サブタイトル「HEARTACHE FAREWELL」 Farewell……ああ、いつものようにOPラストの文字書き写しただけで泣くわ。 Farewell……
ちょっと待って。Aパートの時点でティッシュがいる。
うわ。絶対泣くと思ったから一人で見ようと決めてたけど、こんなティッシュ消費するとは思わなかった。
ちょっとごめん。今まだうまく書けない。 落ち着いたら仕切り直す。 そんな感動の嵐の中、愛を連呼して別のブリザード吹かせていた不動さんのバカ〜ッ(泣)
予想はしてたけど、とわの別れだったね。 撃龍さんたち、死ぬのとは違うんだよね。 次元を飛ばされるって言ってたけど……。 理屈がよくわからなかったんだけど、あのミラーワールドのコアみたいなの(ああ、嫌な記憶)の魔法力を魔弾龍のコアの力を開放してぶつけるか包み込むかするんだよね。 相殺されたり、四散したり……してしまうんだろうか。 ただ異次元へとスライドするだけだと思いたい……けれど。 力を失ったとしても、意識、存在は残っていて欲しい。 再び眠るのでもいいから、どうか、死なないで。
あ、ダメだ。書いてるうちにまた涙が。 バカみたいだな、私。
まあ、そのあたりのところが曖昧なままだったけど。 魔弾龍たちと戦士たちの今生の別れ、ということだけは確かで。
頭から行こうか。 魔物たちが消えて、新年の準備に華やいだ雰囲気のあけぼの町。肉のいのまたさんの期間限店もでっかい門松を用意。 早々と新年挨拶のポスターを貼ったかおりさんの花屋の前で中をじっと見つめる白波。立ち寄ることなく歩み去る白波の背中を見て、かおりさんは何かを感じ取ったらしい。 豚豚亭では両手に花の剣二たちが今後の話。えー、普通にこのまま警察として勤務でいいんじゃないの? あけぼの警察て万年人不足らしいし。御師匠(=剣二の祖父)は亡くなってるみたいな話だけど、あれ? 前に海さんが寄越した手紙ではまだご存命みたいなこと書いてあったのに(画面から文章判読した馬鹿がここに)。設定が揺れただけなのか。この一年の間に亡くなって、剣二は葬式にも出られませんでしたじゃあまりにヘビーだし。
そんなとき、再生怪人(笑)登場。まっくろけで手応えありません。 御厨博士となぜか横で白衣着ている瀬戸山くん(魔法研究所にお手伝いにいったのかな)は活性化したパワースポットが見せる魔法力の記憶のようなものであり、パワースポットが魔法爆発を起こすであろう、と。 以前のヨーロッパのパワースポット消滅に絡んでいた白波なら何か知っているだろう、ということで話を聞きに行く銃剣コンビだけど、白波は知らぬ存ぜぬを突き通す。 一人と一体になったとき、斬龍さんが問いかける。何故話さなかったのかと。 白波はたった一人の親友を失いたくなかった、と答える。 斬龍さんはやさしいやさしい声で言う。俺のことは気にするな、と。 この時点でワタクシの涙腺は早くもあやしくなる。 銃剣コンビを呼び出し、白波が魔法爆発を回避する方法があると告げる。肝心な部分は斬龍さんによって語られる。三体の魔弾龍が顔突き合わせて話するのって初めてに近いんじゃないかな。一瞬だけならプリティぞうさんのときにあったけど。
このあとは、三組三様の別れの姿。 剣二はいやだとごねて、撃龍さんに叱られて。撃龍さんの声ってひどく落ち着いている(有り体に言えば老けてる)こともあれば、ずいぶん若く聞こえることもあるんだけど、今回やっぱり彼も感情が揺れているのか短いシーンの間に声の調子がくるくると変わる。一人前になるとは相棒を見捨てても平気になることかという剣二に、友が安心して旅立てる大人になることだと言う撃龍さんの台詞に、涙の堤防は完全決壊。後は泣き通しでした。 もう少し子どもの俺と付き合ってくれ、という剣二にも泣けた。 彼らの別れの儀式は、鳴神龍神流に伝わる剣=剣二の祖父の魂の前で成長した剣二の剣技を見せること。初のお目もじで御座るって撃龍さん素敵。一年間鍛え続けてきたであろう所作は本当に見事でした。撃龍さんの刀身で顔が隠れたとき「泣くな」と飛ぶ声。外したときには剣二の言うように泣いてはいなかったけど、その一瞬にはきっと……。
あんまり剣組に尺取るのでちょっと心配したけど、次に映るは銃組。豚豚亭で「お前も飲め」「無理を言うな」とやりとり。グラスの中の色を見て昼間っからワイン?と思ったけど、よく見ると「あけぼのコーラ」とまたレトロなデザインで。つうことはしらふでそのとんでもない台詞ですかい不動さん。いきなり番組の雰囲気が異世界に吹っ飛んだぞ。 そして、かおりさんを交えつつ刃組の別れ。白波は町を出るとも何とも言っていないんだけどね。先ほどの背中で思うところあったんでしょう。 お前が俺にとって一番大切な存在だったのにこの町に来て自分は変わってしまったと語る白波に対する斬龍さんの、白波坊っちゃんがやっと大人になったってことだ、という言い方に激しくツボを突かれました。私は前から感想の中で白波の時は両親を失った子どもの頃に止まっていて最近ようやく動き出したと書いてきたんだけど、斬龍さんも(ひいては作り手も)その点はかなり意識していたんだな、と。 私の頭の中にぐるぐると回る「幼年期の終わり」なんてフレーズ。いや、私その小説は一行も読んだことないしあらすじも知りませんが。 思えばこの番組って三人組と言いつつ二人の子どもと一人の大人の話だったんだなあ。二人の子ども(表裏の主人公)が大人へと成長する話。一年かけてじっくりと。残る一人の大人のアダルト描写(深い意味はない……はず)はときにやりすぎですが(苦笑)
パワースポットへ向かう三人。暴れ納め。ガンオーの跳び蹴りはやっぱり格好いいス(涙)叫んじゃったよ。しかしぞうさんに向かって武器振るうとやっぱりイジメに見える(汗) パワークリスタル(違)を前にする三人。戦士の最後の言葉の後、魔弾龍が何も言わずに吸い込まれていくのがいい。しかし不動さんやっぱりやりすぎ(涙) 自身の発動記念日か……。変身名乗りのときの「ライジン」という言葉は、カノン文字の第1話タイトルによれば「rising」で、辞書引くと意味が多すぎるけど、まあ存在が現れるというニュアンス。 魔弾龍を手放した戦士たちの変身が解けて、それぞれが自分の名を名乗りながらポーズを決めるのは、戦隊最終回にはお約束の視聴者サービスももちろんあるのだろうけれど、半身としてともにあった相棒と別れて一人の戦士……いや、一人の人間としてひとりだちして世に存在するという決意表明でもあるのだろう。 とわにさらば、との声を残して天に昇り、消える三匹の龍。 さらば(ああまた泣けてくる)
余韻の残ってるところでいきなり中の人の本職に戻った御厨博士のギターに合わせてのダンスには吹っ飛んだ。大晦日年越しパーティってか。これ東京や名古屋大阪では大晦日放映だったのよねえ。リアルタイムで見たかったな、やっぱり。 最後の、いつもだったら「次回をお楽しみに」という文字の出るタイトルテロップに「また、いつか」と書かれていた。もう私は大人だから「いつか」はやってこないことを知っているけど、それでもつぶやいてしまう。また、いつか。
半年間楽しかった。 幸せだった。 きっと忘れない。 ありがとうリュウケンドー。
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