戦隊物がパワーレンジャーとして海外で放映されているのは知っていましたが(見たことないけど)、仮面ライダー龍騎が米国で作られて、このたび逆輸入。 東映チャンネルで放送が開始したので、さっそく見てみました。 15分程度のナビ番組があったのでそっちも。 ナビ番組では内容紹介の他に、今回流すのが日本語吹き替え版なので、日本語版キャストのインタビューと、米版キャストの記者会見の模様を流していました。 龍騎で秋山蓮役だった松田悟志さんは、蓮にあたるレン(そのままだな)役。 なんかザンキさんのほうの松田さんも出るみたい。 で、レン役の人は撮影が終わるまで龍騎を見なかったと言うけど、ある意味正しい選択だと思う。 ストーリーは龍騎とはだいぶ変わるようです。 なんか悪の組織についた仮面ライダーvs主人公たち正義の仮面ライダーということになるらしい。 なんか勧善懲悪というところがアメリケンだなと思ったりする。龍騎は勧善懲悪とはほど遠かったけど。どっちが良い悪いの話じゃなくね。むしろ勧善懲悪ではなかったからこそ当時自分は見ていてひどくつらかった。え、浅倉? 彼は悪じゃなくて本能に忠実なだけだし。 ゾルダにあたるキャラは悪の手先らしい。北岡センセ……(涙)
あ、「DRAGON KNIGHT」は龍騎&ナイトというわけじゃなく龍騎単体のことらしく、ナイトは「WING KNIGHT」らしい。
では軽ーく感想いきます。 ネタバレご容赦。
主人公は18歳の少年キット。(城戸からきてるということに見ていて気付かなかった……) 母はすでに他界。1年前に父が失踪。以来、施設に預けられるも、なぜか身に覚えのない窃盗などの疑いを繰り返しかけられる。 年齢制限の18歳に達して施設を出なければならない日、キットはガラスに映る父親の幻影を見る。父は「龍を探せ、契約しろ」と呼びかける。 そしてキットは町中でモンスターが人を襲うのを目撃する。
というわけで、だいぶストーリーは違っているようです。 とりあえず、お話としてまとまっていたような気はする。もちろんツッコミどころはあるけど。いきなり「はい、今日で18歳だから出てってね。新しい子が今から部屋に入るから」っていうのはなかろう。ていうか、荷物サックひとつかよ。 一瞬まさか御大が脚本書いてたりしてと思ったけど、それは現地の人らしい。
主人公は金髪で、ちょっと行動が浅慮という以外は、あまり真司を思わせるところはない。だいぶ幼い感じの子。 レンは黒髪短髪。で、すごい武闘派。マッチョではないけどゴツイ。それに蓮の声がかぶると、あの細腰細首が思い浮かんで違和感があったけど、見ているうちに慣れた。まあ蓮の時よりだいぶ声を太くしているし。ナビでのインタビューでは昔どおりのハスキーボイスだったので、意識して作ってるんだろう。 立ち位置的には令子さんと優衣を合わせたらしい女性ジャーナリスト(の卵)の声、本職の声優さんではないみたい、と思ったらファイズのまりちゃんこと芳賀優里亜ちゃんだった。
アクションは新撮と龍騎のものが混じっているらしい。1話のラストの、剣が降ってきた→空見上げ→折れた〜!?はそのまんまだった。昔のままのシーンはなんというか、CGがなんといっても7年前のものなので今から見ると若干ちゃちい。 どうやらカリフォルニアが舞台らしいのに、見ていていきなり光景が日本のものになったら違和感ないんだろうか、向こうの人。 気になったのが、新撮部分も日本版素材もアクションシーンの映像を少し早回ししている部分があるようにみえること。無駄に緩急がついてる。スピード感を出すためなのかもしれないけれど、動きが軽く見えて、力強さが足りない。
主人公が龍と契約するのがなんの葛藤もなく先走りすぎなのがちょっと残念かな。なんかとりあえず自分も戦ってみたいから受け入れてみましたな感じで。 2話目にしてカニ出た〜。でも名前違うみたい。
自分にとって平成ライダーで一番思い入れ深いのは龍騎で、今でも思い出そうとすると胸の痛みを伴うんだけど、なるべく別物と割り切って、楽しく見たいと思っていますよ。
|