++たらたら日記++

現在絶賛放置中。
感想等は基本毒吐き。
サイドメニューはプルダウン式です。
最近、コメントの表示に若干の不具合が出ていますが、
管理人にはきちんと届いています。

アクエリアンエイジ劇場版

 感想というよりレポに近い気も……

 上映場所を先週、家に帰って調べたら、アメリカ村のど真ん中だった。
 そりゃオシャレなはずだわ。
 で、モロ普段着だった先日の反省で一応よそいきを着たものの、そういうとこにこんなオバさんが出かけるのって気が引けるなあとか思ってエレベーターを降りたら、入れ替わりに乗ってくる自分より明らかに一回りお歳を召した妙齢のご婦人がた。そう、同じ場所で韓流シネマ特集をやっていたのでした。
 韓流映画って本当にあの年代のご婦人に人気があるんだと己の目で確かめました。

 さてアクエリアンエイジ。こちらは自分含め14人程度の入場者でしたが、はっきり十代後半から二十代前半。一人だけ彼女に付き合っている風情のお兄さんがいましたが、あとはみんな女友だち同士で見に来てるようです。
 服装は思ったよりおとなしいかな、と思ったら、最後に入ってきた人たちは一人がピンクベースの甘ロリ(っていうんですかね、レースの布地だけで何キログラムもありそうなの)、一人は銀メッシュの髪を跳ね返らせて、黒革にシルバーアクセのお姉さんでした。

 開場の時に何人も「(会場)ちっさ!」と叫んでたけど、単館上映で100席あれば充分じゃないの、と30席(スチール椅子)会場経験者は思うのでありました。
 普段ロードショー映画しか見たことないんだろうなあ。

 画面が暗くなり予告……ここでいきなり中村優一くん主演のBL映画が流れる。前からも横からも後ろからも、漏れるというより響き渡るくすくす笑い……。特に後ろの席のお兄さんが辛抱たまらんという感じで笑いまくる。皆さんが中村くんのことを知っているのか知らないのかわかりませんが、いたたまれないことこのうえない。

 で、本編。
 始まるとほぼ同時にスクリーンに主題歌を歌うアリス九號.がスクリーンにドアップで現れ、キャ〜〜ッという悲鳴が場内の方々から上がり(ていうか甘ロリと黒革のねーちゃんず、抱き合ってほぼ倒れ込んでいた)、「いきなりっ!?」という声も聞こえる。
 えーと……思うに、この場内に見に来ている人の半分以上はアリス九號.ファンで、好きバンドが映画に出るからと足を運んだってところか。映画の集客手段としては絶大な効果、と言うべきなんだろうな。
 しばらくはライブシーンと別のシーンが交互に進行するんだけど、後ろのほうから妙な気配が届くので振り向いたら、彼氏連れのお姉さんがスクリーン中のライブハウスの客と同じように右手を挙げて振っていた。どうやらファンにはお約束のモーションらしい。画面の中で何十本もの白い手がひらひらとしている様子は……ファンには申し訳ないが子どもの頃読んだ「日本の伝説(松谷みよ子編)」の船幽霊の挿絵のようだった。

 さて。
 そろそろ本編感想に入りたいのですが。

 以下猛毒注意報発令。ネタバレは避けるけど、毒は吐く。ご注意。




 一言で言えば。

 ジャンプ十週打ち切り漫画最終回。

 登場人物出揃って設定を一通りお披露目してさてこれからで「俺たちの戦いはこれからだぜ」(意訳)

 金返せと叫びたいところだけれど、綾野さんが思ってたよりたくさん映ってたから文句はない(笑)

 いやぁしかし、ナビゲートDVD見ておいて良かったとしみじみ思ったよ。
 あれ見ておいて登場人物の名前と顔と基本設定を頭に入れておかなけりゃ、始まって10分で途方に暮れていたことだろう。
 (まあ、あれ見ていたら別に本編要らなかったという気もしなくはないが)
 いかにも漫画チックというか元はゲームのトンデモ設定、劇中で観客にわかるように呈示するだけでもおおごとだなあ展開させるの大変だなあと思いながらDVD見てたわけなんだけども。
 展開する前に時間切れだったよ。あはは(乾いた笑い)

 しかし天使だ悪魔だ一族の掟だ遺伝子だといった漫画チックな設定を実写でやられるとこんなに背が痒くなるというか強引さにあっけにとられるいうか、まあ嘘くさくなるものなんだなあと。
 ん〜、でもありえない設定な話でもすんなり受けとめられる作品だってあるわけだし……なにが足りなかったんだろうなあ。

 画面は頑張っていた。そしてそれ以上に音響が頑張っていた。頑張りすぎていた。
 四六時中キーンとホラーかサスペンスかという緊張漂わせまくり、場面切り替え(これがまたやたら頻繁)のたびにノイズが響き渡る。しかも大音響。
 ホラーだって緊張と緩和は必要なんだよ。
 その音響の気合いに画面が追いついていなかった気も若干。

 話の進め方は強引の一言に尽きる。
 困ったのは、メインキャラが分散していて、画面の切り替えが激しいのに、時間の経過が見ていてもわかりづらいこと。特に時刻が昼なのか夜なのか戸惑ってばかり。

 悲しかったのは、綾野さんてこんなに棒だっけ、と思っちゃったことなんだ。うわ〜ん(泣)

 とち原くんは演技うまかった。年配の役者さんとか全部引っくるめた中でも一番うまかった。
 彼のおかげでなんとか映画として成立していたという気がする。

 しかし、スタッフロールの後でなにかしら後日譚みたいな映像が映るんじゃないかとおとなしく待ってたんだけどなあ……。
 で、ロールが始まったとたん場内から遠慮無く起こる笑い声(汗)
 場内明るくなった後、私以外の全員が椅子に座ったまましゃべりまくるしゃべりまくる。
 お兄さんが、一生忘れられない映画になった、とか言ってたよ(苦笑)
2008年04月08日(火) (感想)

この記事へのコメント
2008/04/09/02:20:47 No.588
 あ〜…そ、そんな映画になってたんですかー…。

 いや、元ネタ知ってる身としては、「あれをどうやって映画に??」だったんですが、やはりと言う気分です。

 近くでやってなくて良かったのか悪かったのか…いやとち原くん観たかったですけどね。大人しくDVDを待つ事にします。
2008/04/10/01:24:23 No.589
 元ネタご存じなんですね。
 なんか、ゲームというよりそこから派生した漫画が直接のネタらしいです。

 結構覚悟決めて見に行ったんですが、予想の斜め遙か上をいってました。
 まあ、普段なら絶対接点の無いような人たちを目にすることができて、それはそれで面白かったですけど。

 観客の残る半分(服装がやや地味なほう)はテニミュのファン層だったのかなあ……

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