今日はちょっと職種関連の集まりがあって、そのオプションで滋賀県立近代美術館で今週までの展示『ドゥシャン・カーライの超絶絵本とブラチスラヴァの作家たち』を学芸員の説明付きで見学しました。 カーライはスロヴァキアの画家で、絵本制作や本の挿絵を多く手がけています。不思議の国のアリスの挿絵で有名となり(日本では絶版)、同じく画家の奥様と共同でアンデルセン童話全作に挿絵を付けています(日本では未発売)。 事前に見ていたポスターなどでは、キレイカワイイ絵柄ではなく、繊細で微妙かつ豊かな色彩とちょっぴり不気味な造形という印象を受けていたのですが……。 実際に見ると「ちょっぴり」なんてものではなかった。 若い頃のモノクロ版画の描き込みっぷりは偏執狂としか思えないし、カラーで挿絵を描くようになっても、かなり「紙一重」です。 でもこの紙一重っぷりと不気味さはアリスの世界にはぴったりマッチするんだよねえ。 絵にしろ何にしろ、ポテンシャルの高い作品を見るということは、見る側の気力を消費するもので、何日も何ヶ月も思いと時間と才能を注ぎ込んだ絵を一枚見るだけでも気力体力削られていくのに、何十枚ともなると、もうへろへろ。
それにしても、アンデルセンの童話は一通り読んだはずなのに、展示作品の横にあった解説見てもほとんど覚えてなかったよ……。 あ、アンデルセン童話で好きなのは「旅の道連れ」「パンを踏んだ少女」「青銅のイノシシ」「パラダイス」です。(誰も聞いてない)(ていうか、マイナー?)
あ、この3日ほどで、iPodのヤグディン動画は20以上増えました。オフアイスに手を出したらもうだめかも。でも(゚ε゚)キニシナイ!
|