気が付いたらまたひと月以上あけていました。 しかも何の説明もなくお目汚しな文章あげた状態で放置ですみません。 SS書いたの三年ぶりかもしんない……。
相変わらず、せっせとインプットしています。 いっとき理由もなく気持ちが低空飛行だったのは嘘のように色々楽しんでいますが、気持ちのアップに反比例するように体調はいろいろとアレで、病院に行きまくりです。 別に特段何かの病気というわけでなく、まあなんというか、とうとう更年期というやつかと。 思うに、気持ちがダウンしていたのも単に体調変化の前触れだったのかも。
まあ、そんなことはおいといて。
THE ICE 大阪公演のあとダンナの実家に腰を落ち着け、明くる日、なんばに「シャニダールの花」を見に行く。 なんか……すごく映画館の場所わかりにくかったんですが…… TOHOシネマズって本館と別館があって、別館はなんかパチンコ屋が立ち並ぶ通りの中。見つけられなくてうろうろしていて、自分と同じくらいのご婦人がパチンコ屋のサンドイッチウーマンに「TOHOシネマズってどこですか」と聞いていて本館を教わってるのに出くわしたんだけど、あれってもしかして自分と目的地同じじゃなかったのかなあ。自分も絶賛迷子中だから声掛けそびれちゃったけど。 設備もきれいにはしてあったけど古さは隠せない感じで、潰れた映画館を大手が買い取ったのかなあ、と。
観客は20人弱だったが、自分のような女性もちらほらだったけれど、圧倒的に多かったのは五十路以上と見受けられる男性だった。 はじめ意外に思ったけれど、すぐに、ああ監督の名前で見に来た層かと気づいた。 石井聰亙(現・岳龍)監督の作品を見たことはないけれど、数々の作品名やそれらがカルト的人気を誇っていることは知っている。 かつて熱狂的に監督作品を愛した男性陣に、この映画はどう受け止められるのだろう、などといくばくかの不安を覚えつつ鑑賞。
帰宅後ダンナや義母に面白かったかとたずねられ、即答することはできなかった。 何かが足りなくて、何かが多すぎた。 画面は美しかったと思う。 特に、女性を美しく撮ることに腐心していると思った。 正直、失礼ながら、インタビューなどに映っていた主演女優さんはそれほど美人と思わなかったのだが、スクリーンの中ではとても魅力的だった。 ただ、まあなんというか、これはもう一方的に自分に非があるのだけれど、施設に入所している女性たちの見分けがつかなくてね!別々の人を同一人物と思い込んで頭ごっちゃになった大馬鹿者だよ! だって着ているもの同じだし、髪の長さも変わらんし(泣)
うむ、まあ、何か不可思議なことが起こりそうだという雰囲気が漂いまくっていたのはよかったけどね。 個人的には中盤までの「何かが起こりつつあり、いつのまにかのっぴきならない状況に陥り、何かしらの破滅が目前にちらついている」状態でぶった切って終わってくれたほうが好みだった気がする。謎は謎のままにゴロンと放り出したままで。 終盤の、花の意図が見えてくる描写って、正直蛇足に思えた。綾野さんの泣き顔困り顔の大盤振る舞いは眼福ではありましたが。
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