やっとこさ追いつきましたよ。
尊ちゃん卒業ってのはわかっていたし、婦人週刊誌にはずいぶんひどい記事も出てたみたいだけど……。
バディものとして、右京さんと薫ちゃんの組み合わせって本当によく出来ていたと思う。外見というか体格の対比のバランスもそうだし、頭脳役と行動役、理論家と人情派など、見事だった。 でも、右京さんと尊ちゃんの相棒っぷり、好きだったんだよね。最初はぎくしゃくしてたけど。 尊ちゃんが自分の頭脳に自信持っていて、右京さんに対抗意識燃やしていて、自分なりの推理を開陳しても右京さんが掴んだ領域まで届かなくて、少し傷ついたように唇を尖らせる顔が好きだった。
シリーズ10の冒頭で、尊ちゃんの古傷をえぐったので、いろいろ覚悟はできてたけどね。また右京さんが遠慮無しに力一杯えぐってくれちゃって、そのときに尊ちゃんが泣きに行くのは大河内さんのところなんだなあと思ったり。
最後の最後に尊ちゃんの自宅公開。殺風景さがなんとなく想像通りだけど、眺めは良さそう。オートバイの置物が不思議な存在感。
いくら本気だと口にしても、尊ちゃんはやさしい人なんだから「処分」できるはずないのだけれど、右京さんは折れてくれたんだよね。そして信念を曲げさせてしまったことに尊ちゃんは傷つくのだけれど、右京さんはそれも受け止めてくれた。二人の別れに確執と隔意が無くてよかった。
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