ほんとはローマ数字なんだけど、それって機種依存文字らしいので使用は避けておきます。 はい、なんだかんだ言いつつ行ってきました。 そろそろ何か流れてるかも〜と張っておいたキーワード予約で引っかかった番宣を見ると、綾野さんが思ったより「おいしい」役のようだったので、いてもたってもいられずに。
昨日ダンナに「明日不良が殴り合いする映画見てくるよ」と言ったら即「2?」と帰ってきた。えーと、不良の山盛り出てくる映画は他にももう一つあるはずなんだがな。
今日は京都ではなくて琵琶湖のほとりに去年できた巨大商業施設に入ってるマイカルに行ってみた。 建物ちょーでけー。広すぎて向こうが霞んで見えます(ちょっとオーバー) 月曜がレディースデーだったのでラッキー。まあ、そのおかげもあってか平日なのに結構な入りでした。意外とカップルが多かったな。後は女性同士。微妙に茶髪率高し。
えーと、内容は意外と楽しめましたよ。 原作知らないし前作見てないけど、話の流れが一本道だから登場人物多くても戸惑うことはあまり無かった。あらかじめ雑誌や番宣見て、前提が頭に入ってたのもある。 ああいう不良たちの世界は自分の価値観のまったくの範疇外であるのだけれど、それゆえになにやら妙に新鮮だった。へえ、こんな世界があるのね、と。(別に身近にいなかった訳じゃないけど。むしろ自分の学生時代は校内暴力華やかりし頃だった) ヤクザは出てきても教師がまったく影も形もなかったのが不思議だったけど。君ら学校に来て何してんだ。 あくまでも拳と拳の勝負にこだわるところが全体の倫理感として機能してた気がする。 鳳仙のトップはその点においてかなりの紳士だった。しかし彼エエ体してたなあ。 殴り合って殴り合ってドロドロのボロボロの血まみれになって、それがこの映画の中では美なんだなあ。男の美学なんて軽々しくは使いたくないんだけど。 皆ボロボロのさらにボロになってきた時点で楽しげに笑い出していたのが印象的。
シネマの入り口にキャスト等身大のパネルが置かれていて、女の子たちがきゃあきゃあ指さしながら「カッコ良かった〜!」とか「もっと出番あってよかったのに」とか叫んでるのが笑った。そして案の定、Rookiesのパネルの前でも騒いでるのにさらに笑った。
で、綾野氏ですが、やっぱりかなりおいしかったです。 思っていたよりずっと映っていた。単にカメラのフレームに入っていたとかじゃなくて、画面の中で意味を持たされている映り方。 以前とあるブログで綾野氏は当て書きの役でこそ輝くと書かれていて、残念ながらそれは私も同感で(役によって自分を変えるより役を自分に引きつけるタイプだと思うし)、でもってこの鳳仙幹部・漆原凌は映画のために作られた役で、それって綾野氏の立っているだけで何かしらの空気を醸し出す佇まいを画面に必要とされたってことなんだろうね。 キャラ紹介で漆原は冷静とか不気味とか書かれてたけど、実際画面から受けた印象はあどけない幼子だった。加減を知らない子ども。 アクションがかなり切れていて、強さを表現していたのでホッとしましたです。美しく儚げな外見を裏切る強さで観客を驚かせるのが漆原の役割だろうから、そこはきっちりと描かれないとね。 ちょこっと人の感想見て回ったけど、結構漆原が印象に残っているようなので嬉しい。男塾のときなんかなあ……。
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