ではでは、また思いだしては書き、に戻ります。
9月2日(月) 「パシフィック・リム」3D吹替版を見に行く。
夏に入り、ツイッターの自分のタイムラインに一つの映画のタイトルが流れ始める。 それが、ニコニコ方面からも、映画方面からも、オタク方面からも、とにかくあらゆるクラスタから流れてくる。 それが「パシフィック・リム」 夏前にちらりと予告編は見た記憶があるけれど、「怪獣とロボットかあ、また変な取り合わせで妙な画づらだな、ハリウッド産じゃ期待も出来ないな」とか思っただけだった。 しかし、タイムラインが妙に熱い。単に面白かったという感想じゃなくて、胸の滾りを抑え切れず、どうか皆見てくれ!という叫びに満ちている。 正直、迷った。 自分は古い人間だ。 最近のハリウッドの超アクション巨編、CG&スピード感バリバリ、畳み掛けるサスペンス!な奴にまるで付いていけていない。 でもって、最近の日本のオタクのトレンドもわからない。巨大な何かというとヱヴァTV版あたりで止まっている。 巨大なんとかっつって、ウルトラマンエースやタロウ、マジンガーZをリアルタイム、大学で初代ゴジラ見たくらいの人間なんですけど、いいんですかね。 とか思いながら、まあ騙されたつもりで見に行った。
むしろ、ド真ん中だった。 初代マンやセブンには間に合わなかったけどエースをリアルタイムで追い、小児科の待合室のウルトラ怪獣ビニール人形で遊び(買ってもらえなかったから)、超合金Zを欲しいと駄々をこねてあんなものチャチだと親にあしらわれた自分にこそ、直球ド真ん中な映画だった。 最近の美麗な映画に足りないもの、それはこの重量感だったんだ!と脳内で叫びまくった。 ズズーン ドカーン ブァッシャー そんな擬音がひたすら続く。 巨大な機体がヘリから切り離されて落下するとき、遊園地のアトラクションで落とされるときの腹の底がひゅーっとなる感覚がよみがえり、それだけでもこの映画は評価されるべきだと思った。
7年前に、一人の造形作家が個人で作った鉄製スコープドッグ(byボトムズ)を見たとき、せいぜい3メートルの鉄の塊の、圧倒的な重量感に打ちのめされた感覚が思い出されてならなかった。
そしてクリムゾン・タイフーンを見て、名張の五つ、とかつぶやいてしまったのはさすがに色々外し過ぎている自分。
9月17日には2D字幕版も見に行く。 やっぱり「モリサン、チョット オサエテ」は押さえておかないとね。
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