φ’sのスパイダーオルフェノクこと澤田くんこと綾野剛くんが出演のドラマ。UHFで見られる地域は限られてるけど、KBS京都は全国で一番初めに見られるぞ、ふっふーん(それがどうした) なんか元々は映画らしいですね。ヒッキーな青年のところに人間の言葉を話す犬がやってくるみたいな話。映画版の犬(フレンチブル)の声は遠藤憲一氏だそうで。ドラマ版はヒロシらしいのでえらい差だな、と。 なにはともあれ視聴。 あーなんというかゆるいな〜。 メリもハリもなく淡々として終わってしまった……。 で、つまらなかったかというとそういうわけでもなくて、次回も見ようという気になるから不思議なんだけど。 ドラマ(起承転結のある物語という意味で)っていうより、空気感を楽しむ番組なんだろうな、これ。 女性キャラ二人が顔立ちの良さもさりながら、しっかり芯のある感じがよろしいな。
さて、3年ぶりに見る動く綾野くんですが、相変わらず切れ長を通り越したキッツイ目元でイケメンというにはあんまり怖い顔立ち……なのに、乙女。 役柄自体がかなりメルヘン(メンヘルにあらず)入った天然さんなんだけど、ちょっとした仕草も表情もいちいち愛らしくて乙女で。男前な女性陣二人(大家さん&バイト)がほっとけないのもわかる気がする。 お話がお話なのでワンコが一杯出てくるんだけど、個人的に主人公のマスター(犬嫌い)に一番見ていて癒されるですよ。多分特殊な嗜好だと思うけど。求む同意者。 しかし大家さん連れてるリトリバーの名前がランバラルて……(汗) そういえばちょい役でアバレレッドの人が出ていた。
ここからちょっと中の人萌え語り。 φ’sにおいて自分が唯一SSを書いたキャラが澤田くん。初めて見たときに少女と見間違えた華奢さ&空気や水に溶けて消えそうな儚げな雰囲気と男性的な艶のある声のギャップ、そして暗く重い役柄と一度だけ見せた回想シーンでの弾けるような笑顔との落差にくらくらしていた私でした。 ビジュアルボーイのラインナップに綾野氏が上がって、こまめに覗くようになったのは、他の特撮出身役者さんはそこそこ他からでも情報入手できるのに、綾野氏については他に手がかりがなかったというのが大きい(笑) それでも……。 自分がビジュアルボーイ入ったのはガオの終わり頃で、もうずいぶん長くて、いろんな役者さんのページ覗いてみたりしたけれど、ずっと継続して欠かさず読み続けたのは綾野氏の日記だけだった。つまるところ、彼の文章そのものに惹かれたんだろう。 決して面白おかしく書いてやろうなんてサービス精神は無い、身辺のこと仕事のことを淡々と書くだけ。むしろ、芸術家肌なものだからちょっと取っつきにくい。それでもずっと追いかけていれば、綾野氏が自分の目の前にあることに一つ一つ向き合って、目標を定めて、それぞれに真摯に取り組む姿が見えたから。 一時期日記の文章がひどく電波入った感じになってずいぶん心配したのだけれど、それはその頃取り組んでいた舞台での役柄にシンクロしすぎていたためらしい、と後で気付いた。破滅する青年役だったそうだ。今はちゃんと普通にナチュラルですよ。 ともかく、日記から立ち上る芸術家肌で生真面目でちょっと危うい、でも時に屈託のない青年像に、元々のキャラ萌から離れてもずっと惹かれ、追い続けてきたわけです。 今週の日記を見るとお仕事ずいぶん忙しいみたいですね。ドラマの撮影はもちろんのこと、出演映画がらみの取材を受け、スタイリストの仕事もされているみたい。次の音楽活動も控えているらしいし。そのほとんどは私の目に触れることはないのでしょうけれど、一杯頑張ってらっしゃることはとても嬉しい。 実はまだ24歳で、私より二回り近く若くていらっしゃるのだけれど……自分が彼に抱いている感情は萌えというより敬愛に近いと思う。 今日ひさびさに、独特な空気をまとった姿と、くっきりと耳に届く声を見聞きできて、嬉しかった。
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