レディースデーなので映画のハシゴをしてきました。 「シャーロットのおくりもの」は子どもの頃読んでかなり印象深かったですし、わりと最近読み返しているので、まあ確認の意味を込めて。 エンドロール見て声の配役の豪華さにたまげました。 比較的原作に忠実だったと思います。どっちかというと静的なお話なので、部分部分コミカルなメリハリはついていますが。子ブタ@学校のシーンでは近くの席のおじいさんが受けてました。いい味出してた映画オリキャラのカラスコンビ、来年はモロコシ畑に突撃できるね。 あと、本だと淡々と日常の積み重ねを描いてる中から「イイお話」な部分を自分で読み取る必要がいるのだけれど、そのあたりをかなり抽出してわかりやすく提供している感じ。有り体に言えば農場の動物たちの「いい人」度当社比大幅アップ。個性豊かで楽しかったからいいけど。 人間の女の子も、原作ではすぐ傍観者になるんだけど、より絡んでたし。 オープニングとエンドロールのG.ウィリアムズ(原作の挿絵画家・他に「しろいうさぎくろいうさぎ」など)を彷彿とさせるアニメーションが素敵。 シャーロットの知的で穏やかな声がイメージピッタリでした。
「エラゴン」は原作未読。でも装丁は知ってる。分厚くて青くてピカピカメタリックな竜が表紙絵。続編はエンジ色。ちなみにわたくしハリポタまったく読んでおりませんで、タイトル覚えずに青のハリポタ赤のハリポタと呼んでます。さらにちなみにウォーリーをさがせシリーズも青のウォーリー赤のウォーリーと呼ぶズボラもの。 しかし、映画広告とか見ていて、わりと最近書かれた若者の自費出版を指輪やナルニアやゲドと同列に扱っているというのはどうかと思う。 感想は……えーと……。 終わった後に後ろの席のお姉さんが発した「どっかで見たような話」という一言に尽きる。 別に、よくある話なのは逆をいえば王道を行っているってことだから構わないんだけど、一から十まで予想の範囲を出なかったというのはさすがにちょっと……。筋立てもちょっと粗が目立ったような。 ていうか、上映時間2時間ないんですよ。でも1時間過ぎた時点で正直疲れてきた。なんというか詰め込みすぎなのかはしょりすぎなのか、よく言えばだれなくてテンポがいいんだけど、悪く言うと緩急の波が無くて急ばかり。 画面はきれいだったんだけどね〜。 あ、ドラゴンが“お嬢さん”だったのだけは意外だった。 初のドラゴン騎乗飛行シーンで、思わず画面の隅にパラメーターとか無いか確認してしまったわ(笑) まあ明らかに「続く」なので、評価は続編待ちかな。 主人公の麗しい金髪のお兄さんは少しギター侍に似ている気がした。 個人的には途中で出てくる黒髪のお兄さん(なんたること、名前を覚えていない!)のほうが好みだったかな。ああいう屈折した立ち位置のキャラのほうが日本人好みのような気がするんだけど。
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