もうひと月くらいウイークデーの夜の楽しみ。 1日30分だから気軽に続けてみられるのかな。ついでに次の番組のマペットアニメのムーミンも見てる。 ひとつだけ覚えたチェコ語。必ず最後に出てくる「konec」 たぶん「おしまい」ってことなんだと思う。 基本、日本語タイトルが出ないのと、ちょくちょく前やったのと同じの流すのが残念な他は楽しく見てたんだけど、最近微妙な作品が混ざるようになってきた。 人気看板キャラのクルテク(もぐらくん)のお話で、なんだか絵も話も妙にやっつけっぽいのがある……と思ったら、それって決まって製作年代が90年代以降のものなのね。他のは60年代から70年代。 何でもかんでも古いものがいい最近のはダメと決めつけるつもりはないんだけど、やっぱりどうしようもなく違いが存在するからなあ。 まず絵が、旧作は線も動きも不思議な柔らかさを持っていて、なんともいたいけなかわいらしさをかもし出していた。 まあ、それは許容できる範囲なんだけど、それよりも、作劇のありかたの違いが気にかかる。もぐらくんの魅力は旺盛な好奇心とチャレンジ精神であり、旧作では人間が落としていった飴とか傘とかラジオに対して、いったいこれはどうやって使うものかと思いつく限りの方法で試してみて、自分なりの付き合い方を見つける。たとえば傘ならむしろ舟としての役目で活躍する。電話の受話器から子供の泣き声が聞こえれば、慌てて布団でくるみ子守歌を歌い添い寝する。 それが新作ではミニチュアサイズの家電を普通に使いこなしてるんだよね。そこには驚きと喜びがない。 まあミニ飛行機乗り回してるもぐらくんもかわいいと言えばかわいいんだけど。
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