この1、2ヶ月の間、いろいろと考えたりなんなりしたことを、とりあえず書き留めておこうかな、と。 自分で後で見返すために。
うう、書いてみたらかなりキモくなったので隠す(汗)
まあ、まずはフィギュアのことから。 いつから何を書いていないのか、もうわからなくなっているけど。
アドリアンのニース杯FS棄権、そしてNHK杯OUT。ヘルニアなのだという。年内は試合出ないという。ヘルニアは治るものではないらしいから、症状が落ち着きますように、と祈るしかない。 昨季があんな形で終わって、今年は仕切り直しを期していただろうに、残念で辛いだろうとは思うけど、とにかく今は状態が治まるのを待つしかないんだろう。 ナショナルにも出ないというから、ユーロは2枠あるからいいとして、ワールドは……今季はマヨロフ派遣になるんだろうな。今季GPSでポイント稼いでWSにどんどん差を付けているから。いっそ2枠取ってこいと言いたいところだけれど、現在の男子の層の厚さからいって難しかろう。 でも来季は、アディも体戻して、マヨと渡り合って、ワールドへ、その先へ行って欲しい。もう若手じゃないけど、焦ったりあきらめたりする歳でもないよ。 どうか苦痛が少しでも早く取り除かれますように。
そして、自分の感情。 自分のエゴな感情の話。 ニース杯FS棄権の報を聞いて、感情がうまく動かなかった。 NHK杯OUTと聞いて、残念と思う一方で、ああ仕方ないなとすんなり受け止める自分もいた。 東京ワールドが無くなって、それまであれほどに期待して必死になって待ち望んでいたことがあっさり流れてしまって、なるようにしかならないのだ、ということをあのとき学んだ気がする。 どんなに心を注ぎ込んだとして、なるようにしかならない。 ワールドが無くなって、アドリアンを生で見る機会はもう無いかもと思って、でもNHK杯にアサインされてチケットも取れて、でも心の片隅で、アドリアンを生で見られるなんてそんな僥倖が本当に自分の身に降りかかるのだろうかと疑っていた。それはあまりに幸せなことだから、潰えるんじゃないかとずっと怯えていた。だから今回の事態に、ああやっぱりと思う自分もいたのだ。 自分はやっぱり生のアドリアンを見ることはできない星の下なんだろうか。ユーロ行きなんて無理だし。 ……なんだかアドリアンは生身の人間じゃなくて北欧の妖精か何かで、近づくと消えてしまう、そんな存在じゃなかろうか、なんてバカバカしい妄想まで浮かぶ始末。 まあ、私が一生見られなかろうが、アドリアン本人には一ミリグラムたりとも関わりのないことなのだから。
ところでNHK杯の補欠一番手はミーシャくんだったという噂が流れておりましたな。 まあ当のミーシャくんは、ニース杯の次の週にはアイスチャレンジに出て、次の週にはショーに出て、とタイトなスケジュールだったので、それどころじゃなさげでしたが。 本人楽しそうで何より。
さて、昨季のGPSを見終わらないうちに今季が始まってしまいました。まだまったく見られておりません。録画環境が安定していなくて、スケカナとか地上波しか録れていないという血涙状態。 ゆうてるうちに、あとはロステレコムカップを残すだけですよ、と。
10人、といいつつ、10人出場できている大会のほうが少ないよねえ…… 個人的にひっそりと楽しみにしていた関くんが中国杯OUTになっていたことにショックを受けました。なんにも情報入ってこないんだよね。怪我なんだろうけど……。 彼のちょっと幸薄そうな表情と、柔らかい動きと、きれいなスピンが好きなのにな。 彼も怪我で1シーズン棒に振ったことがあるらしい。なんともいえない気分になる。
さて。 昨季のスケカナ直後の某所の殺気立ちぶりから考えると、今季のスケカナの後のPさん叩きは覚悟していたほどではありませんでした。(それでもまあちょいと胃腸をやられましたが) むしろ、いきなりナンデスくん叩きが始まったので笑ってしまった。コーチ補正まではともかくも、コーチが八百長したとか言い出すと、遠慮容赦なく発言者を軽蔑できるからいいねえ。
うん。スケート見るようになって、精神安定のために、人を軽蔑することを覚えたよ。人の言うことを自分の頭の中の土俵に入れて、取り組もうなんてしたら、自分がズタズタになるから、蔑んで卑しんで、上から目線で、あんなことしか言えないなんて可哀想、なんて見下しているのが、手っ取り早くて楽なんだ。
しかしまあ。 ああもPさんには芸術性がない、感動しないと大合唱されると、もしかしてそうなのかなあと思ってしまうわ。 自分は自分の判断に一欠片も信用をおけないから。 好きだと思ってしまった時点で、もう後は贔屓目になってしまって、判断も認識も狂いまくっていると自覚している。 だからPさん否定されても、ああそうなのかもしれない、自分にはそうは見えないし、自分は好きなんだけれども、と思うけど、反論することはできない。客観性なんてどこにもないから。 でも好きなものは好きだし、素敵だと思うものは素敵なんだ。 うちの昔っからの方針として、百人が好きと言っても嫌いなものは嫌い、百人が嫌いと言っても好きなものは好き、と発言しよう、ていうのがある。 ただまあ、嫌いだと叫ぶのは百害あって一利なしなので、最近は嫌いだと思う前にさっさと手を引くようにしてるけど。好きでもないものに関わりあっている時間も気力ももう自分にはないですよ。 まあそれはそれとして。自分は自分が歪んでいる自覚があるけれど、Pさんはじめ選手を叩く人たちは、どれだけ客観性を持ってるのかしら。それぞれ自分の好きな選手がいてそれでも判断が100パーセント正しいということもなかろうに、なんだか不公平な気がするわ。ある意味うらやましい。
愚痴はこれくらいにして。 JOでのPさんのアランフェス衣装見て、えらく地味だし仮衣装かしらと思ったわけなのですが。なんか斜め上に進化しましたな。赤いシャツはともかく、ズボンのステッチは何ごと。本人が気に入ってるならいいけど。シャツの開襟ぐあいはグッドです。 以前からのPさんファンの方々によれば、シーズンを通して徐々に調子を上げていくタイプらしいので、転けまくっている現状も心配はしていません。実際転倒もJO→SC→TEBと減ってきてるし。 ところで。TEBではPさん体調悪かったらしいのだけれど、イケメン度や色気が普段より増しているという声が多かった。自分は何となく、Pさんのいつものあの笑顔はPさんの鎧であり武器なのかなあと思った。Pさんは多少調子が悪くてもあのしわっしわの笑顔振りまいて明るく振る舞っている。たぶんそれはPさんが観客に向けて示す、ありうべきトップ選手としての自分なんだ。常に前向きであれという。Pさんはトップアスリートとしての自分の役割に(自惚れではなく)かなり自覚的であると思う。振り返ってあれこれ語ることはあっても、目の前にあることに対して弱音は吐かない。タフでクールで前向き。 でも今回、体調不良により、余裕は消えてしまって、ナイーブさが表に出てしまった。いつものPさんの笑顔が素ではない作り物だとは思わないけれど、強い彼も弱い彼も彼は彼で、男の弱い部分というのは女心をくすぐるものなのです。 うむ。我ながら書いている内容がキモくてどうしよう。
話変わって。NHK杯のEXってあれ即席じゃね?と言われていたマイナーくんですが、全米のEXでやっぱりご当地Tシャツを着て同じプロを滑っていたという話を聞いて、録画を見返してみたらカメラにノースカロライナTシャツのロゴをドアップで映されていて笑った。やはりそこはテレビ的に押さえどころなんだ。 ていうか曲はちゃんと用意してるんだからEXの可能性ゼロとは思っていないわけで。実は狙ってやっているのかマイナーくん。Tシャツ買うと縁起がいいとか思っていたりして。それとも本当に単にご当地Tシャツ集めが趣味なのか。 そして北海道Tシャツのネット販売のページを見てみたら「NHK杯でロス・マイナー選手も着用!」と説明文に入っていてマジ噴いた。 ところで北海道から帰ってきて、ダンナに、純朴な感じの好青年がメダル取って嬉しそうで、EXで北海道Tシャツで拍手喝采だったという話をして、最後に「名前はマイナーくんです」と言うと「マイナーがメジャーになったのか」とお約束な返しがきました。うん、少し期待してた。 ……全米のEXのとき、解説の杉田さんがマイナー選手もその前の年は怪我で一年棒に振ったと話していた。本当にスケート選手はいろいろあるんだと思った。
スケート以外の話。 北海道行きの少し前、京都伊勢丹にルドン展を見に行った。自分はルドンというと一つ目巨人の絵しか知らなかったけど、それは無かった。 初期のモノクロな絵は、夢に出てきそうな不気味さだった。黒い太陽の前に浮かぶトゲだらけのウニのような目玉や、ニヤニヤ笑いの貼り付いた蜘蛛。植物と動物の合いの子の様な隻眼の化け物。なんとなく、自分が中二病真っ盛りの頃出会っていたら、かなり傾倒したかもしれないと思った。 やがて絵は神秘性はそのままに、色彩を帯び、光に満ちていく。荘厳な神話世界を過ぎて、やがて日常的な題材へと。 絵の進化方向が逆じゃなくて良かったな、なんて思ったりして。
髪切ったらダンナにニヤニヤしながらガン見されて恥ずかしかった。
まだ何か書くことあった気もするけれど、思い出せない。
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