宣言通り、この週休に東京行ってきましたよ。映画一本見に。宿まで取って。
自分自身への言い訳のために、実にお上りさん的体験も済ませておきました。 はとバス楽し。ガイドさんがつくのはええですなあ。 今度はもうちょっと浅草でゆっくりしたい。 隅田川下りしながら地ビール飲んでました(笑) だって風が気持ちよかったんだもん。なんか自分の飲んべえの程度が徐々にひどくなってきてる気が。
さて、映画。 渋谷苦手だと言いつつ、すでにBUNKAMURAあたりまでなら迷わず行ける自分がなんだかな。 渋谷シアターTSUTAYAって、名前だけはよく聞くユーロスペースと同じ建物だったのか。えらく立派で席数多いのでびっくりした。
お話は至極他愛ないものでした。 それははなから承知の上で、どういう画を見せてくれるのかを楽しみに出かけたわけで、その期待には応えてくれたと思います。 冒頭の企業内のシーンは露出過多というか白抜けし過ぎて目が痛かったけど。 画面の上で冒険するからこそ、お話は他愛なく可愛らしく、シンプルなものでよかったのかもしれません。
主役の女の子は想像以上に良かった。グラドルだからって色眼鏡で見ていてごめんなさい。人と応対することを前提として作られていないアンドロイドだから、動きや表情、言葉がぎこちないという設定に助けられているとは思うけど、そのぎこちなさの底になんとかして心を表現したいというもどかしさがちゃんと湛えられていて、切なくて可愛らしかった。演出が上手いのかも知れないけどね。 綾野さんは棒じゃなかった。びっくりだ。(ファンにあるまじき暴言だな) えーと、この映画は本来的にヒロインの可愛らしさにキュンキュンするべき作品なのでしょうが、綾野さんの可愛らしさとかっこよさにキュンキュンしてました。 監督、綾野さんを綺麗に撮ってくれてありがとう。 終盤のモノクロームシルエットのアクションシーンは、綾野さんのスタイルの良さが際だっていて眼福でした。
ところで。 シアター入り口で指定券の引き替えをしていたとき、券を買いに来た初老の男女4人組がいらしてて。今風の言い方だとアラカンですか。どう考えてもこの映画を見に来る層には見えなかったので、誰かキャストの身内かもと思っていたのです。 で、開場後、自分の後ろの列に座られたので、どうしても好奇心が抑えられずに声を掛けてしまいました。 監督のご両親とそのお友だちが見にいらしていたのでした。窓口でちゃんと券を買って。 舞台挨拶が土曜日にありましたよね……?と言うと「知らん」と一言(汗) 遠くから出てきたから、とのことでした。 ……せっかくの晴れ舞台なんだから招待しましょうよ、監督。 というわけで、最初のうちはスクリーン見ながら、大丈夫かしらこの画面お年召したかたに辛くないかしら、と余計な心配しておりました。 まあ、前述したとおり、物語自体は素直で初々しいボーイミーツガールでしたから。
見終わったのは午後11時近く。 何か飲みたかったけど、居酒屋でうるさいのとか肴が脂っこいとかはいやだったので、通りすがりのワインバーへ。白ワインなら日本酒感覚で飲めるかな、と。 Riond D Bianco、Melandes Chablis、Touraine SBの3杯をいただきました。
|