なんだか日記の書き方を忘れてしまったような気がする今日この頃。 気が付けば世間は夏休み突入。
とりあえず先日の日曜に、規定の夏期休暇を一日ぶんどる。(盆休みなんてものは存在しない)
で、行ってきました映画村。いつの間にかヒーローショーの内容が変わっていたので。 今年もやります、オロナ○ンCプレゼンツ仮面ライダーショー。 事前に映画村HP確認して、記事のあまりのそっけなさに首を傾げる。内容書いてないのは毎度のことだけど、今回タイトルもないじゃないか。そして出演予定「電王ほか」というあまりのシンプルさに噴く。 必然的に人数決まってくる戦隊物のショーはいいけれど、映画村ライダーショーはどれだけキャラが出てくるのか実際見るまでわからない。どう舞台をにぎやかにするか毎年腐心してるのは確かなんだけど。 本編でバトルやらかしてしまうくらいごろごろライダーがいる例年と違って、今年は設定に基づく限りはライダー一人きりなわけで。まあフォームチェンジはあるかもしれないけれど。どうするつもりなのかなあ、さびしくならないかなあ、と思っていたりなんかしたわけなのですが。
どう実際始末つけていたのかについては隠します。 いやでもこれほんとサプライズだったから、これから行く気のある人は見ないでくださいね〜。
ショーのタイトルは「モモタロウ外伝」でした。
さてまたいつもの如く、周辺事項からたらたらと。
夏休みでしたが、観客は特に多いという感じではなかったですね。お盆休みにならないと立ち見まではいかないか。 会場のお面販売にゼロノス組も加わってましたよ。つけてる子は見つけられなかったけど。やっぱりソードつけてる子が多いですね。アックス買う子を見てついガッツポーズをしてしまったり(笑) 席取りしてから、油断して会場前でジュースなんぞ飲んでると(会場内は飲食禁止)、開始10分前にいきなりモモのアナウンス放送が。 会場のみんなぁ、まもなく(中略)ショーが始まるぜぇ。おうちの人のいうことをよ〜っく聞いて待ってろよ。みたいなノリで。これ結局録音し損ねた。残念。 それからすぐに舞台のスクリーンに映画版のCMが映し出され、それからいつものお姉さん(ちょっとハリケンブルーの人似)の導入トーク。高テンションで「元気ハッツラツゥ!」を煽ってました。
で、いざ始まり〜と言おうとしたら、いきなり流れる「とおりゃんせ」の歌声。暗くなる場内。スクリーンに浮かび上がる不気味な影たち。逃げ出すお姉さん(笑) 泣き出す子どもがいるのはデフォルト(笑) で、ノンテロップOPが流れました。ラストでモモ一人が踊っていたからDVD1巻の特典映像かな。そろそろ発売だよね。 その踊るモモの映像の前に滑り込んできて、ノリノリで踊るソードフォーム(笑)
あー、うっかり内容を全部書いてしまいそうになる。自重自重。 とにかくモモ……もといソードフォームはいいノリしてました。 なんかモモ……ソードってショー的に個性をつけやすくていいかもしれない。 ああ、もう面倒だ。ショーに出てくるのは変身後の電王ソードフォームとロッドフォームで、イマジン体のモモウラは出てこないんだけど、面倒なので「モモ」「ウラ」と書きます。頭の中で適当に修正かけてください。
それにしても映画村ショーの声の似せ方は相変わらず神がかっています。空劇のマイペースさとは対照的。モモも良太郎(声のみ出演)もかなり似ていたんだけど、ウラがもう。「今回だけは釣られて、あ・げ・る☆」とか顎落としそうになったわ。 あ、リュウタとキンちゃんも声でちょっとだけ出演。リュウタは「お姉ちゃんいないんでしょ。つまんなーい。バイバ〜イ」だったし、キンちゃんはいびきだけだったけどな(苦笑)
今回の敵さんはイマジンではなくて、京都に封印されていたけれど時の運行が乱れて復活した鬼たち。まあ映画村ですから。ボスだけ素面で、あとは着ぐるみ。「鬼童子」「鬼姫」なんて名乗って、なにやら懐かしさを覚えさせられたわけなのですが。 モモが敵を嗅ぎつけ「ゾワゾワする」と言いだし、良太郎に「番組が違うよ」と突っ込まれてました。
戦闘前半戦はモモ→ウラ→モモ。フォームチェンジの表現面白かった〜。でっかいカード。ウラは諸事情で(汗)格好いいところあまり見せられず。 戦隊と違ってアクロバティックな身軽な動きより、ライダーのショーはキックが主体だったり得物を使った立ち回りが目に付くかな。 イイ感じに戦っていたモモだけど、ボスがお出ましになってピンチに。そこに響く声。客席の後ろのほうから伝わるざわめき。 振り向くと通路を進む、スラリとした体躯、紫に光る体……。 そう、響鬼さんの登場でした。 敵さんの名前の時点でなんで気が付かなかったんだ、私。 なんか番組の、というより、一昨年の秋に見た映画村ショー(あれは傑作だった)を思い出して懐かしさに包まれました。 お仲間かと寄ってくる鬼たちにとりあえず一発入れる響鬼さんですが、モモからは敵扱いで追い回されます。一時的にモモより意識の上に出た良太郎と和解するわけですが。響鬼さんが良ちゃんを「少年」呼ばわりして、良ちゃんが(ていうかソードが)もじもじしながらやめてくださいとか言ってるのがなんとも。あ、響鬼さんもすっげー美声でしたよ。
ここでちょっとハーフタイム。敵さんたちによるお遊び。子どもたちを舞台に上げて「俺、参上」させて記念品を渡してました。で、舞台上の子どもたちを取り囲んで「これから鬼にしてやる〜」と。一回目の公演では派手に泣きわめいてくださるお子さまがなんとも微笑ましかったのですが、二回目三回目では何が起こっているのかわからずにぽけら〜っとしているお子たちが、これはこれでまたかわいい。
後半戦。舞台両袖から、薄物被いでモモと響鬼さんが桃太郎侍。お約束だけど、すっごく格好良かった(^^) モモと響鬼さんが並ぶと、等身が違います。響鬼さんは頭の小さなデザインで、ソードはあのおっきな目とかのせいもあってだいぶ頭が丸くて大きく見えますからね。 一昨年の響鬼さんはかなりがっちりむっちり体型だったのですが、今回の響鬼さんは素敵スタイル。太ももとかとても良いバランス。しかしあのスーツはやはりヒップが色っぽく見える。モモの人はだいぶ細い方みたいで、ウエストとか生地余りまくりでした。 後半はウラも大活躍でしたよ。諸事情あって戦闘を嫌がるウラを励ます良太郎の台詞がまんまオロCでしたが。華麗なロッド捌きに足技。そしてナンパ(苦笑)。鬼姫さんと八つ橋デートですってよ、奥様。 そしてモモはワイヤーを使用して「ストレートど真ん中〜〜!!」をかましてくださいました。すっごいヒーローしてました。
そしてラストはダンスで締め。……踊る響鬼さんが見られるとは。しかし、最初にテレビでモモダンス見たときも同じようなこと思ったけど、響鬼さんだと余計にゴーゴーダンスにしか見えない……。
ショー後のサイン会&写真撮影はモモ一人登場でした。ショーのときのソードマスクは右目が若干ドット落ちしていたのに、こっちのソードマスクは綺麗な状態だったので、ショーのアクターさんとは別の人なんだな、と思いました。 まあそんなことはお子さまにとってはなんの問題もなくて。 このモモも、すっごくモモらしい動きとか仕草をしてくれました。階段を一気に飛び降りると見せかけてそろそろ降りたり、机に腰掛けて大きく脚を振り上げるアクション取って脚組んだり、手のマジックをせわしなく振っていたり。子どもたちに囲まれてポーズを取るモモも確かにかっこいいのですが、モモらしいと感じるのは落ち着きのないちょっとヤンキィな動きとかそういうのだよなあ、としみじみ思いました。
ショーとショーの合間には、オロC配布イベントがありました。 小さなお友だちにはモモが、大人にはお姉さんがオロCを手渡します。 どこにこれだけ人がいたんだってくらいの行列ができました。 私はモモと子どもたちの様子をずっと見ていました。 このモモも(たぶんサイン会モモと同じ人だと思いますが)モモっぽい動きや反応をしてくれました。つくづくモモってショー向きなキャラかも。 子どもたちはみんなすごく嬉しそうでした。握手したり頭なでてもらったり写真一緒に撮ってもらったりして、満面の笑み。列が短くなると、何度も何度も並び直す子もいたり。 なんだか見ていてちょっと不思議な気分になりました。 私は、マスクの下におじさんが入っていて、お仕事で子どもに握手とかしているということを知っているはずなのに……。そこに「モモがいる」という感覚がありました。 本当のモモはテレビの画面の中にしか存在していないはずなのに……。大人たちは心を砕いて、ポーズや仕草やらしい反応を駆使して、そこにどこにもいないはずのモモを立たせているのです。 子どもたちにとって、そこにいるのは間違いなくあこがれのモモ。 それにしてもほんとにモモって子どもたちに好かれているなと思いましたよ。オロCイベントで登場するときはめざとい子どもに捕まって手を繋ぎ、足元にまとわりつかれてゆっくりやってきて。退場の時は何人も後を走って追いかけて。 撮影会の時は、真っ先にぼふんと抱きつく子どももいました。 見ている私は頬ゆるみっぱなしでした。 もし何かの間違いで自分一人のためにショーを開いてあげると言われても、子どもたちと一緒に見るんでなきゃつまらないと言って断るだろうな、きっと。
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