実は少し前に書き上げていたんだけど、なんだか時期を逸してしまった感があるし、キモ痛さ満載なので、もう出さずにおこうかと思ってたんです。
でも昨日ふと昔書いた龍騎映画の感想とか見返して、自分がイタイのはもうずいぶん前から晒しまくってるじゃないかと、いまさら取り繕うのはやめにしました。
で、キモ痛い感想です。 読んでも筋とか肝心なところはさっぱりわからないですあしからず。
とりあえず、まあ1回目のおぼろな記憶。
映画館で、モモタロスのなつやすみが始まったとき、なんかこう胸がキューッとしてしまったのだよ。 自分にとってやっぱり「映画」というものはなにか「特別」なもので。スクリーンで見るということは家でブラウン管で見るのとは違う価値を持つのですよ。 好きなものがスクリーンにかかるという、その事自体が自分をときめかせ昂揚させるんだよね。 だからモモなつが始まった時点でもう、むしろ切ないような気分になっていた。
あと、観客の反応が気になるよね。自分が好きなものを他の人がどう受けとめるかって。
笑いの渦からライダー映画本編へ移るって、ハリケン龍騎の時を思い出すよな〜。
冒頭の宝石泥さん翻弄する憑依タロスたちの順繰りの登場で、それまででも充分高鳴っていた胸が、キンちゃんが出たときにドキーンと跳ね上がって、口元に手をやってしまった。結局その手は映画終わるまで下ろされることはなかった。 K本条が好きすぎて、K良太郎にずっと違和感抱いていたはずだったのに、ああキンちゃんだと、カッコイイと思った自分に驚いた。 映画版リュウタロスダンサーズには笑った。いったいどこから出てくるんだよあのタップダンサー。いやR良のブレイクダンスは凄かったけどさ。男ばかりのむくつけき撮影現場に華が欲しいという意向なのかしらん。映画の晴れ舞台に出られなかったリュウタロスダンサーズカワイソス。 あー、どういう書き方をしていったらいいんだろう。 あちこちの感想見ると、何度も見たいという人もいれば、テレビ本編との露骨なタイアップに見る前から萎えている人もいたし、期待しすぎて失望している人もいた。 自分的には二回見てもう一度見たいくらいに好きだけど。 CMで売りにしていた恐竜時代とかいろんな時間のタイムスリップって実はほんのちょっとで全然重要な場面じゃないんだよね。ほしのあきもちょっぴりの出番だし。 映画の肝は全然別のところにあるわけで。 良太郎とモモの絆。これに尽きるんじゃないかなあ。 もうすでに他の人が書きまくってるけど、やっぱり夜の屋根のシーンが切なくて切なくて。この姿も名前もお前が……って、モモどんだけ良太郎のことが好きなんだよ。(いやその一方で、モモの中の人高所恐怖症のはずなのにあんな高いところの撮影大丈夫なんかなあなんてアホなこと考えてる自分がいたわけですが) 思い出してもらえなくて立ち去る後ろ姿が本当に泣いていて。自分、モモの後ろ姿が好きだなあと思う。ものすごく男前に見える。4話の「ごめんなさーい」の後のくるりと向くときとか、18話の立ち去りかねつつ、良太郎を振り向きながら、どこか決意を込めたように立ち去るときとか、物語全体の中でも特に重要なシーンに見せるモモの後ろ姿がすごく好き。
もう、思いつくままに書いてみようか。
2回見たけど、わからないところはわからなかったな。 モモが小太郎には憑けて、良太郎にはなぜ憑けなかったのか、とか。 モモが実体化できた理屈とか、テレビでウラキンリュウが消えそうになった理屈とか。 そいえば小太郎の子うまかったなあ。きちんとモモが憑いてたもんなあ。 M小太郎がゼロライナーで足をテーブルにのっけてるのをデネブがペシンとたしなめてるのがすごく可愛かった。 デネブといえば、王子に料理番扱いされて、「おいしいと言われた」と嬉しそうにしてる姿がすさまじく可愛かった。あのデネブが頬を赤らめていたように幻視した人がいたのも無理はない。ゆーとも普段からおいしいって言ってあげればいいのに。
可愛いといえば牙王さまも必ず何かしら食べてるところが妙に可愛かった。手づかみでもしゃっといったオーナーのチャーハンはとても美味しかったそうです(パンフの中の人インタビュー)。変身時の陶酔ポーズとか、「食ってやる」とか「消・え・る♪」とかの台詞とか、なんともいえない存在感でした。特に食ってやる系の台詞は腐女子的に美味しすぎるだろう(実際帰りしのお嬢さん方がマシンガントークで触れまくってたし)。
ああ、でも見てるときは周囲の腐女子的反応あんまり気にならなかったな。結構みんな真剣に見ていてそんな騒ぐ子いなかったし、こっちがスクリーンに集中していていたし。
良太郎と小太郎が写真を無くしてしまって両親の顔も思い出せないという話をしているのを聞いていたハナさんがすごく切なそうな顔をしていたけれど、思い出すべき人々すべてを失ってしまったハナさんのほうがもっとつらいんじゃないかと思うのだけれど。
おっと、忘れるところでした。王子はあくまでも王子で(笑) ハナさんにモモごと古雑誌で砂としてはたき出されてるのには笑った。どこまでも勘違いでどこまでもマイペースで、そしてどこまでも美しく優雅な王子。あのまま時を過ごして、2007年にも存在してるのかな、王子。
恒例ライダーOBゲスト、見もしていないのにカブトのたどこーさんはすぐにわかったくせに、忍者なトドロキくんには気が付かなかったよ。
檻を抜け出したタロスたち、キンちゃんがまず「待たせたな」とハナさんのところに来たのに萌えた。うん、モモハナがお似合いだとはわかってるんだけど、キンハナの夢も捨てられない私。ところであの各々の武器はいったいどこからきたんでしょうねえ。
ところでガオライナーの製作地が古代メキシコってそれいったいどうゆう。 そこだけ画面のノリが変。
そうそう、ミニソードかっこかわいかったす。
動きとかどうしようもなくへなちょこなんだけど。 モモのこと思い出して、牙王に「時を壊させはしない」とか言っている良ちゃんは格好良かった。 私、たぶん、良ちゃんに「可愛い」という形容をしたことはないと思うんだけど……。 体力技能的には最弱かもしれないけれど、良ちゃんは平成ライダーの主人公の中で1、2を争う心の強さを持っていると思う。
嬉しくて準備体操とか言いながら飛び回ってるモモとそれを見守る良太郎がなんとも微笑ましい。 それにしても、12月のはずなのに、差し込む日差しが初夏のそれで、1月の話なのに空の色が明るかった龍騎映画を思い出す。 戦闘シーン、ロングや集合シーンはともかく、各々の戦闘の時の各フォームはやっぱり高岩さんかな。 電車戦、ドリルはやっぱり強かった。(ああそういえば一回お目見えして以来テレビじゃゼロライナーの戦闘ないやな) 安易に失った写真を取り戻すんじゃなくて、両親の面影を心に焼き付けさせるオーナーは粋です。 一回目見たときはあの消滅予告を見てたから、いったいこれのどこがあれを引き起こすのかとラストシーンを楽しんでいられなかったけどね。
なんか、書いておくべきことをいろいろ忘れているような気がするけれど、それは自分の中で今さら言葉にするまでもなく染み込んでいるものなのだと思って、とりあえずここまでにしておく。
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