正式名称 さらば仮面ライダー電王スペシャルイベント さらばイマジン!日本全国クライマックスだぜ〜!! ……長いよ。
てっきり予約したつもりになっていて、あちこちで購入&視聴報告が上がり始めたのに、一向に届かないので首を捻ったら、予約していたのはさら電本編のみで、あわてて注文したですよ。 だいぶ前にさら電DVD予約したら、後になってブルーレイも出ると知ってがっくり。しかも俺誕生もクライマックス刑事もBRで出直すと知って、かなり心揺らいでいる。
さて、さらばと言いつつ、今現在では次に超なんちゃらが待ってるとわかっている状況がなんとも言えない。 そういえば、さら電の感想書かないままだったな……。 これが最後だと思っているうちに書いておきたかったな……。
イベントの内容については、直後から詳細なレポがあちこちに上がっていたのである程度把握していたけど、やっぱり映像で見ると良いですねえ。 噂の高岩オンステージは凄かった。 無駄のない動きひとつひとつに変身後のライダーの姿が重なって映る我が脳内。 それにしてもおぐらさんはしゃべり慣れてるなあ。で、永瀬さんけっこう面白い人? 伊藤さん保父さんフォームも拝めてありがたやありがたや。
なんか妙にキャラの立っていたテディ。誰の責任だ。イベントのテディさんはそうとう小柄な方で、幸太郎の後ろについて歩く姿は可愛らしゅうございました。契約者に一言コーナーで、テディと幸太郎のものっそいハグがあってビックリしたよ。君らツンデレのツン成分薄すぎるよ。
キンちゃんの「契約者に一言」 あらかじめほぼ全容を知っていたから平静だったけど、不意打ちだったら泣いていた、間違いなく。
内容盛りだくさんだった。編集して2時間って相当なものだね。 見ながらまあいろいろ考えたりしたわけなんだけど…… とにかく、舞台の上の人達も、観客も、皆すごく楽しそうだなあ、と。 最後の気がしない、という人も何人かいて、まあ実際最後じゃなかったわけなんだけど、それを微笑みながら見られる自分が居てよかったなと思う。 ラストのラストで、舞台上でダブアクパフォーマンスするイマジンたちに熱狂する観客たちを見て、ああこれはみんなで見ている共通の夢なんだなと思った。 キャラクターっていうのは不思議なものだなあ、と。 今そこにモモタロスたちがいて、モモタロスたちを演じていた高岩さんたちは舞台袖にいて、声の人たちも袖にいて。 体と声と着ぐるみがバラバラ、なのに、モモたちというキャラに歓声を上げる観客たち。 元々は無であったところから、企画、脚本、演出、演者、その他製作者、そして視聴者たちが作り上げてきたキャラクターという存在。 それは、大勢で見る共通の幻想のようなものだ。 皆が夢を見続けている限り、電王は続くんだろう。
特撮番組って…いや、特撮に限らないか。 ヒーローものだったり冒険アニメだったり、多くの作品はお祭りみたいなもので。 そのうち戦隊とライダーは1年で終わるお祭りで。 1年経てば、次のお祭りへと移るか、日常へと戻るか、なんだけど。 電王は終わらない祭りなんだな。
別に虚勢張ってるわけでもなく、忸怩たるもの抱えてるわけでもなく、ほんとうにフラットな気持ちで、次に目の前に表れたものを受け止めたいと思ってる。つまらなければ見なかったことにするだけ。
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