++たらたら日記++

現在絶賛放置中。
感想等は基本毒吐き。
サイドメニューはプルダウン式です。
最近、コメントの表示に若干の不具合が出ていますが、
管理人にはきちんと届いています。

空劇レッド大会

 なんとなく書き損ねていたけれど、3月20日の祝日に空劇に出かけてきました。
 はじめ映画村に行く予定とか言ってたけれど、あっちはまだ6月まで観る機会があるからね。
 今回のショーのタイトルは「さよならスカイシアター!熱き思いよ甦れ!!」
 4月末から新屋内劇場Gロッソにショーが移行するので、空劇はこれが最後。
 そして、新劇場では完全に撮影録音禁止らしいので、三脚担いで出かけるのもこれが最後。

 行きの新幹線では窓の外に雨が降っていたので、正直諦めかけていたのですが、東京に着く頃に降り止んで、一回目のショーの終わり頃には陽が差してきました。
 さすがに一回目は危険回避のためアクションの一部をカットしていたようだけど、二回目は完全版で壁上りも見られたので良かったです。

 以下ネタバレ有り。

 とりあえず、タイムレンジャー以降のレッド大集合。それ以前の戦隊は出ないのかな〜と思ったんだけど、「スカイシアターで戦った」レッド集合なわけね。納得。
 敵側はハリケンからフラビ〜ジョ、デカレンからアブレラ、マジからブランケン、そして一部の人間が予想……というより断定していた(笑)ボウケンのガジャ様。
 タイムの敵さんは着ぐるみを改造されてしまったという話を聞いたことがあるようなないような。
 そして、忘れちゃいけない。ヒロちゃん大復活〜!!
 ゲキの途中から引退されたという話を聞いていたのですが、スカイシアターが有終の美を飾るその時に立ち会われるのでしょうね。
 握手会の時に親子連れに声をかけられて、とても素敵な笑顔を返していらしたのが印象的でした。

 ま、ストーリーはこういうお祭りものは在って無きが如しで、どういうわけか復活した歴代敵役たちにゴーオンレッドが苦戦していると、金銀、そして歴代レッドが加勢に表れた、と。
 あ、ちなみに連と早輝は里帰り、軍平と範人は沖縄旅行だそうです。
 とにかくただただ楽しく見られました。
 事前に読んでいた感想で「回るなw」というようなのがあったけど、見て納得。
 各レッドの紹介で、自力で360度回るのが素敵すぎる。
 そして、やはり岡本ガジャ様は最高です。場内の笑いを一人でかっさらってらっしゃいました。

 天気が天気だったので、人出は決して多くは無かったけれど(1,2回どっちも整理券Aブロックで入れた)、寂しいという程ではなく、いい感じで見られましたよ。
 これで最後だなとしんみりしつつ、開場時のお出迎えレッドをビデオ構えて待っていたら、他にもビデオ抱えてる人達がいましたよ。やっぱり最後の記念だからでしょうか。

 この日、東京ドームシティではコスプレフェスタがあったらしく、銀髪や赤毛、緑の髪の人たちがわさわさしてました。最近のアニメやゲーム知らないから、もうほとんどなんのキャラかわからなかったです。刀差してたら銀魂かな、くらい。ボーカロイドはわかる。仮面ライダー1号2号はかっこよかった。そして、なんのキャラか知らないけど、緋色の長毛がサラフワぬいぐるみクオリティの牛さん(白衣&めがね着用)は子どもに大人気。視界が悪いらしく一人ずっと付き添って歩いてましたが。

 ショップでシンケンジャーの食玩を大人買い。でも開封したら、完成品じゃなくて自分で組み立てるプラモデルだった。無理(涙)
 一回目と二回目の間にラクーアのほうに行って、某お笑い芸人のビデオを買ったことは内緒。なんか、気になってるんだけど、その事を知られるのが妙に恥ずかしい。
2009年03月30日(月) (日記)

あいたたた……

 昨日、自転車乗っていてバランスを崩し、茂みに顔面から突っ込むという今時マンガでもないことをやらかしてしまった。
 幸い、目とか歯はなんともなかったけれど、両方のほっぺたにド派手なひっかき傷が何本も走った。
 ぶっちゃけ、どこのDV被害者だよ、というご面相。
 そして、その顔で本日、カウンターで一日中利用者と応対。
 ……誰も顔について触れてこない。
 どうも本気でDVかもと思われて、聞いちゃいけない雰囲気になっていた模様(汗)

 うちのダンナは決して暴力亭主じゃございませんのことよ。
2009年03月27日(金) (日記)

シンケンジャー 第三幕

 気がつけばまた溜まりつつあるので、とりあえず1話消化。
 (木)くん、作戦とはいえそんな逃げ回り方してたら、周囲に迷惑かかり過ぎる。

 他には特に言うことはないかな(笑)

 うーん、まだ三話しか見ていないけど、正直、自分がシンケンジャーを面白いと思っているのか否か、把握しきれずにいる。
 モチーフやらギミックは大好物なんだけどね。
 お話がこう、なんというか、ちょっとなにか盛り上がりに欠けるような。
 (火)が(木)を叱咤というか突き放すのは冷たいようだけれど理屈として正しい。その頑な態度も、時代錯誤な育ち方をした特殊な家の人間だと思えば、そういうものだと思う。
 (木)の(火)への単純な反発から、自己のふがいなさへの反省を下敷きにした敵愾心、そして(火)の能力の高さに対しての敬意、と移り変わるのも流れとして理にかなっている。
 話としてはよくできている、と思うのに、なんだかいつの間にか話が終わってしまったような気持ちがどこかに巣くっている。
 まだ見始めたばかりなのでしばらく様子見かな。
 (火)の声質とすらりとした姿はかなり好きなんだけどね。
2009年03月25日(水) (特撮::番組感想)

お買い物

 昨日のことですが、上司が今月末で定年退職となるので、送別会で渡す記念品を同僚と買い出しに京都へ。
 まずはLoftへ行こう、ということで京都駅からバスに乗ろうとしたらすごく混んでいた。手にガイドブックやら市バスの路線図を持った人が何人も。なるほど春休みだから観光客が多いのか。まだ桜には早いんだが。どうも自分にとって京都は「時折買い物に出かける都会」なもので、観光地という意識がない。

 あらかじめ「こういうものがあれば……」と思っていた品は見つからなかったけど、数件巡ってなんとか購入。
 それから、同僚に誘われて、河原町のBALビルの紅茶専門店へ。なんか紅茶メニューが百数十種類ございまして、分厚いメニューというかカタログを渡されました。なにやら紅茶のウンチクとか書いてあって読みでがありそうだったので、注文した後そのまま読んでいたいなと思いつつ返したんだけど、帰りにレジ横見たら販売してたよ(笑)
 それから同僚と別れて、同じビルのジュンク堂へ。いつも四条の店舗に行くから初めて。
 戦利品。
 前の記事で書いたCUTとJUNONと、サライ3月5日号(能・狂言特集)。
 東映ヒーローMAX Vol.28と、東映ヒーロー悪役列伝。
 後者は本屋で見かける度に買おうかどうしようか迷っては見送ってきたんだけど、今回思い切って。
 
 クイックデザインCD-ROM飾り罫・飾り曲線。職場で使おうかと。
 「巨人譚」(諸星大二郎)。昔々「砂の巨人」という単行本に収録されていた「砂の巨人」「ロトパゴイの難船」の2短編と、これまた昔コミックトムに連載されて長らく単行本未収録だった中編「ミノスの雄牛」(私は勝手にクレタ三部作と呼んでいた)に書き下ろし「ギルガメシュの物語」を加えてまとめたもの。あと作者お得意中国ものの短編も少し。コミックトムってよほどマイナー雑誌だったのか、モロ☆ファンの間でも「ミノスの雄牛」はけっこう幻の作品だったらしい。諸星メーリングリストの主催者さんに情報送ったのも懐かしい思い出。
 ユリイカ3月号諸星大二郎特集。やっぱり西遊妖猿伝が連載再開したからでしょうか。頭からしっぽまでぎっちり餡子…じゃない、モロ☆さんが詰まってます。
  
 ここんとこ雑誌も漫画もネットで買うことが多かったから、久しぶりに重みで肩が抜けそうな体験をした。
 次々買い足していって紙袋の中に商品を入れ直してもらっていたら、レジのお姉さんがコーヒー無料券くれた(笑)
2009年03月24日(火) (日記)

役者さんたちのこと

 そのいち。
 前からちらほらドラマで目撃していた山さき潤さんですが、このたびブログを立ち上げられた。
 毎回冒頭に入る偽名言とか、相変わらず面白くてクレバーな人だと思う。
 でも行間空けすぎるのって携帯で見てる人にはつらいと思いますです。

 そのに。
 ひさしぶりに山本康平さんのブログを覗いたら、ふた月ほど前に入籍&まもなく父になります報告が。おめでとうございます。
 空劇の時の子どもたちに向けた輝く笑顔を思うに、さぞ子煩悩なパパになることでしょう。

 そのさん。
 内野謙太さんのマネブロでお茶会企画発動とのこと。屋形船をいっぱいにするチーフほど人は集まらないかも知れないけれど、少人数で和気あいあいお茶するのも楽しそう。願わくば参加できる日程だといいなあ。

 そのよん。
 今をときめく小栗旬氏ほかが出演し、前々から雑誌で取り上げられてきたクローズZERO2だけど、上映が近づいてきたので、露出が更にアップ。
 主人公たちに敵対する高校の幹部役である綾野剛さんもお陰様で拝む機会が増えました。
 てなわけで雑誌「CUT」と「JUNON」を購入。
 CUTではインタビューは無かったけど、メンバーたちの撮り下ろし写真がみんな非常に格好良かった。個人的にアイドル誌のどアップグラビアとか正視できないたちなんだけどCUTはアイドル誌じゃないし(笑)、全員役に入り込んで凄味をきかせた迫力ある写真でした。
 準主役級の山田孝之氏が喧嘩のシーンのアクションを二人で考えたと綾野さんの名前を出してくれたのが嬉しかった。
 JUNONではメインキャラ全員分のインタビューがあった。
 それから、先日開催された沖縄国際映画祭でクローズZERO2が上映され、綾野さんも舞台挨拶に出席したそうです。ネットニュースいくつか引っかかった。
 ……まあ、小栗氏とか期待して会場に詰めかけたファンの人たちにとっては「……誰?」状態だったんじゃないかと思うんだけど。「?誰?」状態から「ちょっと気になる」状態になる人がひとりでもふたりでも出てくれたらいいなあと思う。
 自分は見に行くかどうか知らないけど(苦笑) だってヤンキーものって苦手なんだもん(涙)
2009年03月24日(火) (役者さん)

ペルソナPSP

 全然知らなかったのだけれど、女神異神録ペルソナがPSPに移植されるらしい。
 セーブポイントが増えたり、エンカウント率を調整したり、と遊びやすくなってるらしいよ。
 それはいいんだけど、サウンドが「軽快でPOP」に全面改訂されるとか。えぇぇぇぇえ?
 いや、中身がどうであれ、プレイしないと思うけどね。
 ペルソナ2罪を買ってほんの数時間で頭痛と吐き気に悩まされて挫折したあたりから、もうゲームそのものができない体になりつつあったんだと思うし。
 ただ、特典で二枚組サントラCDが付くらしいから、それのためだけに勝ってもいいかなとは思う。

 2以降はやってないけど、無印はそれなりにはまったなあ。とりあえずレイジにルシファー降ろすくらいには。セベク編のアヤセver.とエリーver.をプレイしていないのが心残りだけど。
 ダンジョン長いとかセーブポイント少ないとかいろいろ言われるけど、まあ実際しんどかったけど、ほかにもいろいろ細かいステータス画面の不親切さとかもあったけど、その厳しさが緊張感を呼んで、妙に高揚しながらやってたものでした。
 ていうか、当時は筋金入りのメガテンプレイヤーの方々から「ぬるい」と一刀両断されていたものだっけ。「オートマッピングなんて堕落だ」とかって(笑) いや、方眼紙買いましたけどね。オートマップでも迷子になる方向音痴だから。

2009年03月21日(土) (ゲーム)

テレビの話、とか。

 職場の乳ガン検診で触診にひっかかったので病院へ。
 女性の皆様へ。乳ガン検査は婦人科じゃなくて外科で扱ってるとこが多いですよ。
 マンモグラフィー(X線撮影)と超音波検査して、まったく異常なしとのお墨付き。
 やれやれだ。
 
 そろそろ終盤に入ってる今期ドラマの話などをポツポツと。
 はじめ結構見てたけど、ぽろぽろ脱落してます。

 銭ゲバもストップしてしまった。
 まあいいや。番組改編期のあいてるときにまとめて見よう。
 それにしても父ちゃんのろくでなしっぷりの見事なことよ。

 ヴォイスは流し見してるけど……なんかいろいろもったいないドラマだな。
 学生たちのキャッキャウフフなやりとりは本当に可愛らしいんだけどね。
 話のメイン部分がどうにもこうにも。
 今週の話も、なんかいい話みたいに語ってるけど、安楽死って医療過誤&隠蔽どころじゃない大ごとじゃないのか? 世間に知れたらこっちは謝罪会見じゃすまないぞ。
 このただごとならぬテーマを本気で扱おうと思えば3回分くらい必要な気がするのに、1回で片付けますか。(とか画面に突っ込んでると横から「脚本が3回書く力ないんだろ」と茶々が入る)
 というか、そもそも、自死を善しとする価値観なんだな、脚本は。思い返すと。
 エビ入りピザ食って自殺の回しかり、前回の窓ふき職人転落自殺しかり。
 うわ、気づきたくなかった。
 あとね、家族を失って悲しみに暮れているときに、警察でも検察でもない一介の学生が土足でずかずか上がり込んでくるようなことしたら、自分なら叩き出して塩をまく。うっかり刃傷沙汰にもしかねない。あの無神経ぶりは毎度見事なもんだわ。
 せっかく主演の人が法医学関係の本を読んで勉強したらしいけど、脚本のほうが勉強してない感じがするのが残念です。

 トライアングルは知らない間に主人公とヒロインがデートしてるので驚いたら、ダンナが、そろそろ最終回も近いからラブラブになって女のほうが殺されて話盛り上げないと、と実も蓋もないことを。
 まあその通り、主人公かばって撃たれてますが、あれどう見ても腹部を銃弾が貫通していて、そうなると抱きつかれた主人公も……。ま、見てるほうがそこまでこだわるほどのドラマじゃございませんが。

 ところで今期は、それいったいいつの時代、なドラマがちらほらと。
 銭ゲバとありふれた奇跡は70年の香りしまくりだし、ラブシャッフルはいつのバブル期だって感じだし。おまえらいつ仕事してるんだってあたりもばぶり〜。
 そのラブシャーですが、視聴率悪いらしいですけど楽しく見ております。
 台詞のノリが軽快でいいのよねえ。
 で、なんか一筋縄ではいかなくなってきたし。
 しかし菊りんは役者やのお。あの侮蔑の言葉とかうっかり信じちゃったわ。
 O次郎とカイリちゃんは収まるのかなあ。O次郎自力で立ち直りつつあるのでカイリちゃん出番なさげなのですが。
 ウサたんとアイアイはいかにもお似合いだし、どうもまだ糸は繋げてるっぽいので、最後どう持っていくのかな。諭吉が「卒業」やらかしてメイたん奪っていくのもありっぽいけど。

 ありふれた奇跡。
 子どもができないとか子ども欲しいとか連呼されると地味にダメージがくる……。
 まあ、欲しくて授かるとこ、望んでも授からないとこ、欲しくないのに授かるとこ、望まず授からずなとこ、いろいろあるだろうし。家族のあり方はそれぞれ、なんだろうけど、ね。
 でもってこの結婚だ子どもだと騒ぐ二人がまだキス止まりで、ホテル行く行かないでぐちゅぐちゅやってるあたりがまたなんとも時代がいつやねんという。
 しかし、捨て子降ってくるってどういう展開。デウス・エクス・マキナかよ!

 相棒は見たり見なかったり。
 さすがにもう寂しいというのはないんだけど、薫ちゃんが居ないと右京さんの意地悪が目立つというか人当たりが悪いというか。いろんな意味でクッションだったんだなあ、薫ちゃんは。
 それと、なんか釈然としない話が続いているような気が。事件の真実を暴いても誰も幸せにならずいっそう不幸なだけとか。
 薫ちゃんは右京さんに出会っていろいろ成長したのだろうに、右京さんは薫ちゃんから何も得る物はなかったのだろうかと思うとちょっぴり悲しい。

 あ、偶然見つけた寺脇さんの記事。
 頑張っていらっしゃるようでなにより。
 ttp://r25.jp/honshi/archive/20090226/index.html


 遅くなりましたが、Web拍手を押していただいた方へ。どうもありがとうございました。
2009年03月16日(月) (感想::テレビ)

DVD「敦 山月記・名人伝」視聴

 なんか勢いづいて、未開封DVDからもう一本。

 中島敦原作、野村萬斎構成・演出。
 萬斎氏以外に、野村万作、野村万之介ほか出演。
 2005年9月、世田谷パブリックシアターにて収録。

 これまた何時買ったのか忘れたDVD。
 購入理由は、高校生の頃に教科書に載ってた山月記で中島敦にハマったので。李陵・弟子などのメインどころは文庫を買い、過去帳2編や光と風と夢は図書室に通って文学全集に載ってるのを読んだ。
 今年は太宰治や松本清張の生誕百年としていろいろ企画があるようですが、中島敦も地味に生誕百年ですよ。

 どう舞台化するのかと思っていたのですが、小説本文をほぼ忠実に使っていて、付け加わった台詞はわずかでした。締めは狼疾記あたりから持ってきていたのかも。
 李陵や紀昌のほかに4人の敦たち(笑)が文を語り、それは能でシテの謡を地謡が引き継ぐのに似ているように思われた。
 出演者は皆狂言関連の人のようだし、大鼓(大皮)と尺八が使われたし、かなり能舞台的な雰囲気でした。(尺八は能では使いませんが)
 正直、中島敦の作品が古典芸能的演出にあんなにはまるとは思ってなかったです。まあ敦の作品自体古典の香りがするものですからね。

 万作氏の演技が次第に虎そのものに見えてくる山月記は、痛いほどの緊張感を湛えた峻厳な舞台で。
 しわぶきひとつ聞こえなかったので客席に人がいるのか疑問だったのですが。
 名人伝は打って変わって笑いどころ満載。
 弓の師匠と奥さんの早変わりとか、「矢」とか「雁」とかスクリーンに映る文字とか。
 それにしても萬斎氏は昔風のゆったりとした背広とズボンの実にお似合いだったこと。
 鏡のようにつややかな黒い盆舞台と、銀月の橋のオブジェ、黒い棺桶を思わせる台という舞台装置は実に美しかったけれど、足元滑らなかったのかそれだけ心配。


 ところで、昨日も今日もこんな記事書いて誰が読んでくれるというのか。



敦 山月記・名人伝
(画像がないと寂しいのでアフィリエイトやってみた)

2009年03月10日(火) (感想)

DVD「オイディプス王 アテネ公演」視聴

 どうということのない仕事のどうということのない疲れが積み重なり、昼まで起きられず、テンションがのっぺり低い休日。
 特撮番組の続きを見る気になれず、好きな歌い手の曲を聴いても気が浮き立たず、なにか普段とまったく傾向の違うものを見聞きしたい気分で、積み上げた未開封DVDから手に取ったのがこれ。





 蜷川幸雄演出、野村萬斎主演「オイディプス王」 2004年7月3日アテネ、ヘロデス・アティコス劇場にて収録。
 ギリシャの野外劇場でギリシャ悲劇を上演するという試み。

 だいぶ前に買ってたんだけど何時何処でだったやら。
 ちなみに自分は野村萬斎氏の狂言も舞台も見たことなくて、テレビでやってた陰陽師見たくらい。
 なら何故買ったのかってとこですけど……なんでだっけ?

 オイディプス王(エディプス王)のお話は皆さんご存じですかね。
 現存するギリシャ悲劇の中でもっとも有名なもののひとつで、運命の残酷さをこれでもかというほど見せつけるもの。
 その残酷でおぞましい真実を観客があらかじめ知っているかどうかで、受ける印象もだいぶ変わってくるような気がする。
 とりあえず、前半の自信に満ちたオイディプスを、愚かしく哀れだという目で見ずにいられなかったです。
 あのアテネの劇場に来ていた観客も話を知っている人が多かったのでしょうかね。まあパンフとかにあらすじはあっただろうし。
 自分は大学の授業で読みました。岩波文庫で。まあそれ以前に岩波少年文庫のギリシャローマ神話で筋は知ってましたが。

 正直、戯曲を文章で読んでも今一つピンとこないのですよ。学生時代は新旧織り交ぜていろいろ読まされましたけどね。
 特にギリシャ悲劇は上演形態が現在の演劇とはまるで違っているらしく、解説を読んでもどんな感じになるのか想像しづらくて。
 だから学生の頃は、是非本来の形式で上演しているところを見たいものだと思ったものでした。
 ついでに言うと、シェイクスピアの劇も円形劇場で見てみたいです。舞台がせり出していて、三方向から見られる形式の。(能舞台なんか構造近いと思うけど、あれは見るほうがフラットだしね)
 ああそうか、買った動機ってギリシャ悲劇をギリシャの野外円形劇場で行うというところに惹かれたんだった。

 普段自分は舞台とか(映像化されたものも含めて)滅多に見ない人です。「世界の蜷川」の手がけた舞台も大昔にNHKでハムレットやってるのを見ただけ(主演は渡辺謙)。
 そのときの印象は、ずいぶんとエキセントリックというか奇抜な演出をする人だなあ、と。まだ若かりし謙さんが途中から衣装がオーバーオールになっちゃったのもアレだったけど、最後にたなぼた拾ったノルウェー王子に領民が古い衣脱ぎ捨ててすがりついていったのが忘れられん。
 ……なんか話がそれまくって、なかなか本編の感想に入れないぞ、と。
 何が言いたいかというと、なんかちょっと偏見みたいなものがあって構えて見始めた、ということで。
 まあ結論から言うと、玄妙不可思議な雰囲気が物語と解け合ってすんなりと自分に入ってきました。それが戯曲オリジナルの持ち味なのか演出の賜物なのかは判別しかねますが。
 たぶん演出の肝はテーバイの長老たちであり合唱担当でありナレーションの役割を果たしている集団の使い道なんでしょうけど。特典映像見ると「コロス」と呼ばれてたけど。
 古代ギリシャ悲劇は役者とコーラスで進められる、とは知っていたけど、今一つ想像ついてなくて、やっとおぼろげながら雰囲気がわかりましたよ。
 名も無き役だけど、一人一人個性もないけど、端役じゃあないんだよね。物語を引き取り運んでいく車の車輪のような役割。
 ていうか、団体舞踏のような衣装ひらめかせる動きが、もうそれだけで効果上げまくっていたんだけどさ。雰囲気在りまくり。

 野村萬斎氏は、若く才気に溢れ、一方で頑迷で気性の激しいオイディプスを熱演されてました。ちょっと荒っぽいというかヤクザすぎるきらいがあったけど、考えてみたら元々の役がああいうことしちゃうお人柄だから。
 他の役のかたも素晴らしかった。
 盲目の予言者テイレシアスは声が凄く通ってカッコ良すぎ。屋外なんですけど、吹き抜けなんですけど?
 そしてテーバイの先王の妻にして、オイディプスの妻イオカステ役の麻実れいさん! すばらしい高貴さと色気。后どのは物語のうえでどう考えても50歳近くにはなってるはずで、それでなお女として美しいという描写に岩波文庫読みながら首をかしげていたのだけれど、そのお美しさと溢れる色香に激しく納得。
 どこかで拝見したような、と思ってたら、前にテレビで見た「AOI/KOMACHI」で日本一トレンチコートの似合う女(笑)を演じておられたのでした。

 疑いや不安、怒り、悲しみ、憐憫など、人の感情は数千年の昔から変わらず有り続けるということに感慨を抱きつつ、神々と運命に己の存在をゆだねるという底を流れる思想にいろいろ思いを巡らせたり。
 あ、あらすじとか設定とかまったく書かずにすみません。でもこの物語はいつかどこかで出会ったときに新鮮な驚きで向かい合って欲しいので。
 全てが一点に集まりおぞましき真実が明らかにされるその瞬間を、固唾をのんで見守るのも良いけれど、ひとつひとつの糸が縒りあわされていくのを見るのもきっと醍醐味であろうから。

 愚かで哀れなオイディプスに一粒の涙を浮かべるとき、そこに生まれるものをカタルシスと呼ぶのだと大学で学んだけれど、吐瀉したのは果たして何だったのか。少なくとも底を這っていたテンションは持ち直しましたよ。
 あ、書き忘れてたけど、劇場いい。すごくいい。すり鉢で、一番下は舞台の目の前で、一番上は向こうの丘の光景が見えてる。
2009年03月09日(月) (感想)

DVD さら電スペシャルイベント 視聴

 正式名称 さらば仮面ライダー電王スペシャルイベント さらばイマジン!日本全国クライマックスだぜ〜!!
 ……長いよ。

 てっきり予約したつもりになっていて、あちこちで購入&視聴報告が上がり始めたのに、一向に届かないので首を捻ったら、予約していたのはさら電本編のみで、あわてて注文したですよ。
 だいぶ前にさら電DVD予約したら、後になってブルーレイも出ると知ってがっくり。しかも俺誕生もクライマックス刑事もBRで出直すと知って、かなり心揺らいでいる。

 さて、さらばと言いつつ、今現在では次に超なんちゃらが待ってるとわかっている状況がなんとも言えない。
 そういえば、さら電の感想書かないままだったな……。
 これが最後だと思っているうちに書いておきたかったな……。

 イベントの内容については、直後から詳細なレポがあちこちに上がっていたのである程度把握していたけど、やっぱり映像で見ると良いですねえ。
 噂の高岩オンステージは凄かった。
 無駄のない動きひとつひとつに変身後のライダーの姿が重なって映る我が脳内。
 それにしてもおぐらさんはしゃべり慣れてるなあ。で、永瀬さんけっこう面白い人?
 伊藤さん保父さんフォームも拝めてありがたやありがたや。

 なんか妙にキャラの立っていたテディ。誰の責任だ。イベントのテディさんはそうとう小柄な方で、幸太郎の後ろについて歩く姿は可愛らしゅうございました。契約者に一言コーナーで、テディと幸太郎のものっそいハグがあってビックリしたよ。君らツンデレのツン成分薄すぎるよ。

 キンちゃんの「契約者に一言」
 あらかじめほぼ全容を知っていたから平静だったけど、不意打ちだったら泣いていた、間違いなく。

 内容盛りだくさんだった。編集して2時間って相当なものだね。
 見ながらまあいろいろ考えたりしたわけなんだけど……
 とにかく、舞台の上の人達も、観客も、皆すごく楽しそうだなあ、と。
 最後の気がしない、という人も何人かいて、まあ実際最後じゃなかったわけなんだけど、それを微笑みながら見られる自分が居てよかったなと思う。
 ラストのラストで、舞台上でダブアクパフォーマンスするイマジンたちに熱狂する観客たちを見て、ああこれはみんなで見ている共通の夢なんだなと思った。
 キャラクターっていうのは不思議なものだなあ、と。
 今そこにモモタロスたちがいて、モモタロスたちを演じていた高岩さんたちは舞台袖にいて、声の人たちも袖にいて。
 体と声と着ぐるみがバラバラ、なのに、モモたちというキャラに歓声を上げる観客たち。
 元々は無であったところから、企画、脚本、演出、演者、その他製作者、そして視聴者たちが作り上げてきたキャラクターという存在。
 それは、大勢で見る共通の幻想のようなものだ。
 皆が夢を見続けている限り、電王は続くんだろう。

 特撮番組って…いや、特撮に限らないか。
 ヒーローものだったり冒険アニメだったり、多くの作品はお祭りみたいなもので。
 そのうち戦隊とライダーは1年で終わるお祭りで。
 1年経てば、次のお祭りへと移るか、日常へと戻るか、なんだけど。
 電王は終わらない祭りなんだな。

 別に虚勢張ってるわけでもなく、忸怩たるもの抱えてるわけでもなく、ほんとうにフラットな気持ちで、次に目の前に表れたものを受け止めたいと思ってる。つまらなければ見なかったことにするだけ。

2009年03月04日(水) (特撮::仮面ライダー電王)

映画村ヒーローショー

 3月20日より、シンケンジャーショー開始。
 うわ、なんかすごく久しぶり。
 1月はプリキュアショーだったし、2月はまったくショーがなかったし。
 去年は7月から11月までキバショー引っ張ってたから、ほんとに久しぶりの新しいヒーローショー演目だ。
 まだ詳細は出てないけど、今年は侍戦隊だから映画村と親和性高そう。忍者が出てきてもちっとも違和感なしだね。
 まあ、魔法戦隊でも轟々戦隊でもおかまいなく忍者は出てきてたんだけど。

 20日は休めるから初日見に行きたいな。
 一応6月までやる予定らしいけど、ゴールデンウィークは空劇…じゃなかった、新劇場用に空けておきたいし。もらえるはずだった代休2日分をインフルエンザで消費してしまってかなり予定が狂ってしまった。
 しかし、Gロッソって前売りか……。自分みたいな当日行き当たりばったりな人間にはつらい。チケット代値上がりのうえ手数料もかかるらしいからそれもまたつらい。
2009年03月02日(月) (特撮)

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