は人に話さないでください」という、昔の映画のキャッチコピーを思い出した。

また落ち着いたら感想を書くかもしれない。書けないかもしれない。
2009年09月05日(土) (感想::映画・DVD)

渋谷行き顛末(その2) すみれ人形ほか上映会

 長くなってたので、トークショーは別記事で。

 絵画展見終わって、遅い昼(早い夕食?)を取って、5時前に上映の会場へ。
 なんでも朝から並んでいる人がいて、ずらーっとなっちゃったので、整理券のための仮整理券を渡しているとかで、70人キャパのところを66番の券を渡されました(汗)
 あんまり早く行くとお店の迷惑になるかな、と自重したのが徒になりました。ていうか、みんな気合い入りすぎだよ。
 予定時間に番号順に並んで整理券もらったけど、自分の後ろにまだ2〜30人は並んでいたような気が。(主催スタッフのブログ見るとやはり100人超えだったらしい)
 それにしても、オシャレで若くてキレイなお嬢さんたちばっかりでしたよ。なんだ、やっぱり浮くんじゃないかよ、自分。
 CZ2で綾野さん急に注目集めちゃって、ギャル文字とか小文字使ってそうな女の子がどっと来るのかなと思ってたんだけど、全然そんなことなかったです。皆さん映画とかアート作品が好きそうな、センス良さげなお嬢様方でした。まあ時間が遅いから、あまり若年齢な人は来づらかったということはあるかも。というか、そもそも、監督の作品のファンとか、主演やヒロインの役者さんのファンの可能性も考えようよ、自分。(我ながらひどい偏見と差別だとは思うんだけど、CZ2公式ブログとかで、絵文字・小文字乱舞なコメを見るとどうしても引いてしまったもので)
 しかし、自分って、どこへ行ってもどんな場にまぎれても、常に違和感を感じずにはいられないようです。

 場内は予備のスツールとかだいぶ出したみたいで、立ち見の人はほとんどいなかったみたいです。自分が座ったのは高めの木のスツールで、正直座り心地はよろしくなかった。
 上映機器は単眼のプロジェクターで、スクリーンサイズもそれほどでもなく、正直職場の視聴覚室の設備とあまり変わらない気が。キャパはシネヌーヴォよりは大きいかな。ワンドリンク制だし、イベント性の高い上映会場なんだろう。

 さて、だらだらと書いてきましたが、映画本編感想です。
 まず、金子雅和監督の短編2編上映。
 「石川九楊 源氏物語五十五帖展」と「鏡の娘」

 「石川〜」は同名展示会で流されたミニドキュメンタリー。
 もうこれは内容うんぬんより素材である石川氏にぶったまげる。
 書家として名前だけは聞いていて、新聞やら雑誌やら、電車内のマナー広告やら、いろんなところで一日一文字みたいにして見かけてはいたのですが……。
 とりあえず、映し出される源氏物語の一節が、とにかく読めない。
 昔のかなで崩し字で、というレベルじゃなくて、もうあれだ前衛芸術の域。線がうにうに波打ったり、ひたすら髭みたいにはらったり、墨が枯れるまでグルグル渦巻き書き続けたり。「書道とは過程」なのだそうです、はい。

 「鏡の娘」は「グリム童話「ラプンツェル」に材を得た、母娘の物語。」(公式サイトより)
 この説明一文で先がすっかり読めちゃうというのはいかがしたものかとは思う。
 まあ、寓話なのだな、と。
 王子様がえらくしょぼくれた中年だったけど(笑)
 母親が娘を家から出さずに育て、美しく育った娘に自分と同じ格好をさせ、毎朝化粧のたびに向かい合わせの娘に一挙手一投足同じ動きをとらせて、「綺麗」と微笑む。
 ……わけなのだけれども、この母親が若くて美しく、娘さんと容貌にそれほど差がなかったのですよ。普通に鏡見ても自己満足できるんじゃないかみたいな。一卵性双生母子的な画面の美しさはあったのだけれども、母親が失われた己の容色を娘に求めるという感じにもっとなっていたら分かり易かったんじゃないかな。
 まあこういう映像美を追求するタイプの映画にわかりやすさを求めるほうが無粋だとも思いますが。画はきれいでした。古い家屋のじとっとした雰囲気が良いです。

 「すみれ人形」はDVDが発売されたところなので(ていうかこの上映会が発売記念だし)ネタバレ隠します。


2009年07月07日(火) (感想::映画・DVD)

DVD視聴 妖怪奇談

 綾野さんがらみで買ったDVDその3。
 でも綾野さんは非常にむかつくパッパラパーなチャラ男役だったので、さっくり出番に気付かなかったことにしておく。
 それはそれとして、作品として面白く見ました。

 
 タイトルからするとホラーっぽかったので、他のDVDは一人でこっそり見たのに、これはダンナに声をかけて一緒に見た。
 ていうか、ダンナはジャケットを見て「かわいーじゃん」と笑いだし、このジャケットの作り方は絶対怖くない、と断言。
 まあ確かにその通り、怖くはなかったです。
 ホラー的な意味では怖くなかったけど、若い女性たちの表面だけ取り繕った他者との付き合い方とか、ドロドロっぷりが怖かったと言える。

 3つの話のオムニバスで、それぞれはリンクしている。
 「ろくろ首」「かまいたち」「のっぺらぼう」といった妖怪をモチーフにしているけど、妖怪ものじゃない。
 心にちょっとした歪みを抱えた若い女性たちが、ある日気がつけば、少しずつ肉体が変容していき、やがては今までの居場所(職場や学校)に居られなくなるほどの異形となってしまう。

 あるいは淡々と、あるいはややコミカルに、女性たちの変化を積み重ねていき、それぞれの破滅に至るまでを描き出す。むしろ穏やかなほどの画面は、じわりとした悲しみや切なさに満たされていき、三つの話がお互いを補い合い、しっかりと地に足の着いた作品世界を作り出している。
 3人の主人公に共通していることは、皆孤独だと言うことだろうか。仲間や友人はいても、付き合いは表層的で、むしろ互いに傷つけ合ったりしている。
 その主人公たちが、異形と成り果てた後に、互いに与える優しさが、このやるせない物語の救いなのかもしれない。
2009年05月09日(土) (感想::映画・DVD)

DVD「ハヴァ、ナイスデー」視聴

 綾野さんがらみでポチした商品の一つ。
 もとはwebドラマの「短編.jp」というシリーズをまとめたオムニバス。劇場公開もしていたらしい。
 ぶっちゃけ、綾野さんが出演している「全速力海岸」しか見ていない。
 一本あたり10分程度。
 前にVBの記事や写真とか見ていて、くしゃくしゃの綾野さんだと思ってたけど、ほんとにくしゃくしゃだった。奈緒子のときもだったので、走るとそうなんだろう。
 で、笑ってもくしゃくしゃ。
 今まで見たうちで、一番普通の男の子だった。
 ズッキューンなんて台詞を聞こうとは。
 「こいつらバッカで〜」とつぶやいてしまう映画だった。
 先日のホルモーのアホとこっちのバカはどう違うんだという感じですが、説明は難しいな。これ突き詰めると本が一冊書けてしまうらしいから(例:探偵ナイトスクープ)
 内容はただただ人が走るだけなので、なんとも言い様が。
 バックに流れはじめた音に、あれ妙に馴染みが…と思ったら、Lifeのサントラに入った歌だった。同窓会会場の店で素知らぬ顔で流れていた曲。
 音楽も担当していたと知っていたはずなのに、一瞬虚をつかれてしまった。
 ミニアルバムに入っていた曲もあった。
 いつものように寝ながらヘッドホンで聴く……虚空に向かって音だけに対峙しているときより、映像と共にあるほうが、なにやら似つかわしく思えた。
 役者としての贔屓は別として、この人の曲は好きだ。……歌唱力についてはかなり微妙な気分になるが。
2009年05月05日(火) (感想::映画・DVD)

DVD「退魔天使ビザールシューター」視聴

 正式名称「退魔天使(エンジェル)ビザールシューター 美少女戦士 沙良見参!」

 はい、最近綾野剛さん熱がかなり高くなってポチポチした品の一つ。
 公式サイトに載っていないお仕事の一つ(笑) 5秒しか映っていないNANAだって載ってるのに、やっぱりイメージ戦略ってものでしょうか。
 ちなみに中古で580円。送料700円(笑) いやいや、単品でもきっちり送ってくれたショップに感謝です、ほんと。

 まあ、タイトルを見て中身は推して知るべしで、グラビアアイドルに演技させてみました、お色気は少なめでストーリーもの頑張って撮ってみました、な対象がよくわからないけどよくあるタイプの一本。
 なんというか、某ザンキさんの中の人がらみでこの手のDVDかなり見たので、けっこう免役できてる自分に笑う。
 えーっと、先に結論言うと、面白かったです。もろ低予算でストーリーも演技もぐだぐだなんですが、その枠の中で結構良い仕事していました。元バロムワンの人とか元青影の人がうまく脇を固めていたし、もう一人のアイドルさんはかなり良い演技でしたし。

 あ、一応ストーリー。(ネタバレしても困る人はいないだろうし)
 主人公のサラちゃんは持ち前のよく通る声(と豊かなバスト)を見込まれて、一見怪しげな探偵ならぬ探奇事務所(政府の後ろ盾で、現在にはびこる物の怪を退治する組織)にスカウトされ、水泳やらエアロビやら不可解な特訓の日々。
 恥ずかしいコスチュームにもめげず、初仕事で可愛い後輩のマホちゃんをまもることができましたよ、と。

 まあ個人的には綾野さんの役をイケメン扱いしてくれてたので大満足(笑)
 いやほんと、かなり格好良い役でしたよ。陰陽師の子孫役。
 女の子脱がない代わりに脱ぎますよ、じゃないけど。
 比較対象の問題で、今まで他の作品だと周りがデカい人ばかりだったのでわからなかったけど、やっぱり長身だったんだなあ。
 アップが多いと、あ、綾野さんでもヒゲ生えるんだとかとか思ったり。(←変態でスミマセン)
 で、ささやくような声が、かなりキます(^^;;
 メイキングで変顔してくれて楽し〜。

 ところで、スタッフ、カメラにハリケンやセイザーXの菊池亘さん、アクション監督に新堀和夫さんという妙な特撮率。伊藤慎さんの名前もあった。どこにアクション要素が……と思ってたら、メイキングで新堀さんが女の子がランチャー抱えるの指導してた。

 しかし、ダンナがいるときには見られんわな、これ。
 連休とは名ばかりの週休日、ダンナが実家帰ってるすきに見ておりました。
2009年05月04日(月) (感想::映画・DVD)

CZ2メイキング

 事前に、前作のあらすじと本編映像ばっかりだと聞いていたので、ガーッと早回ししながら視聴。
 実際、衣装合わせとカメラテストとアクション練習以外見るところはなかった。
 まあこういうのは宣伝だし、二千円だし、こんなものか、と。
 どうせメイキングというなら、本編に映らない役者たちの素顔とか、撮影の様子を見たいものだが。(邦画のメイキング何本か見てガックリ経験すると、東映特撮もののメイキングってえらいなあと思うわ)
 まあ、アクション練習で綾野さんががっつり映っていたので、出費も惜しくないわ。
 綾野さん腕とか細いのに筋肉がびしっと張り付いている。山田孝之氏とゆっくり組み手やってるときの舞うような動きと安定感が凄かった。
2009年05月01日(金) (感想::映画・DVD)

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