気がつくと、ずいぶんとまた間があいてしまいました。 忙しかった……という言い訳はいたしません。自分よりずっと多忙なのに多くのことをこなしている方は大勢いらっしゃいます。実際、さぼっている間に遊びに行ったりしているわけですし。 ただ、なんとなく、なんとなく、キーボードに向かえずにいました。
もしかすると、いままでずっとほぼ内輪の方向けに気楽に書いていたけれど、少し人目を気にして、愚痴ばっかり書けないなとか、つまらないこと書いてもしょうがないな、とか、変な意識が働いてしまっていたのかもしれません。
なにをどうしたところで、自分なんてそう変わるもんじゃないし、ぐちぐちと思い悩むことばかりの小人なのは如何ともしがたいし、いまさら取り繕ってもどうしようもないよなあ、と、誰の益にもならぬ駄文を垂れ流そう、とマイナス方向な決意(苦笑)
というわけで、ここしばらくの意識の流れを、だらだらととりとめなく書き留めておきます。
日常のこと。
先週、先々週と休みに飲みに行きました。 先々週は隣に若夫婦が座っていて、いろいろと話しました。我ながら酒飲みってのは距離無しだから嫌よねえ。可愛い若奥様を酒の会に勧誘成功(笑) 今まで使っていた宿が、急に生協会員しか使えなくなって不便きわまりない。 次の日、前々から興味はあったけどなんとなくスルーしていた烏丸御池の京都国際マンガミュージアムに行ってみました。 古い小学校を改装したと聞いていたのですが、思った以上に広々としていて、いい感じに落ち着ける場所でした。紙芝居の公演を見てオモチャの指輪をもらった(笑) 青池保子の修道士ファルコの2巻があることを初めて知って読破。 施設内のカフェの壁にはさまざまな漫画家のサインが描かれていました。 気がつくと半日以上過ごしていました。またちょくちょくと行くことにしましょう。 そして、その日に映画村ではフォーゼのロケがあったということを帰宅してから知る。うーん、生で高岩さんを拝見するチャンスだったとは。
2週続けて飲みに行ったのは、馴染みのお店が4周年で、蔵元さんによるサービスがあるということだったので。高校生の作ったお米による卒業記念酒のおこぼれをいただいていきました。
カーネーションのこと。
綾野さん演じる周防さんの出番はあっという間に終わりましたが、その後も楽しく見ております。 ええ話でも必ずオチをつける関西らしい緩急が楽しいです。 おっちゃんやおばちゃんのわやわやガヤガヤした感じがなんというか、いかにもで。 糸子さんや三姉妹の服装がいつも素敵。 もう何年も朝ドラを見ていなかったはずの、実家の母がはまっていたのには笑いました。 自分も、ずいぶん長いこと朝ドラは見てませんでしたが。朝ドラと言えば女の一代記、または半生記だったはずなのに、いつの頃からかヒロインがはっきりした夢も持たずに自分探しと称して仕事をころころ変えたりしたあげく、結婚した辺りで終了という話が続いていつの間にか見なくなりました。好きな役者さんが出るというので見たこともあったのですが、なにやらロハス思考に凝り固まったヒロインのご高説を回りが皆褒め称え、筋が全部説明台詞で進んでいくばかりで、「本編はどこ?」と途方に暮れましたっけ。 カーネーションを見て、やっぱり一代記はいいなあ、と。なんてったって糸子さんに一本筋が通ってるのがいいですやね。そして北村がけなげやら気の毒やら。 先週から時代が変わって、むやみにケチを付けるのはやめようと思いつつ、正直途方に暮れておりましたが、今週からやっと話が動き出しそうです。 ところで、おじゃみって関西特有の言葉だったんですかね。ついったで通じてない人がいたことに驚いた。
綾野さんのこと。
なんというか親戚のおばちゃん目線が強すぎて、周防さんについてはドラマの中で浸ることができず、人物造形の物語における役割とかを分析してしまう日々でした。 というわけで、周防さん=妖精さん説最強。 某所の某スレはというと「こんな役をしてほしい」「こんな風に活躍してほしい」という夢見る夢子さんたちや、服装がどうの方向性がどうのと心配ばかりしている小姑さんたちが大増殖。自称古参さんが愚痴ったら逆ギレされてました。 言っちゃなんだけど、クロゼロ2のおかげでスレが立った頃も夢子さんと小姑さんだらけだったのが徐々に落ち着いていったので、歴史は繰り返すなあとすっかり他人事。
意図せずして焦らしプレイになった感のある「スタジオパークからこんにちは」出演。 ずるずるだらだらの尖った服装して不思議ちゃん炸裂させて、周防さんの面影求める人たちをガッカリさせてライバルが減ればいい……とか不謹慎なことを考えていたんですけどね。 謙虚で真摯な人柄と品のある知的な話し方(番組内ファックスより)で、むしろ好感度アップしたようです。 てっきりNHK出演作と今後の映画出演作の話で埋められるのかと思っていたら、思いがけず民放でのデビュー作にがっつり言及。まさかの巨匠からのメッセージにテンション上がったです。
うん、しかしまあ、この人はいつの間に、こんなに「大丈夫」な人になっちゃったんでしょうかねえ。なんかもう、本当に遠くに行ってしまったなあと、寂しいです。皆さん、どうか綾野さんのことをよろしく。
フィギュアのこと。
……なんか、今季はあまりきちんと見ていないままですね。 四大陸のフリーくらいでしょうか。 ご多聞に漏れず、フィリピンのカルーザくんには目を引かれました。それまでの選手がとにかくフィニッシュまで演技を続けるのに精一杯といった様子だったのに、もう滑り始めから動きが違う。躍動感に満ちていました。某実況で21歳という事実に衝撃が走っていましたっけ。 ナンソンくんは残念な部分もあったのですが、ジャンプが以前のようなドスンと落ちる感じではなく綺麗に流れるようになっているなあと。キスクラでうつむいて、出来にがっかりしているのかなと思ったら酸素マスク登場にびびりました。大事なかったようで良かったです。 一年ぶりに姿を見ることができたジンリン・グァンくん。彼は3Aを持っていない人で、昨季は無理に4Tを入れては転けていたようですが、今回は抜いてまとめてきましたね。解説に上手く休んでいるとか言われてましたが(苦笑)、相変わらずの物語の見える情感ある滑りが良かったです。キスクラでの明るい表情がなんだか新鮮。 ウズベキスタンのミーシャ・ジーは、前季から曲を後半少し変えてきてますね。で、ステップのやけくそっぷりが増してる〜。コレオステップの前なんか大見得切ってますよ。場内やんやの大喝采。キスクラで客を煽ってるし。しかしお父様そっくり。 日本選手はいろいろ……うん。 高橋選手はむしろよく後半持ちこたえたなあと。 パトリックは開催地が練習拠点ということで、かえってかなりプレッシャーがかかってしまったそうで、だいぶ調子が悪かったらしいのですが、決めてしまいましたね。 マイナー選手は演技後半見る見る失速していって、Jスポの解説&実況に3位は無理無理と言われてたのに、しっかり銅確保。表彰式のときに実況二人で謝ってたのがおかしかったです。 表彰式と言えば、なぜ扉がセルフだったのでしょう?パトリックの表情と言ったら。 それにつけてもマイナーくんの笑顔の癒しオーラよ。
さて、正直言うとフィギュアに関しては愚痴りたいことが山のようにあったのですが、今日はだいぶ字数も多くなってしまいましたし。 まあ、時には怒りのあまり視界が赤く染まったことも何度かありますが。 応援する選手が怪我無く元気に試合に向かえることほど喜ばしく、有り難い(文字通り滅多にない)ことは無く、その逆ほど嘆くべきことは無いわけで。 さまざまな憂うべきあれこれに心煩わせるべきじゃないと何度も自分に言い聞かせております。
そうそう、ワールド・フィギュアスケートNo.52のパトリックのインタビューを読んで、スコアの意味を説明するのは貴女方の仕事でしょうがとイラッとしつつ、インタの最後にはなんか泣いてしまった。いつも言ってるようなことしか書いていないのにね。 自分だってまだ若いのに、そんなに高く、遠くを見てるんだな……
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