1月は行く、2月は逃げる、3月は去る……とか言うそうで。 なんでこんなに日が過ぎるのが早いのでしょうか。
2月頭に母方の祖父母の十三回忌があり、父母と妹とともに大分まで行きました。有休を取って一泊多めに泊まり、久々の家族旅行も兼ねております。
京都から小倉まで新幹線。そして特急ソニック。前につばめに乗ったときも思ったけど、JR九州の特急ってデザインが本気だな。
祖父母の家はすでに処分済みなので、別府のホテルにて法要。 初日は親戚一同で普通に宴会となりました。 母や叔母が祖母に、叔父たちが祖父に顔立ちがそっくりになってきたことにしみじみとしました。 孫たち(うちら姉妹と従姉)は現状報告。 別府なので当然温泉を堪能しました。
二日目は十三回忌法要。ご一緒に、と渡されたお経を、ついつい謡の要領で朗々と読んでしまい、後からお坊様に誉められるやら親戚一同から感心されるやら…… 法要後の会食で、曹洞宗のお坊様の厳しい修業の話を伺いながら、頭の中に映画ファンシイダンスが浮かんでしょうがなかった。
解散後、家族のみで由布院へ。せっかくなので特急ゆふいんの森とやらに乗ってみたら、駅のホームからでも、列車の中でも、大きなカメラで写真を撮るいかにも鉄ちゃんという感じの人たちがいて、なにやらおかしかった。とりあえず、のれんの掛かっている列車なんて初めて見た。 ビュッフェ車両があるということなので妹と探検しにいくと、その手前に、そとの景色を見つつ立食できるような(および記念写真撮ったりできる)スペースがあって、ちゃっかり乗務員さんにシャッター押してもらいました。
由布院に着いたときは雪。かつ、そろそろ夕方。以前夏に来たときは気付かなかったけれど、けっこう標高の高い土地なので、九州といえどかなり雪が多くて冷える土地だそうで。 それでも根性で、商店街のほうへ妹と散歩しに行ったけど、もうほとんどのお店が仕舞い支度でした。 晩ご飯おいしかった〜&温泉快適で満足満足。
翌日はほぼ吹雪状態。もとから風邪気味だった妹の体調がますますすぐれないこともあり、散策は取りやめて、タクシー借りてピンポイントで回ることに。
まずは叔母の大プッシュのあった由布院高原美術館へ。個人で集められたという貴重なガラス工芸品が惜しげもなく飾られていました。一度に出し切れないので現在はボヘミアガラスをメインに展示中とか。また数年ごとにベネチアン、イギリスグラスなどと交換するそう。 館長さんの写真を撮ってもいいですよとのお言葉に甘えて片っ端から撮影しまくり。 見学の後はコーヒーを振る舞っていただきました。アンティークのブローチをひとつ記念に購入。ハートと白鳥をあしらったかわいいデザインです。
そのあと、ピンポイントでタクシーを止めて買い物。私はバルサミコ酢入り醤油を購入(笑)
昼食にだんご汁をいただいた後、タクシーで山越えして別府まで移動。特急ソニック→新幹線で京都まで。新幹線の中では母と外国文学談義。 予想外に寒くて風邪引きの妹には気の毒だったけれど、いい旅行だったと思います。
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