レイトショーに行ったので、人はまばら。
映画が終わった後、無音の中じんわりと灯りがつき、しばらく経ってようやく低いさざめきを残しながら三々五々散っていくという状況がなんともいえず。
無差別殺人と責任能力というテーマに、今年に入ってからのあの事件やこの事件を思い出しながら、それらよりも前にこの映画が作られ始めたのだろうと思うと暗澹とした気持ちになる。 自分が被害者に、あるいは被害者遺族になったら、と思うと……。 こういったことは、もう物語の中だけであってほしい。
内容についてこれ以上触れると激しいネタバレになってしまうので、パス。 テレビドラマの画面大きい版と片付けられない、凄味のある作品だった。 とりあえず、出演者全て(死体の方々も含めて)熱演すぎる。
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