「話の種に」とダンナが買ってきた、諸星大二郎「妖怪ハンター」のリメイク。 帯のモロ☆先生のメッセージが「僕もこのくらいのページ数で描きたかった」って、それ微妙すぎないかい? (個人的にはモロ☆先生に下手にページを与えると、ひたすら殺戮殺戮殺戮のアクションになってしまう可能性が高いので、短くビシッとまとめていただくのがいいと思います) リメイク版の稗田礼二郎先生が盗撮魔扱いされたときに遺跡だらけのデジカメデータ見せるのを恥ずかしがる時点で、ああこりゃ別物だと思いましたけどね。原作の稗田先生なら「私はそんなことはしない」とふんぞり返って得々と遺跡写真の解説を始めそうだ。稗田モノの魅力って先生の胡散臭さが大だなあと再確認。 まあ、原作忘れて読めば普通によくできた伝奇アクションホラーでした。トーンいっぱい使って大変そう。 ただ、最後の大鳥居の見開きは、原作と同じ構図で同じ造形なのに、禍つ神の大きさが違って感じられるのはなぜなのかなあ、と。モロ☆さんて「巨大なもの」を描くのがうまかったんだなあとしみじみした。 あ、リメイク版は普通に面白いので、なんかそのままシリーズ化できそうな感じですが。原作の稗田先生も「美少女専門」だし(笑)
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