観劇してからもう2ヶ月近く経ってしまいました。 書けなかった言い訳はいろいろあるのですが、言うても詮無いことです。 とりあえず、それだけ間を置いても自分の中にまだ残っていることをぽつぽつと拾い上げていきたいと思います。
そもそもロックというものは自分から最も縁遠いものでした。 ロックとはどうも音楽の一ジャンルというだけではなくて、生き方であり、世界に立ち向かう姿勢であるらしい。「ロックな生き方」とか言われても、自分は生ぬるい性格だし宮仕えの身だし。純粋に音楽の話であっても、縦ノリより横揺れな曲のほうが好きだった。 なわけで、かーなーり、不安を抱えて臨んだわけです。 単に若い女性が大勢集まるであろう場所にノコノコ出向くということ自体気後れのする話なのですが……。 場違いな場所、気後れのする場所に厚顔無恥に乗り込んでいくということがもはや自分の通常営業と化しておりますので。
まあ、実際に会場に着くと、自分と同年代かもっと上とおぼしきご婦人がたが大勢だったので、それほど気が引ける思いはせずにすみましたが。 東京公演はけっこう長い期間で、何度も足を運ぶ熱心なリピーターがいらっしゃることは知っていました。 今日のアドリブはどうだったとか今日は誰がどこをとちったとかいう話を見るにつけ、うらやましさで歯ぎしりしておりました。 自分は仕事の都合で一回しか見られないし。千秋楽のつもりだったのに追加が出て千秋楽じゃなくなったし。 その一回でどれだけ自分の中に叩き込めるか不安でしたが、まあ成るようにしかならない。 一体この観客の中に関東からの遠征組がどれだけいるんだろうというのが地味に気になりました。
トライストーン先行で取った席はかなり上手側でしたが、前から4列目でした。最前列とかだとかえって舞台全体が見づらくなりそうなので、良い位置ではなかったかと。
以下本編について。 なんとDVDが発売されるそうなので、ネタバレ隠します。
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