珍しくダンナに買うの先こされた。
農場物漫画、というとかなり変だが、農場が舞台のものが多いのは間違いない。ただし未来の。 連作のはじめの2つは雑誌で読んでいたけど、ウルトラジャンプ買うのやめてからの掲載の話は知らないや。 ていうか、2作めと3作目の間が6年。単行本まで8年がかり。 思うに、はじめの2作は、当時騒がれていた遺伝子組み換え作物をヒントに思いついて描かれた単品なんだろう。怪談として良くできてるけど。3作目を執筆するにあたって設定というか世界観が確立したように思われる。 いやこの3作目の主人公の案山子が、今まで読んだモロ☆漫画でも一二を争う男前だ。案山子のくせに。基本的にモロ☆漫画の主人公ってダメ男が多いけど。空をを見上げるラストが切ない。 なんか、人間と他の生物との融合というモロ☆さん好みのテーマでストレートに押してきたなあ。メタモルフォセス。 んで、人が人でなくなる世界というのは、モロ☆さん的にはバッドエンドにならないんだよね。むしろある種のユートピア。
金魚屋古書店7巻の話も。 『Z−ツェット−』がもう30年近く前の作品だ、と解説に書かれていたことに地味にショックを受ける。そんな昔の話になるのか。 自分的にはついこの間のような気がするのにねえ。 『エロイカより愛を込めて』『Z』『魔弾の射手』とか名前を挙げていると、十代の頃の学校の教室でのあれこれがドッと浮かんでくるよ。 単行本の貸し借りをしたり、LaLaを回し読みしたり、イラスト集を頭寄せて覗き込んだり。LaLaは他にまりしんやエイリアン通りや南京や……。個人的にはシャンペンシャワー。好きなキャラに胸ときめかして、きゃあきゃあ話をしていた、そんな日々。
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