ちょっと遅れての感想です。 うちの感想は辛口毒吐きが基本で、読んで不快を覚える可能性が高いので、ご注意くださいね。 なんて注意書きくっつけるのも久しぶりな気がします。
なんというか、赤の人がかわいいと思いました。 以下、いきなり毒吐かせていただきますが。 このボウケンジャーの売りの一つがリーダーレッド復活ということみたいで、ストーリーや演出のうえでは機能しているかなと思うし、実際そのあたりに惹かれている人もちらほら見かけるのですが……自分には、描こうとしているレッド像に対して中の人が年齢・貫禄ともに追い付いていないように見えました。勝手な憶測なのですが、そのことは本人が一番自覚されているかもしれません。びん、と張った声や、ぐっと伸ばされた背筋など、肩に力の入っている様子が、自分にはどこか痛々しく感じられて……。 それが前回のラストから「おや?」と思ったのですが、今回、小説に夢中になったりそのためのポカで謝り倒したり、憧れの作家の前で畏まったりする表情はなんとも自然で、若者らしいものでした。今までのゴムのマスクを付けていたように見えた固い表情とはまるで違っていました。 ああ、そうか、この人は実は子どもの頃の胸のときめきを大事に抱えたまま大人になったんだ。そう思うと急に赤のキャラに親しみが持てました。 そういうキャラ付けが果たして元々製作者側の意図したものかどうかはわかりません。でも私は「実は大きい男の子」なレッドのキャラが今後も続いて欲しいと思います。そのほうが演じている人の魅力を引き出せるような気がするからです。
さてしかし。 毒吐き警報第二弾なのですが。 お話の方は今回どうだろうな、と思います。自分としては面白かったのです。蠱毒というのは好きなネタだし。しかし、メインターゲットである未就学児たちに、リュウオーンが「何をしようとしていたのか」がうまく伝わったかどうか不安です。画として見せずにテキストベースだったからねえ。戦い抜いた邪竜が変態する場面はあったけど、もう一段階、何かが足りなかったような、そんな気がしてしかたがない。 それから、作家さんのすべてを破壊する竜への憧れ。前回の神官様のスカウトと同じく、ある種正論なんですよね。無論ヒーローはそのへんスッパリやっちゃってくれるんですが。うん、ただ、なんだろう……こういうどこかネガティブな正論をちらりほらりと織り交ぜられると、どういう方向にこの先向かいたいのかな〜と思って。スプリガン元ネタ説が出た時点で自動的にラスボス=財団上層部説も同時に浮上しているわけですが……。うーん……なんというんだろうな……脚本の人が今までしてきた仕事って、もう少し対象が上の年齢じゃなかったかというのが……これは自分の偏見なのかもしれないけど……。自分はハガレンとか好きだったけど、その中で描かれる大人社会への反抗とか単純な善悪の世界観への抵抗とか、そういうアンチテーゼ的な主張ってやつはティーン向けかもしれないけど幼児に向けて発信するってどうなんだろう。こういうこと書くと、子どもをバカにしていると言われるかもしれない。本当にそうなのかも。
ミキサーに土入れるの図には大受けさせていただきました。 予告見ると早くも偽者登場で、やっぱり自分1クールほど見逃してるんじゃないか疑惑が再浮上するのですが、自分的には各人休日の過ごし方が映ってるのがひどく楽しみです。
web拍手を押してくださった方へ。ありがとうございました。最近書くペースが落ちていますが、書くこと自体は楽しんでいます。これも励ましてくださる方のおかげです。 1日18時の方へ。成分解析試してみられましたか。笑えつつも妙に納得する結果がぽろぽろ出てくるのがなんとも不思議なんですよねえ。
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