++たらたら日記++

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映画『奈緒子』感想

 週休日はレディースデー。
 というわけで(?)見に行ってきました。
 主演がのだめちゃんだったりするとやっぱりシネコンにかかるのね。
 シネコン行くの電王以来だから、ポイントカードの期限が切れちゃってた。
 事前にヤフーで感想見ると、どうもイマイチっぽいので、あまり深くは期待せずにGO。

 以下ネタバレ(かなりひどい部分まで)

 え〜っと……。
 お話がどうとか、演技がどうとかいう前に。
 画面が暗い。
 青春映画だろうと思うんだけど(たぶん)、なんかずっと曇天の下ですっきりしない画面。
 ピーカンでの撮影も混じってるのに。夏場に撮ってるはずなのに(実際舞台挨拶のレポ読むと炎天下だったらしい)。
 もしかして映画館の問題なのかしら。
 なんにしろ冒頭から話込みでどろんどろんに暗かったなあ。走るチビ雄介がまぶしく見えなきゃナレーションと齟齬が生じますが(苦笑)

 まあ、それはおいといて。
 頭のほうはツッコミ満載……というか脳内ハテナマークの嵐。
 海穏やかだったのに、あんなにあっさり人が海難事故起こすものなの?
 奈緒子はなんで試合前に雄介にわざわざ「(あなたのお父さんの死因を作った)篠宮奈緒子です」と名乗り出るの? 動揺した雄介が成績を落とすことだってあり得るだろうに。
 高校生なのになんで東京から九州まで飛行機使った日帰り旅行ができるの? 親になんて言って出てきたの?
 なんで波切島の一年坊主は見ず知らずの奈緒子にいきなり給水頼むの?
 奈緒子も、自分が雄介のメンタルに影響与えかねない存在だとわかっていながらなんで断らないの?(ていうか、本来駅伝には給水は無いらしいんだけど)
 なんで関西弁な九州男児(笑)のコーチは雄介が給水失敗したくらいで支離滅裂なお説教かますの?(ていうかコーチ、体型的にとても陸上経験者には見えません)

 コーチはあの手紙をいつ用意したんだ、というあたりで疑問を打ち止めにして、舞台は波切島へ。

 合宿の様子は、陸上部員達がいかにも若者らしくって微笑ましかったです。
 練習後にだらだらと寝そべって漫画読みながら愚痴るとことか。(一人お経を読んでるのも楽しい)
 でも確かに他の部員にとったら雄介ってヤなやつだよね。
 やたらと才能があって無邪気で。

 いきなり鬼になったコーチに反発して帰ろうとする(ってどこへ? 位置関係さっぱりわからんですけど)雄介を走って追いかける奈緒子。
 なーんか、二人とも、当初の目的がどっかにいってるっぽいんですけど。走ることそのものがただ目的になってるというか。これって感動するポイントなんだろうなあ。音楽も盛り上がってたし。

 そのあとのアレは(さすがに伏せる)、原作でもそうだったのかもしれないけど、作劇的にそこまでするか、という感じ。お腹いっぱい過ぎ。

 で、駅伝大会。
 地方大会にそんなテレビやラジオの中継入るのか?とか首ひねったけど(と思ったら実は原作では全国大会だったらしい)、走ってる姿はそれだけで美しい。
 確かに駅伝にしちゃ走り早すぎたけどね。あれはどう見ても短距離の走り。
 気持ちがバラバラだったはずの部員達が「雄介にたすきを」と頑張りまくって皆好成績というのは、いかにも漫画的展開ではあるなあと思ったけど。
 部長とマネージャー、ちょっといい感じ?

 最後の疑問。奈緒子は波切島に残ったのかよ。夏休みだけの手伝いじゃなかったの? 自分の部活とか高校生活は?

 ところで、画面の他に気になったのはBGM。……なんかずっと、どれもこれもどこかで聞いたことがあるような曲ばかりだったんですけど。一応全部新しく作曲したんだよね?

 終わった後、エスカレーター降りていくとき前にいた二人連れのお姉さんたちの会話が面白かったのでこっそり披露。
 ・気持ちバラバラだったはずなのに、なんで大会になったら急に「雄介」「雄介」なの?
 ・原作、すごくすっ飛ばしてるんじゃない? 原作読んでみたいな。
 ・コーチのアレ……(略)/(略)じゃないの?(略)って。/ええ、逆に思ってた。(どうやら話の見せ方がわかりにくかったようです)
 ・なんか、走りたくなってきたよね〜。すぐ息上がっちゃうだろうけど。
 うん。とりあえず、最後みたいに思ってもらえたら作品としては本望なんじゃないのかな。

 さてと。
 普通の感想らしい感想は書いたので。
 あとは趣味に走ります。
 綾野さんは思ってたよりずっと「いい役」でした。
 雄介のライバルの陸上部員で、冒頭とラスト、競りまくり。
 走る姿は文句の付けようもなく綺麗でした。
 肌は異様になまっちろいけどね。体質だからこれは仕方がない。
 25歳には見えなかったよ(笑) やたら妙な貫禄はあったけど。
 うん、さて、しかし。
 スタッフロールにまた「キャスティング:オザワシンジ」という記述を見つけて、生ぬるい気持ちになってしまった。
 どうしても「……身びいきなんじゃないの?」という思いがまとわりついてしまう。
 まあ今回は学生時代陸上やってた綾野さんだからこその役だとは思うんだけど。
 ファイズやってたころの雑誌の記事で、箱根駅伝に関わる仕事をしてみたい、などと、どうやったらそんな仕事が舞い込むんだとツッコミいれずにいられない発言してた綾野さんだから、さぞかし今回は本望だろうとは思うんだけど。
2008年02月20日(水) (感想)

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