そうそう、パンフ購入したけれど、冊子じゃなくて、8ページほどの挨拶リーフレットと各選手のプロフィールカードをケースに入れた形状でした。なるほど、直前まで出場選手が決まらないのにどうするのかと思っていたけれど、こうきたか。出場予想できる選手のカードを用意しておいて大急ぎで組んだんだろうね。
第2部は生オケの演奏から。 次にスクリーンに震災に関するJSFのアピール映像。フィギュアだけじゃなくスピードスケートやショートトラックを含めて。 そして特設ステージに本日出場の日本選手全員が並び、羽生くんが代表して挨拶。
まず、ゲストスケーター荒川静香さん。 一輪の花を手に、思いを込めたという「smile」 少女のような髪型と衣装、動きだけど、足元は相変わらず美しい。
高橋成美・マービン・トラン組 いつ見ても元気いっぱいのなるみちゃんの動き。トランくんも楽しそうに動いてる。今日はスロージャンプも決まったし、デススパイラルも大きくて良かったよ。成美ちゃんは足大丈夫なのかな?トランくんの寄り添う雰囲気がやさしくていつもいいなあと思う。 拍手の後、しばらく動きが無く妙な間があって、あれ?と思ったらアンコール開始。 ああそうか、世界選手権出場組からアンコールOKなのね。 アンコールはイマジン途中からでした。
ゲストスケーター ステファン・ランビエル 一言で言えば、自由自在、でした。 氷の上での動きもそうなのですが、会場の盛り上げ方がもう素晴らしい。 役者が違いますな。 最初重々しく始まって、途中から女心の歌になったかと思ったら、客席向かって「ハイ!!」と声かけてびっくりした。 スイス国旗もいっぱい揺れていた。 アンコール拍手が続いたけど、そのまま次の選手へ。 ああそうか、ゲストスケーターはアンコール無しなのね。そういう進行なのね。
羽生結弦くん 白鳥プロ。体型が変わったせいか、去年と同じ衣装でも少し雰囲気が違って見えます。シットスピンの体勢でくるくるトラベリングするのはわざとなんだろうな。 アンコールはロミオのステップ。迫力だぁ。
村上佳菜子さん 白いロングのしっとりプロ。素敵なんだけど、はつらつとした演技のほうが似合っていたなあという思いがよぎらなかったと言えば嘘になります。終了の時の笑顔は年相応に可愛かったけどね。 アンコール、ステップ多いなあ。
さて次は、と思ったら、選手出入り口の横にいつの間にかキスクラらしきもの登場。ちょうど向かいの位置だったから、選手の出入りはずっと双眼鏡で追いかけていたんだけど、暗かったからそんなのがあるなんて気がつかなかったです。 考えてみると人生初、生ジャニーズ(笑) 抱負を書いたボード見て、羽生くんの「最後までやってやる」と小塚くんの「平常心」の対比に笑う。 最近ネットでよく言われる「皆殺しロミオ」「討ち入りロミオ」を思い出して「やってやる」が「殺ってやる」に思えた私をお許しください。
ゲストスケーター 申雪&趙宏博組 ご夫婦なんですよね? 間に流れる柔らかで濃密な空気が素敵でした。スロージャンプの時に投げられた雪さんじゃなくて投げた宏博さんのほうが股裂け状態で転けてたのは何故?
小塚崇彦くん このEX好きだなあ。初めて一刀両断イーグルを正面から見た! ものすごく遠くからだったけど(汗)まっすぐな長さがよくわかりました。 アンコールはナウシカのコレオステップから。ラストのスピンでライトを受けて影が四方向に落ちて、なんだかすごく幻想的で、青っぽく風をはらむ衣装とも合わせて、ナウシカプロにはこの照明&衣装のほうが似合うんじゃないかと思ってしまいました。
鈴木明子さん バーレスク。観客ノリノリ大盛り上がり。客席に近づくとヒューヒュー。もともとノリのいいショートサイドアリーナも期待に違わぬ盛り上がり。 アンコールはSPのステップ。スピンすると衣装がキラキラ。
また擬似キスクラに明かりがついて、ああ、3、2、1位と順番にやるのか、と。
ゲストスケーター パトリック・チャン 双眼鏡で出入り口のぞいていて、あれ?オープニングと同じ白Tシャツ?とびっくり。 数日前のコロラドでのショーで滑っていたプログラムと同じでした。(ショーの動画では雪がどんどん降る中を真っ白な息吐きながら半袖だったので風邪大丈夫なのかと) 始める直前に「パトリックーッ」と大きな声が上がって、微妙に笑いが起きかけたところに「Pちゃんがんばってー」「Pちゃーん」と声がいくつも。本人に……伝わってるのかな、どうかな。わかってそうな気がする。 やっぱりなんというか滑りが……おかしい。なぜあんな摩擦ゼロ状態なのか。 男っぽい、というか少年っぽい、とても等身大な感じのプロでした。マイナーくんのEXちょっと思い出した。氷しぶき作ったり腰振ったりマッチョポーズしたり楽しそう。
高橋大輔くん 船上のピアニスト。生オケに乗っての演技。しんとした会場に、コウコウと氷を踏む音、ジャンプ時のジャッという音など、エッジの音が響いていました。 アンコール、呼び出し時のアナウンス。「大ちゃん、皆さん、アレをお待ちです」 やっぱりあれですか。 実を言うと、競技プロとしてのマンボはちょっと苦手だったのですが、静かなEXと組み合わせてアンコールで出てくると、「待ってました!」という気分になって、盛り上がっていいですねえ。
浅田真央さん ジュピター。ああ、やっぱりこのプロなんだな、と。今季EXはもう一つあるそうなのに。祈りそのものを体現しているようなこのプロを、マスコミなどはいかにもなストーリーの一環として扱っちゃうだろうなという思いと、やはり今この場にこの演技こそが似つかわしいという思いと。 静かな祈りの形。
擬似キスクラでは、正直どんな質問が来るか気が気ではなかったです。はあ。
エンディングはオープニングと同じように順々に出てきました。 ジュニアパートでラストに全員で輪になっているはずが一人大きく離れてしまった宇野くんは御愛敬。 群舞が終わったと同時にショートサイドアリーナの人たちが一斉に立ち上がってフェンス際に貼り付いたので何ごとかと思ったけど、選手のラストランのときに握手を求められるように、ですね。 全員で挨拶の後、ぬいぐるみの投げ込みがありました。たぶん、主催のニチレイのマスコット、青いエスキモーみたいなキャラだと。入り口に飾ってました。 パトリックはアリーナでずっとカナダ国旗を掲げていた人にぬいぐるみを投げていました。
ぬいぐるみ投げも終わって、撤収かな、と思ったら、おもむろに一人リンク中央に進み出る羽生くん。もしや日本のショー恒例のクワド合戦? 羽生くんのジャンプは華麗にすっぽ抜けました(笑)すごく恥ずかしそうに顔を手で隠す羽生くん。 次に進み出るはパトリック。ちょっとオーバーターンだったけど回転は足りていたと思います。 最後に出てきた小塚くん。しかし、飛ぼうとする直前に、生オケがジャンと終わってしまいます。間の悪い音無しの状態でジャンプ。両足着氷だったけどどうにか成功。 が、そのときには選手たちは出入り口前に集まって撤収を始めていました。 振り返ったら誰もいない状態の小塚くん。置いていくなよー的に手をブンブンさせながら氷の上を駆けます。 まったく見事なオチっぷり。 これが演出の一環だったらすごいわ。 小塚くんが追いつくのを待っていた(?)パトリック、二人でハイタッチ。仲ええのう。 その後、出入り口通路近くの客席の人たちが、はけるのが最後になったパトリックにずっと話しかけていて、パトリックも笑顔で応えていました。握手もしていたみたい。うらやま……いやいや、パトリックほんとうにいい人だとしみじみしました。
というわけで、観覧記おしまいです。記憶違いがあったら申し訳ない。 あ、もちろんメープル国旗は振ってきましたよ。近くには他に誰もいなかったのがさびしいけれど。
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