録り溜めていたGPSを少しずつ消化して、こっそり書いていた感想を恥さらしにペタリ。
解説は佐野稔さん。実況森下アナ。
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3Aを回りすぎて佐野さんにもう少しで4回転とかいわれてますが。 あとのジャンプはきれいに決まってます。 ていうか、アメリカ男子てそつがないよね。どの技も丁寧で綺麗だ。 シニア1年目なのにパッと見もっといってるように見えるのは、肩幅があって厚みのある体型と、横皺のめだつおでこのせいだろうか。キスクラで顔がアップになると年相応に見える。
ベルントソン 自分でパッパッパいうてる(笑) なんかもう、ジャンプのたびに覚悟して見て、やれやれの繰り返し。とりあえず転倒はなかったよ、うん。 アモの腰振りはハマってるので普通に見ていられますが、べるるんの腰振りは居たたまれないっす。ご婦人方に笑われてる〜。
バッキーニ 顔芸から始まる ああ、SPから軸が斜めだったけど、FSでは持ちこたえられてない。 決まった3−3では一瞬素敵な笑顔も見られたけど、ジャンプの大半が失敗。終わったときの表情がなんとも。 カナダのお客さんはあったかいなあ。
地元カナダのジェレミー・テンくん 彼を見るとまず真っ先に「学生さん」というイメージ(それも少し前の)が湧くのは何故なんだろうか。若い人は他にもいるのに。 転倒と3−1−1があったけど、決まったジャンプはとてもきれい。 くつ紐のアクシデントがあったけど、すごく冷静に対処してた。動転するどころか少し休めたくらいの勢いで後半も良い演技。 腕を広げてすすっと滑っていくだけのところがなんだかとてもすてきだった。 某所実況でみんな審判にに靴見せたときの美脚に注目していて笑った。
南里選手 これもふんわり腕スケ衣装。グラデーションが素敵。朱の端が手袋ね。 ビバノーミス。 あまり終わり終わり強調してあげなさんな実況アナ。 丁寧で、なんかこっちにも緊張が伝わるよ。
ガチンスキー 小芝居満載。だけどその小芝居が止まって動きではなくて、全て滑りながらの技に組み込んでしまってるところがすごい。激しく疲れそうだな、このプロ。 やっぱり、なんかよくわからんけどすごいことしてるーって感じ。 コンセプトがわからないな。お人形?
フェルナンデス 前日の原色プロと同じ人とは思えないかっこよさ。 はじめの四回転、3Aがとてもきれいに入った。 後半にジャンプ(コンビ入り)5本固め打ちってよくわからないけど鬼構成じゃないの? さすがに疲れたかして抜けたりスピンがのろくなったりしたけど、よろけても振り付けか素か迷う(笑) うん、良い演技でした。
プレオベール これこれ解説席、オチを期待するんじゃない。 4回転申告だけど、3回転に。 シリアスに滑ると、プレオベールの手足って持て余しそうなくらい長いな。 シットスピン良かったねえ。 全体に、優雅……とはいかないかもしれないけど、よく感情を込めて滑ったんじゃないかと。 でもカナダの人たちはすいすいスケートが好きみたいだから、あまり点は期待できないかも。 ああ、でもガチンスキーより上にはいったのね。
パトリック・チャン 地元の応援バナーによれば愛称はPattyらしい。 四回転入りましたね。私の目でもしっかり見分けられるくらいの滞空時間で飛んでました。でも3A転け。他にも怪しいジャンプがちらほら。 こないだ見たトリノワールドとか安定しすぎて眠くなってしまったけど、適当にジャンプが不安定だと画面に集中するという矛盾(笑) 彼みたいにあきらかにワールドに向けて調整してる選手にとってはGPSはいろいろやってみる場なんだろうな。現時点では四回転の反動がきてるみたいだけど、このあとどんどん上がってきてるわけだし。
リッポン 一回だけ着氷乱れたけれど、あとはなにもかも美しい。 エレガンス。 彼の場合顔で得してるんじゃないかという気もしなくもないけど。 (でもPちゃんの後だと、もうちょっとすべらないのかなあとつい思ってしまう)
ケヴィン・レイノルズ 衣装が似合ってかわいい。北米男子にかわいいって言うのは誉め言葉じゃないらしいけど、彼の場合ほんと花開き始めたばかりの乙女のような可憐さがある。 四回転2回成功したのにアクセルがすべてシングル。カナダの呪いというらしい。 彼の場合いままでいまひとつ国内での注目度が足りなかったらしいんだけど、この大会で少しは認識度上がったのかな。
織田選手 手をついたかどうか微妙だけど四回転。でも3A転け。 シャツが風をはらむいい衣装だこと。 なにも問題ないと思うけど、ちょっと寂しく感じる私はたぶん変プロに毒されている。
優勝は逆転でPちゃん。 当時はヤオだ爆アゲだとスケ板が殺気立って怖かったよ。 でもこの試合見た限り、転けまくったSPはともかく、FSは目を引きつける何かしら気迫のようなものがあった。妥当なところなんじゃないかしら。
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