はい、そうそうに見に行きましたよ。 小栗旬「主演」ではなく「監督」というあたりで、どれだけの集客力があるのか自分にはさっぱり見当つかず、空いていたという情報も流れてきたので心配していたのですが、混んでもないけどスカスカと言うほどではなかったです。 普段自分が見る映画よりあきらかに年齢層が若かった。特に、高校生くらいの男の子たちがいたのにはびっくりした。女の子とデートじゃなく、男の子が友だち同士で映画にくるのを見るのってすごく珍しい感じ。 予告編のあいだ、近くに座っていた高校生くらいの女の子たちのおしゃべりが実に面白かったです。 「BECK」の予告がかかって、「ないわ〜」とか言いつつ、「少年漫画って文字が多くて難しいよね」「何度もページ戻っちゃう」とか言っていて、ちょっと学業大丈夫かと心配いたしましたが。 その後も若いイケメンがスクリーンに映るたび(思えばそういう映画を選んで予告を流してたんだな)ブーイングしたりきゃーきゃー言ったり。よさこい?映画でやきそば一平ちゃん(違)とミライくん(違)が上半身裸になってるとこでは椅子に倒れ込まんばかりにキャ〜〜ッ!!と喜んでいました(笑)
ちなみにそのお嬢様がた、上映が終わった後の感想で何を言うかと耳を澄ませていると「下ネタ多かったね」と。 うん、まあね……。なんだかんだいいつつ純であろううら若き乙女たちには、あの男子成分濃厚な下ネタてんこもりはキツかったかもしれないね……(特に何も感じなかった自分の汚れっぷりに微妙に凹み)
つうわけで本編感想です。 ネタバレしないつもりだけど、一応折りたたみで。
試写会などの感想で、べた褒めしてる記事においてもストーリーはメタメタだとバッサリ切って捨てられていたので、そこはきっちり覚悟を決めて臨みました。 正直、最初の15分は「あー、これ、自分ダメかも」と思いましたね。 画面の流れが面白可笑しく作り込みすぎだったし、なんというかもうすごく「頭悪い」感じだったので。話とか台詞とかいろいろと。 でも、子供時代の回想になって話に入っていけましたね。子役たちがみんな成長後とよく似ていて、いい感じだったので。
いやほんと、筋はメタメタでしたよ。 友情とかピストルBangBangとか歌とかカーチェイスとか、あと下ネタとか、男の子の好きなモノぎゅうぎゅうに画面に押し込んでちとはみ出してる感じで。 もうしょうがねえなあ、と、クラスの隅でバカ騒ぎしてる男子生徒を眺めている女子生徒気分。楽しそうではあるけれど、下ネタと暴力は嫌いなので仲間になりたくはない(苦笑)
あと、出演者がすごかったですね。若手からベテランまで、いろんな役者さんがほんの顔見せ程度の端役にズラリと顔揃えまくり。 監督の顔の広さですかねえ。 ポン引きやってる須賀っち(TAJOMARUで共演)はすぐ気付いたけど、田所さんとかチーフはわからなかったよ。 あと、主人公たちにある意味深く関わるストリートミュージシャンの人、すっごく格好良かったんだけど、まったく見覚えがない。主に舞台の人らしい。
綾野さんはそこそこ目立つ役でしたね。 ギター弾く場面が多くて、「そこは吹き替えじゃないのよ!」と大声で主張したかった(笑) 主人公たちがみんなびしょ濡れになる場面があって、服が体にぴったり張り付いて、胸の筋肉がうっすら盛り上がって見えるのと、なだらかな体の線が観音菩薩像かギリシャ彫刻の女神像か、という感じでなまめかしくてよろしうございましたなあ。(←変態) でも、目だけで5秒で女性を落とす特技ってのは無理ありすぎだと思う。 自分だって落ちないよ。彼そんな美形じゃないよ(笑) 近くの席のお嬢さんがたに「ありえない〜」とか思われてるんじゃないかと、もうずっと居たたまれなくて。
まあ楽しかったですけどね。 二度目見たいとは思わないなあ。 若干暴力&エロ成分(ヤクザのボスさんがちと張り切り過ぎまして)多めだったので、あきらかに小学生な女の子も見に来てるのに人事ながら焦ってしまった。
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