アドリアン・シュルタイス選手の元コーチ、エフゲニー・ルトコフ氏が、今回の訣別についてコメントを出している。 例によって例の如くぐーぐる先生に瑞語→英語と換えてもらってるので細かいニュアンスが違っているかもしれないが、自分が薄々感じていたように、コーチは己の健康面を考慮した上で、(これからいっそう重大さを伴う)トップ選手との活動より、より広くスケートの技術と楽しさを伝えていく活動に従事したいということのようだ。(括弧内は私が考えた補足)
アドリアンのコメントにもあったけれど、二人は友好的に、平和に、別れを決定したらしい。
二人がそうだというなら、きっとそうなんだろう。
世の中には見苦しい衝突や分離、泥仕合がいくらでもあるなかで、二人ともが紳士的な態度で誠実に言葉を述べている、ということがありがたいです。 アドリアンなんかあんな悪童な見てくれで、あの若さで、本当にしっかりしてる。
……たぶん、どちらかが悪いということではないんだろう。 どんな人たちの間にも起こりうるすれ違い。 今回の件で年若い(であろう)ファンから「なぜ裏切った」「なぜだますようなことをした」という罵声が聞かれたが、そういう一面的なことではないのだと思う。 いささか世間ずれしているらしい(私と同世代とおぼしき)人たちの中には、コーチの急病自体を狂言と勘ぐる向きもあるらしいが、理解に苦しむ。 なぜわざわざそんな漫画みたいな大騒ぎ起こさなきゃならないのだ。
アディの文章が彼らしく簡素だけど率直で真摯であったように、コーチの文章は柔らかくて、あたたかくて、愛情が籠もっていて…… ぶっちゃけ、泣きました。
野良犬に噛まれるようにして突然ハマったフィギュアで、それでも一応は覚悟をしていたはずなんだけど、こうも短期間に色々あるとは思わなかったなあ。
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