昨年末、CSで放送された<GARO>スペシャル後編。
かつて多くの魔戒法師を殺した強大なホラーを封じるため、凰麟の矢を天の結界に向かって放つ儀式。しかしいつのまにか儀式は形骸化し、矢は力を失いかけていた。矢に力を復活させる役を買って出る邪美。 翼は邪美に対して死者がなぜここにいる、と食ってかかるのだけれど、邪美は翼の手を取って自分の胸に押し当てる。 この鼓動が死んだものに思えるか、ということなんだけど。 どこまで自覚のある色仕掛けなんだか。 可哀想な翼くん。
力を戻すべく矢と向かい合う邪美。魔戒騎士どもは外で警備。 舞のような動きを見せる邪美には見惚れてしまう。ほんとこの番組はそれぞれの配役の持つ能力を最大限引き出して見せてるようだ。 ホラーの親玉と小隊長と雑魚多数がやってきて乱戦。兄を助けようとした鈴はホラーの毒を受けてしまう。かつてカオルを救ったバランカスの実を再び探しに行く暇はない。いっそこの手で、と先走る翼。邪美は自分の血と入れ替える事を提案。 一人外に出る翼は腕の魔導具ゴルバ(頑固爺風味)に語りかけるが思念は無い。 どういう理屈かはわからないけど、とにかく邪美の術はうまくいき毒は消えた模様。いや、2回目死ななくてよかった。 レギュレイスの気配は消えたけれど、滅したとは思えない、と語り合う鋼牙たち。奴は他のホラーに取り付くことができる、とザルバ。その気になれば俺にだって……。ここで一斉に押し黙る。 ずっと笑顔を打ち捨てていた翼と心痛めていた鈴。今ようやく兄妹が素直に向き合う感動の場面……で終わるはずもなく、ゴルバに潜んでいたレギュレイスが凰麟の矢と鈴を奪って逃走。
このあとはひたすらアクションつるべ打ち。重力の向きが違う森の中でのハイスピード戦闘。これきっとブルーバック合成てんこ盛りで、演じるほうは大変だったろうな。 正直見てるほうもだいぶ疲れたよ。 それにしても、きれいなおねえさんが一人混じると戦闘も華やぎますのぉ。 いろいろあったけど、最終的に勝利に至ったのは最後まであきらめなかった鈴ちゃんの気持ちのおかげっていうのは良かったと思う。
一件落着して、邪美は鈴ちゃんのそばにいることに。……よかったのぉ翼くん。 鋼牙は母の言葉を思い出し、見守られていたことを感じる。んーと、聞き取り基本的に間違ってなかったようでよかった。 零は魔戒騎士の卵くんの一人に妙に懐かれてたけれど、弟子にしたら良かったのにというシルヴァ姐さんの提案はとりあえず却下。 屋敷に戻った鋼牙を待っていたのは修復された絵と、絵を描いた本人。ああ、本当に幸せそうだなこの人たちは。ほのぼの。
というわけでようやく全編見終わり。楽しかった。
ちょっと番外。特撮雑誌の大河役の方のインタビュー読んでいて、隙を見せてホラーに人質にされかけたチビ鋼牙を大河がはたいた後、手を繋いで帰るシーン、あれは台本になくて自然に手を繋いだというのを見て泣きそうになった。
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