本日2回目の記事。
さて、トークショー。 どうしよう、ぐずぐずしていたら、どんどん記憶が失われていく。 上映が終わって、場内が明るくなると、観客が一斉にガヤガヤと話し始めたのが印象的。 10分の休憩の間にスクリーンの前に机と椅子とお水とマイクが用意されました。
トークショーの際の綾野さんについては某スレでも詳しいレポが上がってるので、自分はもう少し網羅的に。
監督の金子雅和さんはびっくりするくらい若かったです。30歳そこそこくらいじゃないかしら。ラフな格好で、最初会場スタッフの方かと(笑) 主演の腹話術師、小谷建仁さんは以前に「Life」で障害を持った若い芸術家役で見ていて印象的な人だなあと思っていたのですが、実際拝見すると、画面で見るよりずっと顔小さい! 細かいストライプで襟の白いシャツがよく似合って王子様みたいでした。 片腕のストリッパー役、山田キヌヲさんは、映画の役とはまるで違った印象でした。映画では妖艶で神秘的な女性だったのですが、とても可愛らしい、元気でお茶目な感じの方。大正ロマンなおかっぱと柄の大きな着物がよくお似合いでした。 主人公の幼なじみの樹木医、松岡龍平さんはオールバックの髪型と、今風に手入れされたお髭がよくお似合いで、ばりばりの関西弁でした。 猟奇殺人犯、綾野さんはグレーでコーディネイト。てろんとした長袖Tシャツは胸元が大きく開いて、ペンダントがゆらり。グレーのベストと、グレーのハーフパンツ。脛は丸見えで、自分からは見えませんでしたが足元はサンダル履きだったらしい。濃いグレーの帽子をかぶっていて、黒縁の大きめな眼鏡。髪に強めのパーマをかけたという話でしたが、後ろでくくっているのか今一つ分からず。前髪が片目を常時隠している状態でした。
今書いた順番に客席から見て左から座っていかれ、トークショー開始。 綾野さんは名乗った後「豊かな時間にしましょう」と一言。今まで各種トークショーレポでもそう話していることは知っていたし、日記などでも必ず書いているので、綾野さんの決まり文句なのでしょう。 松岡さんと綾野さんは「初めまして」だったそうで。映画冒頭、主人公の妹を襲うシーンしか出番がなかった綾野さんは、他のメインキャストさんとはまったく絡みがなかったようで。撮影初日だったので小谷さんは様子見に来ていたらしいです。元同じ事務所ですしね。
撮影の思い出は、みなさんとにかく「寒かった」ことに終始したようで。 山奥で、滝の前で水も凍り付いてる川に入ったり、吹きっさらしで何も遮る物のない廃墟で撮影したり、とにかく大変な現場だったようです。 ロケの場の気温がマイナス3度で、都内に戻ってきて温度計を見ると2度で「あったかいな〜」と言った話とか。 もともとは映画学校の卒業制作だったらしく、撮影が押したりしているうちに、就職の決まったスタッフなどが一人抜け二人抜けしていき、自分の撮影を終えた山田さんがお手伝いとして駆け回っていたようです。たき火炊いたりお芋を焼いたり(笑)
そういう話題にまったく入れない綾野さん。おまけに自分の撮影の時の様子をまるで覚えていないらしく、かーなーり緊張していました。 ひとつ覚えているのは、女優さんを殴るシーンで、パシーンと鼻に当たってしまった、ということだそうで。見ていた小谷さんにも聞こえたとか。4テイクして、それが採用となったらしい。
その話を受けて山田さんが、そういえば、と自分も当てられた話を。ケーブルカーで小谷さんに襲われるシーンがあるのですが、そこでガツーンと。(いや、見ていて、あそこマジ当たりしてるんじゃないかとは思ったんだ) 顔に青タンができて慌ててメイクさんと冷やしたそう。でもその痛みより、血糊を付けた手でべっとり手すりを掴むのだけれど、寒さで血糊があっというまに固まってしまって、手を離そうとするとべりべりべり……痛てててて……で、そっちのほうが痛いくらいだった、と。
なんだかまだまだ長くなりそうなので一旦上げます。
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