++たらたら日記++

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旅行の顛末

 寝床の中でボウケン見つつ、そろそろ準備せねばと思っていたときにかかってきた一本の電話。大阪−奄美大島間の飛行機が飛ばないため中止、というお知らせでした。
 それから午前いっぱいかかってネットと首っ引きで行き先の検討。なにせ連休の中日なのでどのパックも満員御礼。
 結局、前にダンナが出張で使ったという沼津の格安ビジネスホテルを押さえ、そこを拠点に伊豆を廻ろうかと言うことになりました。
 後は延々高速の上。途中ちらほらと降られました。5時間ほどかかって沼津に到着。宿はほんとにベッドとユニットバス以外人の通るスペースしかありません、というやつです。宿からほど近い温泉施設に出かけて湯に浸かり、いかにも国道沿いのレストランという店で食事をし、土産物センターをちょろっとひやかしてこの日の日程は終了。ダンナは前の出張で食べ損ねたビッグエビフライを食してご満悦。
 二日目。宿に置いてあったチラシ類をもとに検討し、まず土肥金山へ。佐渡の金山にも行ったことがあるけれどあれはいかにも立派な資料館。こっちは実際の坑道をそのまま利用した見学コース(あちこちでマネキンが動く動く)で、臨場感がなかなかよかったです。くりぬかれた坑道の高さに江戸時代の平均身長に思いをはせたり。
 次に、これは私の希望で、松崎の、伊豆の長八の記念館&美術館へ。伊豆の長八(本名入江長八)とは江戸から明治にかけて活躍された鏝絵(こてえ)の作家です。鏝絵というのは土塀に漆喰を重ね塗りして盛り上げ、立体的な絵を描いたものだそうですが、長八さんはそれを芸術作品にしてしまったそうで。春の山で梅見をする人々や富士参詣の様子など、芥子粒のような細かさで描かれた作品をルーペ片手に見るのも良かったのですが、個人的には水墨画の世界を立体化した作品群に妙に惹かれました。
 昼は美術館の向かいの食堂へ。一見実に簡素な……というかぶっちゃけちゃちい建物で、ガラスの引き戸に手書きのメニューを貼り付けているような侘びしさ加減から、あまり期待はしていなかったんです。席にあったメニューも古びていましたし。が、妙に定食の値段が高い。とりあえず注文しましたが待てど暮らせど出てこない。まあ、こちらもガイドブックを広げて次の予定をああでもないこうでもないとやっていたので別によかったのですが。ようやく運ばれてきた料理は……どーんと炊きたて釜の飯。私はアジのたたき茶漬けだったのですが、丼一杯どうみても一匹丸ごと捌いた量のアジ。他にもトビウオ丸ごと一匹、イカ丸ごと一杯、と豪勢なことこの上なし。炊きたてご飯に捌きたてアジを乗せ熱々の魚汁をかけて、自家製のにんにくしょうゆを味付けにしたらば、このうえない美味。ああ、酒が欲しかった。ある意味この食事が自分的に今回の旅のハイライトだったかも(笑)
 その後は、道の駅を転々と。うちの車にはナビが付いていないのですが、この旅では携帯のナビ機能をフル利用。おもしろいですね、これ。
 天城で滝を見た辺りでぼちぼち日も斜めに。
 どこか外湯に入って〜食事どころ決めて〜と思っておりましたら、義母が観光案内所に飛び込んで、そのすぐ近くのお宿をゲット。ビジネスホテルはキャンセルです。
 やはり、義父母たちにとっては旅といえば上げ膳据え膳でお床をのべてもらい、翌朝立つまでに好きなだけ湯に入るというものでないと納得できなかったようです。ミンミンゼミとヒグラシ、鈴虫が競演し、せせらぎの聞こえる良いお宿でしたよ。
 三日目。ガイドの巻頭に載っていたワイナリーに行ってみたい、と突発的に私がわがままを言い、携帯ナビに従って山中の別荘地をくねくね回った末ようやく到着。がしかし、貸切の催しがあるとかで臨時休業。まあこんなものさ。
 あとはひたすら帰路に。沼津インター前で土産買ってお昼して、延々と高速の上。帰宅すると義母はさっそく土産配り。元気です。
 夕飯をいただいた後、滋賀へと戻りました。
2006年09月20日(水) (日記)

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