じわじわと頭の中がPさんに浸食されてるので、この辺りでまとめて語っておこうかな、と。 まあ、彼のプロフィールはあまりよく知らないし、あえて知ろうとも思わないし。 過去プロ遡る気もないし。 彼が過去に何をして何を言ったかも、さして興味はない。 まだ未来のある若者だもの(そうは見えないけど) 彼の今とこれからを見ていたいと思うだけ。
いきなりPさんPさん言い出したのにさして理由はない。 モスクワ世界選手権FSの4-3に堕ちた、それだけ。 まあそれも自覚するのに2ヶ月ほどかかったけど。 ロシア杯FS終了時の憂いの伏し目にときめいてしまった自分におやおや、と。
Pさん好きになるということは、彼に対する降るような悪意を笑って受け流す覚悟を決めるということ。 受け流すっていうのは全部無視するってことじゃない。 「鈴木先生」風にいうなら、ミソもクソもいっしょにしてほしくないだけ。 表現力とか、人を惹きつける部分とか、華とかオーラとか、そういうものの不足はたしかにあるだろうし、きっと本人もわかっているような気がする。経験に期待したいものではある。 点数が高すぎるというのは、そうなのかもしれないけど、審判の問題であって選手本人の責ではない。ただそのことで選手に悪印象をもってしまうという感情はどうしようもないことだから、ただ悲しいことだと思う。 八百長うんぬんという意見は取り合う気はない。 Pさんの言動について前後の脈絡を無視して切り取ったものや悪意を持ってねじ曲げた訳を施したものも取り合う気はない。 ごく一部の単なるうっぷん晴らしのような暴言は、むしろ発した人の心配をしてしまう。
いろんな意見や感じ方をする人はいるだろうけど、自分はPさんの演技に心揺さぶられた。これからも期待したい。ただそれだけ。
……ていうかさあ。 Pさん普通に良い子だよね? フィギュアの話じゃなく一般論として、口では良い子ちゃんで殊勝であっても行動が伴わないってことあるけど、Pさん口はともかく努力家で結果出そうとしてるし。 いろんな行動の端々に、親切で気の良い、真っ直ぐに育てられた子というのが表れてる気がするんだけど。 彼の周囲の大人たちも、ファンたちも、彼を愛情持って見守ってるのが伝わってくる。 でもって、普通にナイーブだよ、ね。たぶん。いくつかインタ見て泣かされた。
最後にちょっと、どうでもいい話。 世界選手権の始まる前。世界選手権のムックの表紙をふと上下逆に見て、なんだかPさん若く見えるなと思った。正位置になおして見ると、いわゆる「Pさん35歳」。もっかい逆さにすると「Pちゃんハタチ」。不思議。 今にして思えば、あれだろうか、逆さにすると、彼の貫禄の元である強すぎる視線が外れるからだろうか。
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