本日2つめの記事です。
8月3日(日)は休みもらっていて、夕方から大阪に元たまの滝本晃司さんのライブを見に行く。 例によって例の如く着くまでに迷い、お店に電話して道を聞く始末。 小さなバーで、30人ほどしか座れない。半分立ち見。 ワンドリンクで芋焼酎ロック頼んだら、氷もたっぷりだけどグラスの7分目まで気前よく注いでくれたのでどうしようかと。 お見合い企画とやらで、もう一人、山本精一さんという人と共演。
Gさん(滝本さんのこと)のライブ……ていうかライブそのものに行くの何年振りだろう。前神戸に行ったときは3枚目のアルバム出る少し前で、今回4枚目が出てたから、それくらいは間あいてる。ていうかあのときってたまもう解散してたっけ。 久しぶりのGさんは痩せて老けていた。中年飛び越して、一気におじいちゃんという感じになっていた。メジャーデビューの頃20代終わりだから、もうすぐ50路近いんだな……。
1曲目が「こわれた」だったので虚をつかれた。たまメジャー化当時の曲ってあまりソロで聴いたことなかったから。昔聴いたときは突拍子もない妄想のような曲だと思っていたのに、今は人々が壊れた状況が当たり前にリアルに存在していて、曲の内容が現実味を帯びていることになんともいえない気分だった。 他にもたま初期の曲をいくつか。そのたびに目をつぶって手の中のグラスを強く握りしめずにはいられなかった。あれで割れないとは円形って丈夫だ。「海に映る月」は最初に聴いたとき同様涙が出てしまった。 やはり私はこの人の歌が好きだ。音程の不安定さとか声量とかいろいろどうよと思うところもあるけど……。あの声が、あの空気とこすれて震える響きが、どうしようもなく私の中の琴線を擦りあげる。あのあってないような音程の上がり下がりさえ、私を揺るがしてしょうがない。 それでも私が今まで聴いたうちでは、よく声が出ていたし音程も取れてた。もっとも前の席の人達の話では良い出来ではなくて、いったん痩せすぎていたのが原因じゃないかということだけど。……なんかこういう情報通の人の話聞いてると悔しいな。嫉妬。 曲に合わせてどうしようもなく体が揺らぐという体験を久しぶりにした。他の人も同様に揺らぐのを見るのがライブの楽しみの一つ。 1時間ちょっとで交代。ソロでずっと歌ってるのは終わりの方しんどそうだったから、これくらいで丁度なのかも。
山本精一さんは初めて聴く。なんとも味のある歌。カバーを交えつつ基本的にはじっくりエレキをアコギ風なんだけど、ときおり激しいロック調が混じる。聴衆の男性がたの数人がノリノリで体を揺らしていた。一番印象に残ったのは寅さんの曲です、はい。
アンコールのうち後半の曲を山本さんとGさんジョイントで。おじさん二人、小さな楽譜のぞき込んでああでもないこうでもないと言い合っている姿は実に可愛らしいものでした。ていうかGさんけっこうアドリブ効くのね。
楽しかったけど2時間半立ちっぱなしは足が辛かった。 またもダンナの実家に宿泊。
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