++たらたら日記++

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超電王トリロジー 青

 本当はもっと長いタイトルだけど、いちいち覚えてられないし、通じればいいよね?
 売店のお姉ちゃんも「電王の青のパンフ」で通じたよ(笑)

 というわけで、見て参りました。
 今まで影が薄いとかキャラが弱いとか出番が少ないとか散々いわれてきた天丼……もとい、テディと幸太郎のお話です。

 トリロジー赤はテレビ本編の補完的側面が大きかったけど、今回は一つのお話として楽しめたかな。
 映画として成立してるかというとどうかとも思うけど、それ言い出すと特撮関係の映画ほとんどアレなので。
 少なくともお子さま的には今回のほうがリズムよく見られたんじゃなかろうか。

 とある人のブログに、超電王では良太郎と彼のイマジンたちにもはや物語として描くような揺らぎが存在しない、と書かれていて、ひどく腑に落ちたのだけど、実際に見てみてホントに核心を突いた意見だとしみじみしたわ。
 鬼ヶ島のときも、トリロジー赤も、今回の青も、物語の中心は良太郎と4タロスじゃないんだよね。揺らぎというか、葛藤でも波風でも言葉は何でもいいんだけど。それがないとお話にはならないもんね。
 というわけで、今回は幸太郎とテディの間に波風が立つわけで。
 さらば電王のときにはコンビでポッと出てきたので、どういう仲なんだろうか、もしかして執事イマジンとしてオムツの頃からお世話してたのかしらと思ってたんだけど、さら電の時点からのコンビ結成ですって? しかも派遣イマジンってなにそれ。

 幸太郎の不幸てんこもり描写ってなんか見覚えあるなあ。いや、今回は舞原監督でI田巨匠じゃないけど。

 前回キンちゃんとリュウタの出番が少ないと嘆いたけど、今回わりと出てきてうれしい。K幸太郎に喜んでしまった自分に、キンちゃんだったら誰でもいいのかとセルフツッコミを入れずにはいられなかったけど。いや、さ、ウラはわりと誰にでも憑依するけど、キンちゃんは本条と良太郎以外は初だし。アックスフォームはなかったけどパオーンが見られたからいいや。そして、R幸太郎。それこそリュウタが良太郎以外に憑くのって初めてだよね。えーっと……背の高いリュウタってやっぱりちょっと違う気が……。
 モモは、さっきも書いたけど、物語の主役を譲るという大人の事情のためか、今回も負傷でベンチ入り。ウラは……文字通り釣ってましたな。

 テディと幸太郎って、前に見たイベントDVD(たぶんさら電関連だが色々見過ぎてどれがどれだか)で、どストレートにスキンシップ取ってたのでびびった覚えがあるのだが、今回もまた実によく……。君たちに照れという言葉は無いのか。私は恥ずかしかったぞ。

 さてしかし、ディケイドを見たことがない私は次のトリロジー黄を楽しめるだろうか……。
2010年06月08日(火) (特撮::仮面ライダー電王)

映画「春との旅」

 一つ映画を見に行けば、いろいろ予告編を見るわけで。
 何のときに見たのか忘れたけど、どこか自分に引っかかったのがこの「春との旅」だった。
 すっかり老人の顔をした仲代達也が孫とおぼしい娘さんと歩き、道端で「お前は俺を捨てていくんだ!」とわめき、画面が切り替わると二人ベンチに身を寄せ合っていた。
 
 京都シネマかシネヌーヴォあたりでやるのかなあ、と思いつつ、いつやるとも知らずにいたのだけれど、ひとさまのブログに感想が上がり始めた。
 近隣だとどこでやるのだろうかと検索をかけてみると、Tジョイ京都なる見知らぬ名前が。はて、いつのまに出来たのか、自分のアンテナも鈍ったなと思いつつ出かける。
 行ってみれば知らぬも道理、シネコンの入った施設自体が6月4日オープンだった。平日なのに人いっぱい。

 内容は、なるべくなら何も知らずに見に行くのがいいと思う。
 ていうか、よくシネコンにかかったなあ。
 出演者はやたら豪華だけれども。

 老人と孫の旅の話。春、とは孫の名前。
 北海道の海辺の寒村に二人きりで暮らす祖父と孫。
 孫の失職をきっかけに互いの身の振り方でいさかいをおこし、祖父は自分の身を寄せる先を捜して疎遠だった兄弟たちを訪ね歩き、孫は足の不自由な祖父を案じて付き従う。

 ただ、それだけの話。

 無学で頑固でわがままな老人と、どうにも見た目の冴えない娘。(孫のガニ股歩きっぷりに最初驚いたが、足を引きずる祖父をいつも支えて歩いていて歩調がうつってしまったのだろう)
 身勝手で気まぐれでどうしようもない祖父の言動に、孫がときに吐息を付き、ときにキレそうになりながら付き合うのは、長く一緒にいた家族だからこそ、なんだろうか。

 行く先々で、それぞれの事情があり、それぞれの思いがあり。
 長く生きた人の、人生について思う言葉がある。
 まだ若い人の、答えの返らない問いがある。
 身の置き所のない己はやるせなく。
 所持金のほとんどない旅は情けない。
 自分はまだ幸いにして人生でたじろぐほどの思いはしたことがないけれど、いつかこの身におきないとも限らないことで、どうにもやるせなく見ていた。

 それでも、はじめ怒りにまかせて飛び出した祖父を、数歩離れて恐る恐ると言った風情で追っていた孫が、次第に毅然とした目をして立ち振る舞うようになっていき。
 問題児であるところの祖父に、慈愛を含んだ表情が浮かび。

 最後の最後だけは映画的結末だったかもしれない。私は幸せな終わり方だったと思う。
2010年06月08日(火) (感想::映画・DVD)

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